通称「旧マスク」と愛着を込めて呼ばれる初代アストロ
1994 CHEVROLET ASTRO
Wonderful VAN Life -素晴らしきバン生活-
1994 CHEVROLET ASTRO
シンプル・イズ・ベスト!旧マスクをスッキリとアレンジ
かつて一大ムーブメントを巻き起こしたアストロ。アメ車マガジンが創刊したのもそれがきっかけだが、派手なイメージが強い第二世代に対し、初代は比較的シンプル。そんなキャラをより強調したのが東海カーズのアストロだ。
実走行4万マイルでコンディションも極上
通称「旧マスク」と愛着を込めて呼ばれる初代アストロ。日本にアストロブームが到来した頃はまだまだ日本車がコンパクトで、アストロでさえ「デケぇ!」と感じたほど。だが、今改めて見てみてもこのショートの場合、全長は4.5m。幅こそアメリカンサイズだが、思ったほど長くはない。つまり、想像しているよりも遥かにコンパクトで、日本の道路事情に適したミニバンと言えよう。そう考えると、アストロブームは起こるべくして起こったという訳だ。

さて、2代目と比べるといささか質素に感じる初代アストロ。これをさらにシンプルに仕上げた個体が、現在東海カーズに在庫中だ。「東海カーズって、ビンテージのマッスルカーしか置いてないんじゃないの?」と思うかもしれないが、半分正解で半分は間違い。この94年型のアストロも既に四半世紀以上経過した個体なので、もはやれっきとしたビンテージカーと言っても差し支えないだろう。
そしてこのアストロ、新車で輸入された個体だが、走行距離は未だ4万マイル! 車内はもちろん、エンジンルームも非常に綺麗で、年月をまったく感じさせないほど。そんな良好な個体だが、敢えてルーフレールやモールを綺麗にスムージング。さらにはリアバンパーもロールパンに交換。元々直線基調でスッキリとした外観だったが、さらに贅肉を削ぎ落とし、シャープなスタイルへと一新している。
ボディカラーは非常に鮮やかなメタリックブルーにオールペンしており、季節は真逆だが、真夏の海に似合いそうな雰囲気を漂わせている。
フロントバンパーやホイール、さらにはアンテナ部分にメッキをさりげなくあしらい、西海岸で走っていそうな佇まいを演出。もちろん足もとはアメリカンタイヤの代名詞と言えるBFグッドリッチをチョイスし、機能と個性の両面を追求する。駆動方式は2WDだが季節を問わず街乗りからアウトドアまで幅広く活用可能。まさに本当の意味でのマルチパーパスビークルで、キャンプのトランスポーターとしても、最適な1台だ。
インテリアは基本的にオリジナルのままだが、インパネの中央には9インチのナビをセット。実走行4万マイルなので車内の痛みも少なく、コンディションは非常に良好。まだまだクルマも走りたがっているので、次のオーナーに立候補してはいかがかな?


フロントバンパーはメッキタイプに、リアバンパーはロールパンに交換し、グリルはボディ同色にペイント。サイドモールやルーフレールもレスにしており、スムージングの処理も非常に美しい。またマフラーは敢えて見えない様にダウンテールに変更している。

オリジナルの状態をキープするインテリア。シートの表皮はファブリックで、走行距離の少なさに比例して、痛みはほとんど見受けられない。テールゲート部分にはエアコンの吹き出し口も設けられているので、大人数で乗車しても快適に移動可能だ。

搭載するのはV6・4.3?のW エンジンで、アストロ史上一番高出力を誇るエンジン。エンジンルームは非常に綺麗で、補記類も新車同然と思えるほど良好なコンディション。25年以上の月日が経過したとは思えないほどで、まだまだクルマが走りたがっている様に思えるほどだ。

2代目と比べると、エクステリア同様インテリアも直線基調でデザインされている。ステアリングはウッドに交換されており、インパネ中央には9インチナビを装着。オドメーターを見てみると、確かに40,701マイル。まだまだこれからといった走行距離だ。
THANKS:東海カーズ
TEL:0533-86-8890PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 3月号掲載
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