全マスタングオーナーの駆け込み寺的存在のお店【ガレージK&M】

30年近くにわたり、日本のマスタングオーナーを支え続けてきたガレージK&M。創業した浦安で15年間、市川では13年間営業を続けて来たが、2021年の10月に、同じ千葉県でも柏市に移転。リニューアルオープンを果たした新店舗を紹介しよう。
ビンテージマスタングに加え、様々なフォード車を得意とする
THE VINTAGE
GARAGE K&M CLASSIC MUSTANG & FORD DEALER
全マスタングオーナーの駆け込み寺的存在のお店
2022年で29年目を迎える、老舗マスタング&フォード専門店のガレージK&M。とくにビンテージマスタングに精通しており、車両の販売だけでなく、マスタングのウイークポイントにも精通しているので、メンテナンスを依頼するオーナーにとって、非常に心強い存在だと言えるだろう。
代表の松岡社長は、本誌のイベント「amZ」でも司会・進行役を務めてくれるなど、非常に個性的&強烈なキャラクターの持ち主。そのため、日本のアメ車界を代表する人物の1人と言っても過言ではない。
そんな松岡さんに新店舗について伺うと「本当は、もう少し小さくするつもりだったんだけど、良い物件がなくてね。結局それなりの大きさになっちゃった」と語るだけあって、リフト付きのピットは非常に広く、その手前のスペースにも10台近く保管できるほど。市川のお店を知る人なら分かるかも知れないが、むしろ前のお店よりも広くなった気がする。
お店の場所は柏市の中心部から南に位置しており、住宅街からも離れたところにあるので、ある意味隠れ家的な存在とも言える。高速道路からのアクセスは少々遠いが、東京外環道の松戸ICから約10kmといったところ。
ビンテージマスタングはもちろんだが、新たしいマスタングやそのほかのフォード車も得意とするので、カスタムやメンテナンスなど、アメ車ライフをもっと快適にしたいと思う人は、一度相談してみてはいかがだろうか?
K&Mの守備範囲は、まさにマスタングの全て。クルマを販売するだけでなく、その後の車検&点検までしっかり対応してくれる、面倒見の良いお店と言える。ビンテージモデルの場合は、エンジンのフルオーバーホールも当たり前のようにこなしてしまうので、オーナーにとってこれほど心強いものはないだろう。「最近はビンテージモデルの価格がさらに高騰しているから、手放す人も少なく、その分整備にお金をかける人が増えているかな?」と松岡社長は語る。ピット内の車両を見ると、近隣だけでなく関東一円から来店していることが分かる。
ガラスのショーケースの中には、マスタングにゆかりのあるレアなアイテムがギッシリ。ジッポライターやミニカー、キーホルダーなども展示中だ。また、エンブレムや細かなパーツなども数多くストックしている。自分でコツコツパーツを揃えてレストアするのは楽しいが、いっそ思い切って任せてしまった方が手っ取り早く、その方が愛車の美しい姿を早く眺めることが可能だと言えるだろう。
お店の場所は道路よりも一段高いところにあるが、アメリカの国旗をイメージした看板があるので一目でココだと分かる。店内には歴代のマスタングポスターを始め、アメリカのクルマ文化を感じられるサインプレートなどもあり、これだけでも一見の価値アリ! ビンテージのガムボールケース(中身も当時のママ!)もあるのだが、ちょっと写真でお見せしない方が良いので、それは自分の目で確かめて欲しい。
ガレージK&M
住所:千葉県柏市逆井1444TEL:047-128-7277
営業時間 10:00-19:00
定休日 火曜日
https://www.garagekm.com/

PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2022年4月号掲載
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