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パフォーマンスチームSVTがF150をオフロードチューン FORD F150 SVT RAPTOR


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最強トラック“RAPTOR”を手に入れる 1st model
2010-2016 FORD F150 SVT RAPTOR

オフロード走行を意識したハイパフォーマンスピックアップトラックという、新ジャンルを生み出したフォード・F150ラプター。その人気は本国でも絶大であり、日本でも憧れのモデルとなっている。ラプターとはどんなモデルなのか、そして、ラプターを手に入れたオーナーを紹介していこう!

2010年SVTラプター登場!

フォードのハイパフォーマンス部門であるSVTが、F150をベースに開発を行なったのがSVTラプターだ。6.2ℓV8エンジンに6ATを組み合わせ、サスペンションも強化。強烈なまでに強化されたSVTラプターは、F150とはまったくの別物となっている。

 

ラプターの開発を担当する

SVT

とは一体ナンダ?

SVTとはフォードの「スペシャル・ビークル・チーム」の略で、フォード車をベースにバランスの取れたハイパフォーマンスのモデルを制作する部門。1991年に結成され、1993年のマスタング SVT コブラ、 F-150 SVT ライトニングの発表でデビューする。ベースとなる車両は限定的で、マスタングやF150の他に、フォーカスやミドルサイズセダンのコントゥアにも設定されている。

「こんなスーパートラックが、こんなにリーズナブルな価格で売られるなんて!?」。圧倒的な走りの良さに、筆者の開いた口が塞がらなかった。2009年の春、テキサス州ダラス郊外の牧場を借り切った、フォード主催のラプター専用のメディア試乗会。筆者の自宅にほど近い、広大な敷地だった。この頃、フォードのラプターに対する力の入れようはハンパなかった。2008年11月、ラスベガスで開催された自動車アフターマーケット見本市・SEMAショーで正式デビューしたラプター。全米各地でメディアやディーラー向けのラプター専用試乗会を実施していたのだ。そうした中で、全米で最も数多くのピックアップトラックが販売されている州であるテキサスでのプロモーション活動は「本物を良く知る皆さまに、ラプターの魅力を十二分に味わっていただきたい」という、ラプター開発チームの熱い思いがあった。開発チームとは、SVT(スペシャル・ヴィークル・チーム)の面々である。コースレイアウトは大きく2パターンあった。ひとつは、時速50マイル(80キロメートル)程度でアクセル全開、大きくステアリング、そしてハードブレーキングを試すコース。もうひとつは、断崖絶壁の細い道で、かなりの急こう配を登ったり、そして下ったり。助手席にはSVTのテストドライバー、後席にはフォードの広報担当者がつきっきりで、それぞれのシチュエーションでの車両装備の役割について詳しく解説。こうした初試乗してみて、何に驚いたかというと「これがあのF150なのか?」という点だ。外観では、ボディが7インチ(約18センチメートル)ワイド化され、フロントフード(ボンネット)やラジエターグリルは専用化。さらにAピラーの取り付け位置が変わるなどアグレッシブなのだが、とにかく走りはノーマルF150とは全く別モノなのだ。パワートレインが6.2ℓV8(最大出力411馬力)と6速オートマチックの組み合わせで、圧倒的な出足の良さは当然感じる。だが、それ以上に、とにかく「足が良く動く」のだ。サスペンションの基本構造はノーマルF150に準拠するが、サス各部の補強に加えてフォックス製の超上級ショックアブソーバーを完備した。どのような場面でも、タイヤと路面の設置感が極めて高く、急こう配でも高速でのS字走行でも安心して大胆な走りを楽しめるのだ。これだけのパフォーマンスを、米現地価格5万ドル強(500万円強)で実現してしまうフォードの技術力に脱帽した。

Specifications 2011 FORD F150 SVT RAPTOR Super Crew

●全長/5895㎜ ●全幅/2192㎜ ●全高/1991㎜
●ホイールベース/3688㎜ ●車両重量/2850㎏
●エンジン/6.2ℓ・V8 SOHC トランスミッション/6AT
●最高出力/411hp/5500rpm ●最大トルク/60.0㎏-m/ 4500 rpm

スタンダードのF150と比べ7インチワイドボディとなる。ハーフドアのスーパーキャブ、4ドアのスーパークルー(2011年より追加)があり、同じ5人乗りだが、スーパーキャブは全長が292㎜短くなる。ベッドサイズは同じ。ボンネットは専用設計。タイヤはBFグッドリッチ・オールテレンTA/KO 315/70/17で、ホイールはSVT専用設計の軽量&高剛性の17インチとなる。

オフロードレース「バハ」を意識し、サスペンションは大幅に改良。基本構造は同じだが、各部を補強し、アルミ製大型ロアアーム、FOX RACING製リザーバータンク付きショックアブソーバーを完備。スタンダードのF150との走行性能の差は歴然で、大胆な走りが楽しめる。

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エンジンはデビュー当時は5.4ℓV8が主力で、オプションで6.2ℓV8が設定されていた。2012年型からは6.2ℓV8のみになる。最高出力は、5.4ℓV8は320hp、6.2ℓV8は411hpを発揮。トランスミッションはいずれも6AT。

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撮影車両は4ドアタイプのスーパークルー。同じ5人乗りとはいえ、ハーフドアのスーパーキャブと比べると2列目の足元はかなり余裕がある。一般的なセダンと比べても広い印象だ。座面を跳ね上げて荷物を収納することができるのは、トラックならではの仕様。

基本的な構造やデザインはスタンダードのF150と同じ作りだが、センターにヒルクライムシステムやオフロードモードスイッチなどが備わる。

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撮影車両/オートギャラリー東京
東京都町田市鶴間8-13-2 TEL/042-799-5222
http://www.autogallery-tokyo.jp/

文/桃田健史

アメ車マガジン 2018年 6月号掲載


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