【ビッグバーンモータース】築き上げた知識と経験が信頼の証。

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アメマガ2023年8月号

アメマガリコメンドショップ

ビッグバーンモータース

埼玉県

創業37年。アメ車に完全にシフトして30年になる埼玉のビッグバーンモータース。創業当時から整備に力を注ぎ、その長い知識と経験を頼りにするオーナーは数多い。

アメマガリコメンドショップ


整備をメインに創業37年を迎える整備の老舗
本当にアメ車が好きなオーナーを助けたい

埼玉県川口市にあるビッグバーンモータース(以下BBM)。埼玉県近郊で長くアメ車に乗るオーナーには、その名前は広く知れ渡る。なにせ今年で創業37年であり、創業から一貫して整備をメインに行なってきたことから、これまで数多くの「整備難民」を救ってきている。まさに、アメ車整備の老舗中の老舗。代表である小宮氏は、その豊富な知識と経験から、古くからアメ車マガジンのメンテナンス指南として度々登場もしている人物だ。

小宮氏はBBMを立ち上げる以前、欧州車の整備士としてキャリアをスタートさせているが、「乗る人をワクワクさせるエンジンの鼓動や、整備すればするほど良くなっていくアメ車の性質に魅了された」として、30年前からアメ車一筋。「今でもアメ車は壊れると言うオーナーは多いけど、欧州車とアメ車を整備してきた身からすれば、そんなことは無い。消耗品の耐久性でいえば欧州車の方が弱いかな。それなのにパーツが高い。逆にアメ車は交換する消耗品の数が多いけど、パーツの耐久性は高いし安い。ざっくりと言えば、欧州車は高いお金を掛けて消耗品を交換して車両の状態を100%にしないと乗れないけど、耐久性が弱いから100%の状態は長く続かない。一方アメ車は、部分ごとに細かい消耗品が複数絡んでくるので、100%の状態にするのは非現実的だけど、80%の状態を維持しながら長く乗ることは可能。だから、その状態を維持するために定期的な消耗品の交換が必要になる。でも消耗品の耐久性が高いから、大きなトラブルに遭うまで乗り続けるオーナーが多いよね。少しでも長くアメ車に乗って欲しいから、微力ながら伝えてはいるんだけど…」。

往年のアメ車を好きで長く乗って欲しい。そうした観点から現在BBMでは、整備対象を50~90年代に絞って作業を受け付けている。「もちろん現行車の整備をすることも可能だけど、俺も今年で還暦だし、勝手ながら現行車は若い世代の整備士が在籍するショップさんに任せたい。自分は、このご時世でも50~90年代のアメ車を大事に乗っているオーナーを助けていきたいね」。

整備対象を絞る方向にシフトしたものの、創業から変わらないものもある。それはオーナーとのコミュニケーション。近頃、一部の業者で利益追及の偽装整備が問題になっているが、BBMは車両状態報告、整備の手順、交換パーツの報告を、写真を交えてのやり取りは欠かさない。「整備してハイサヨウナラでは、僕も楽しくない。やっぱりオーナーの喜ぶ声を聞きたいから、お店からは中々帰しませんよ(笑)」。そうした会話からお互いに信頼関係が生まれ、BBMを頼りにする常連はとにかく多い。

 

50~90年代の車両に乗り、整備で信頼できるショップを探しているのなら、BBMの訪問も検討の価値ありだ。なお、決して頑固親父ではないのでご安心を(笑)。

リフトがあるピットの奥は、まさに昔ながらの職人が居る整備ショップの雰囲気。小奇麗なショップも確かに良いが、この雰囲気の方が安心できると思えるのは、古い人間だけだろうか。各種テスターや、タイヤチェンジャー&バランサーも完備。

BBMのデモカーである、ラットスタイルの1946年型シェビートラック。車両は自社輸入したもので、車両やパーツは本国から迅速に取り寄せることも可能。

いつまでも現役で走って欲しいと、現在は基本的には50~90年代のアメ車に絞って集中整備を行なっている。

代表の小宮氏は生粋のハーレー乗りであるため、ハーレーの整備やカスタムでショップに訪れるオーナーも多い。

二級整備士の資格を持ち、23才の若さで独立しビッグバーンモータースを立ち上げた小宮氏。30年前にアメ車に完全シフトし、車両販売よりも整備をメインに行なってきたことで、アメ車整備の知識と経験は群を抜いて高い。


SHOP DATA
BIG BANG MOTOR'S【ビッグバーンモータース】
所在地:埼玉県川口市芝 3965-1
TEL:048-269-0123
URL:http://www.bigbangmotors.jp/
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定休

川口市内の産業道路沿い、黄色い看板が目印のビッグバーンモータース。外環自動車道ICからも近く、遠方からでもアクセスは良好。店舗の駐車スペースは限りがあり、店舗前の産業道路は交通量も多いため、来店の際は事前に電話すると駐車もスムーズだろう。因みに、お隣の十勝甘納豆本舗は、埼玉だけにしかない和菓子の専門店。来店ついでにお土産購入もありだ。


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン2023年8月号掲載


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