ダッジD100ワーロックは知る人ぞ知るニッチな存在

ピックアップトラック

ダッジ

D100 Warlock

ワーロック

アメマガ2021年9月号

AMERICAN TRUCKS

1978 Dodge D100 Warlock

AMERICAN TRUCKS -ピックアップトラックの無限なる可能性-


1978 Dodge D100 Warlock

ダッジの特別仕様車クール過ぎる「ワーロック」

正統派ワークホースのステップサイドに限定したDodgeトラックのスペシャルモデル。“リトルレッドエクスプレス”同様のアプローチながらも、よりクールな“ワーロック”は、激レアでコレクタブルな存在。

知る人ぞ知るニッチな存在のスペシャルモデルのワーロック

とにかくピックアップトラックが人気のアメリカでは、商業車としての需要だけでなく、キャデラックやリンカーンなど、SUVとしてのニーズを踏まえた高級志向のモデルもラインナップしている。


総合的な魅力で選ぶなら、近年のクルーキャブとなるが、アメリカンなピックアップトラックといえば、何といってもショートボックスのステップサイドだ。リヤタイヤハウスと荷台がそれぞれ独立したデザインは、戦前から受け継がれるトラックの王道スタイルだ。しかし、積載量やスタイリングなどを追求すれば、キャビンから荷台が延長線でデザインされるいわゆるフリートサイド(GMの名称)の方が主流。そんな中で、ダッジのD100のスペシャルモデルである「リトルレッドエクスプレス」やこの「ワーロック」では、ステップサイド(ダッジでの名称はユーティーライン/utiline)に限定しているのがポイント。


ゴールドのピンストライプや、ウッドのサイドレールをあしらったクラッシックなアプローチが当時のトレンドを反映して魅力大なのだ。「ワーロック」は、リトルレッドの特徴だった煙突型マフラーが騒音基準をクリアできない地域のためにディーラーオプションとして誕生したモデルなのだ。


それだけに、知る人ぞ知るニッチな存在で、この個体はリトルレッドエクスプレスなどの、ピックアップトラックを乗り継ぐ熱烈なファンによってアメリカで探し当て輸入されたもの。オリジナル状態を保持したコレクタブルな存在ながら、日常使用から愛機インディアンの運搬など、あくまでもトラックとしてカジュアルに使っているのがカッコ良い。

1978 Dodge D100 Warlock

曲線を基調としたデザインなだけに、ユーティーライン(ステップサイド)がよく似合う。専用のカラーリングやウッドのサイドレールの採用で年式に対してクラッシックな印象。エッジの効いたデザインの同年代の他社モデルと比べると、全体的に引き締まって若干小さく見える。

IMG_5591 IMG_5595

ダッシュの形状や計器のレイアウト、ステアリングやドアパネルなど、70年代のマッスル系のモデルに通じるデザインで魅力的。外装にあわせてあしらわれたピンストライプが魅力大。ホールド性の良いセパレートシートにして、センターシートによってベンチを兼ねる。

IMG_8346_

ブラック&ゴールドの色調や、ピンストライプによる専用ステッカーなど、70年代のファクトリーカスタムを象徴するアプローチが今こそ魅力大。スポーティなパッケージでは“スウィプトライン(”フリートライン)が主流だったのに対し、“ ワーロック” ではオーセンティックな“ ユーティーライン”(ステップサイド)なのがポイント。

IMG_8345_

スロットタイプのクロームホイールは、“リトルレッドエクスプレス” でも採用されるストックのスチール製。フルサイズながら、いわゆる1/2トントラックなので5ラグ。ファイヤーストーンのホワイトレタータイヤ(235/70R15)が全体の雰囲気にマッチしている。

IMG_5620

38~440まで、4種のV8エンジンの中でも71年から93年まで主力となった360(5.9ℓ)エンジンを搭載。180hp程度ながら、リッチなトルクで車重を感じさせない軽快な走り。この個体のオーナーのもう1台の愛車70チャレンジャーから降ろした440エンジンに換装を計画中。


Photo & Text 石橋秀樹
アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

最新記事


2026/09/07

【1968 シボレー シェベル ワゴン】半世紀以上前のアメ車をサラッと日常使いするのが粋

ステーションワゴン

シボレー

アメ車を知れば知るほどに、旧車に興味を持つ傾向にあると以前も話したことがあるが、まさにそのセオリー通りの展開。4年前に本誌で取材したYOSUKEさんの新しい相棒を公開。

2026/09/03

【ジープ パトリオット】独自の色とツートン化で、現代風にアップグレード

SUV

ジープ

「色が変わるだけで、まったく別のクルマのように見える!」そんなマジックのようなカスタムを得意とするのが、トップスピード。乗用車ライクなパトリオットが、俄然オフロードカーらしく見えてくる!

2026/08/31

【EDGE CUSTOMS CHALLENGER S】年月の経過を感じさせない 魔力を感じさせるフォルム

クーペ

ダッジ

ボディワーク

流行を追い求めるカスタムの場合、月日が経つとどうしても古さを感じることがある。だが、このチャレンジャーSはどうか?2019年に10台限定で販売されたが、オリジナリティ溢れるスタイルには、一切の曇りも見られない。

2026/08/27

2026年6月28日(日)に開催されたアメマガ祭り 2026 in Osakaのエントリーユーザーを一気見せ④!

アメマガミーティング

イベントレポート

アメマガ祭り 2026 in Osaka
泉大津フェニックス
2026.06.28

ランキング


2026/09/07

【1968 シボレー シェベル ワゴン】半世紀以上前のアメ車をサラッと日常使いするのが粋

ステーションワゴン

シボレー

アメ車を知れば知るほどに、旧車に興味を持つ傾向にあると以前も話したことがあるが、まさにそのセオリー通りの展開。4年前に本誌で取材したYOSUKEさんの新しい相棒を公開。

2020/09/01

マスタング史上最強のBOSS 429、859台にのみ搭載された極めて希少なBOSS 9

クーペ

ビンテージ

フォード

1969 Ford Mustang Boss 429

2026/08/31

【EDGE CUSTOMS CHALLENGER S】年月の経過を感じさせない 魔力を感じさせるフォルム

クーペ

ダッジ

ボディワーク

流行を追い求めるカスタムの場合、月日が経つとどうしても古さを感じることがある。だが、このチャレンジャーSはどうか?2019年に10台限定で販売されたが、オリジナリティ溢れるスタイルには、一切の曇りも見られない。

2023/04/10

多くのアメ車を所有するもずっと頭から離れなかった憧れのアストロ

バン

シボレー

アメリカンカルチャーが好きでアメ車にハマり、これまで所有したアメ車は片手では収まりきらない角田さん。しかも常に2台所有が基本スタイルで、現在はシルバラードと、いつかは乗りたいとずっと願っていたアストロが愛車になっている。