-フリースタイルで行こう- #40 やっぱアメ車にはアメリカンホイールが似合う!

#40 やっぱアメ車にはアメリカンホイールが似合う!
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#40 やっぱアメ車にはアメリカンホイールが似合う!
クルマのキャラクターとかっこ良さを決定付ける「ホイール」は何よりも重要!アメリカのレースシーンと連動して誕生したマグホイール(アルミホイール)の機能美に猛烈に惹かれます! 愛車選びの条件もお気に入りのホイールが似合うかどうかがポイントなのです!
アメリカのHot Rod やストリートシーンでは、ホイールを中心にトレンドやセオリーが確立されいる!
ホットロッドに魅力を感じる自分にとっては、車種や生産国よりも、お気に入りのホイールが似合うかどうかがクルマの魅力を左右する最大のポイント。クルマのかっこ良さに目覚めた幼少期を振り返ってみても、ときめいたクルマに共通しているのはアメリカのレースシーンで定番のホイールを装着しているものばかり。
ロードレース、ドラッグレース、ランドスピードレコードからオフロードまで、とにかくアメリカのレースカーが装着するホイールはかっこ良い!
速く走るという目的が明確なレースに向けて誕生したホイールには機能美を感じるのです。知識も情報もない中でも小学生の頃に大ブレイクしたHOスケールのスロットカーのAFX(aurora)を通じて、レースの本質も含めてホイールのカッコ良さをガッツリと刷り込まれたのでした。
アメリカのブランドなのでアメ車が主流なのはもちろんですが、スロットカーなだけに様々なレースカーがモデル化されてまして、F1もNASCARもオフロード車もラインナップする全てのモデルの装着ホイールがARトルクスラストに代表されるいわゆるアメリカンマグホイールなのです。そして、ダイキャストカーではホットウィールもその名の通り共通してマグホイール装着というのがポイント。
つまり、レース= ホットロッドにおいて、そこで最も重要でかっこ良さに貢献しているのがマグホイールということなのです。当初は魅力のポイントに気付いていませんでしたが、クルマのキャラクターやかっこ良さを決定つけるホイールがとにかく重要なのです。レース用のホイールは軽さありきのマグネシウム製でしたが、時代とともにアルミ製となったことでストリートカーでも装着されるようになったのでした。
中でも当時から現在でも不動の人気となっているのがアメリカンレーシング社のトルクスラスト。マッスルカーやストリートロッドでは定番中の定番で、ストックよりも確実にホットで魅力的なルックスを得られます。そして、ストリートでとりわけ映えるクロームフィニッシュが魅力のクレーガー社のS/Sは国内でもメジャーな存在。アメリカンといえばS/Sといった感じで、国産車でも多く採用。80年代以降ではドラッグライトやプロスターに代表されるウェルドレーシングが大ブレイク。
90年代にはBoydsを筆頭とするビレットホイールといった具合に、アメリカのホットロッドやストリートシーンではホイールを中心にトレンドやセオリーが確立されいるのです。70代年~80年代が大好物な自分としては、車種がなんであるかよりもクレーガー、AR、ウェルドの定番ホイールが似合うクルマに魅力を感じるのです。
そんなわけで装着するクルマが決まっていない時点でホイールを入手したり、サイズなども含めて難があろうとも、装着したいクルマをアレンジしたり、ホイール自体を加工してでも装着したり、愛車の車種選定もスタイルもホイールが基準だったりします。その辺はファッションにおけるシューズと共通して最も重要なこだわり。
細かいサイズも含めてホイールのチョイスにオーナーのセンスが現れるのです!!
オシャレは足元からと言うように、クルマの場合はホイールがとにかく重要。特に大好きなドラッグレースではホイールの銘柄もサイズもピンポイントなだけに、魅力的なプロポーションを構築するには、車種によっては細かいうえに大掛かりなアレンジが必要になることも。
Hot Rodを象徴するAmerican RacingやCRAGARのホイールは70年代から現在でもラインナップする超定番品。お馴染みのデザインでも当時モノはワンピース構造でスポーク部の形状のカーブがきついのが特徴。90年代辺りからはキャスティングが新しくなり、2ピース構造となったことでカスタムオフセットが可能に。
一方Weld Racingのホイールは冷間鍛造でプレス加工したリムとセンターが一体構造なのが特徴。軽量でタフなためドラッグレースのトップカテゴリーではほぼWeld。プレス加工特有の質感とシンプルなデザインが魅力大。ただし、アルミの素材が硬質なので、キャスト品よりもポリッシュするのに手間がかかる。
427コブラでの採用が有名なハリブランドのマグホイールは様々なメーカーからアルミ製でラインナップ。ランチェロに乗っていた頃に採用した17インチのワンピースキャストのCOYS製品はシャープでモダンなデザインのうえにお手頃価格なのが魅力的。


元々はランチェロと同じCOYSの17インチが装着されていたものの、サイズ感が気に入らなかったので、同等のデザインでノックオフタイプのET製の2ピース品をカスタムオフセットで装着。オリジナルのハリブランドと引けを取らない質感が◎!
AR(アメリカンレーシング)といえばトルクスラストが一番人気ですが、よりカジュアルな〝デイジー〟こと200Sが一番のお気に入り。70'sらしさが最も感じられるのもポイント。グレーもゴールドも両方似合うためC2では左右色違いで装着してました。


60'sドラッグレースの象徴的なモデルですが、自分の好みの70'sストリートカーのイメージをアピールすべく、現在の愛車ウイリス・ピックアップにはクレーガーS/Sをチョイス。シャシー&足回りを完全にアレンジして前輪をより内側、リアは10インチ幅を装着。新品のS/Sはスポークが平面的なので、回転時のルックスがシャープで◎!
アルミのポリッシュは研磨剤を使ってしっかりと磨き上げないと魅力が半減するのでそれなりの覚悟を持って接するべし!ブレーキダストも目立つのでとにかくキープクリーン!クロームでは得られない深みのある輝きが魅力。
クレーガーS/Sに代表されるクロームはキラキラな輝きが最高。日差しも夜のライトも反射してとにかく映える。クロームのメンテは専用品以外は使用しないこと!ポリッシュがきついとかえって曇るので注意。錆びやすいナット周辺はなるべく濡らさないのがポイント。
★石橋秀樹:アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメカルに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。
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