-フリースタイルで行こう- #32 浪漫を感じずにはいられない洋書の世界
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#32 浪漫を感じずにはいられない洋書の世界
表紙や誌面のデザインも魅力的で、見ているだけでもワクワクするアメリカの専門書。ドラッグレースやストリートロッドのビンテージものなどは、Hot Rodメモラビリアとしての価値もあったりするのです。風合いのあるアナログな印刷物が好き!
ネットよりも出版物の方が内容も信頼性も高く、実際に手に取れるだけに物としての愛着も湧いたりするのがイイんです
スマホやSNSが浸透している現在では、調べごとや探し物も簡単にできて本当に便利です。携帯電話もインターネットも無かったアナログ世代の自分としては、瞬時に情報や画像が入手できるネットは本当に有り難く感じるのです! クルマもサブカルチャーにおいても、かなりニッチな趣向ですが、どれだけピンポイントであろうと、ちゃんとヒットするからビックリ。大して興味がなくても簡単に知ったかぶれるし、探究心が強ければ学問レベルの知識が得られたり。

ただし、情報過多なだけに、フェイクや間違いに惑わされないように気をつけないといけません。たまたまよく知っていることだと気付けるけれど、ヒットしやすい情報の中には間違った情報も多かったりします。しかも、発信源が影響力のある存在だったりすると、何の疑いもなく受け入れられていたりで、これまたビックリ。画像においては現実と区別がつかないほどリアルなものも簡単に作れちゃうだけに、振り回されてしまうことも…。
そういう意味では、出版物の方が内容も信頼性も高いですし、実際に手に取れるだけに、物としての愛着も湧いたりします。画像においても、スマホやPCの方がクオリティが高い上に、サイズも自由に変えられたりとメリットも大きいけれど、4色のインクで紙にプリントした印刷物がとにかく好きなのです!
情報としての価値だけでなく、デザイン製にも富んでいたり、物質としてのコレクション性も重要なポイント。アメ車をキーワードに絞っても、かなり細かいジャンルで専門書があるのも注目です。

今回はビジュアルに特化した上に、ホットロッドメモラビリアとしても価値のあるものをピックアップ。ホットロッドマガジンの出版社としてお馴染みのピーターセンの出版物は色んな意味で価値が高いですし、他では見ることのできないステキな写真が多いのも魅力。

まだまだ白黒が主流だった時期にリリースされたピクトリアルシリーズは、雑誌形態ながらもジャンル毎の写真集になっているのでたまりません。アーリーセブンティース当時の時代感もリアルに感じ取れます! ドラッグレースものもかなり細分化されてたり、マッスルカーものでもHEMIに限定したものから、当時の広告だけ構成したものもあったり。その他にもレーサー、デザイナーに特化したものや、メモラビリアのアーカイブ本まで、何でもあり。
内容はどれも濃厚ですし、写真やデザインが良いので、ディスプレーとしても映えるので所有する満足感も大きい。本棚を見ればその人がどんな人格や性格が分かるといいますが、ウチの本棚にはアメ車とアメリカンサブカルチャーに関連する要所が大半だったりで、アメリカ依存症全開なのです。
The Sox & Martin Book of DRAG RACING

これはHot Rod メモラビリアとしても頂点的な存在でして、Pro Stock、そしてPlymouthのアイコンでもあるソックス&マーチン監修のドラッグレース専門書。ホットロッドマガジンからの発行で、貴重でクールな写真がびっしりのハードカバー。1974年当時で$18という代物でして、現在でのバリューも相当高かったりします。自分のなかでは一番貴重なお宝本ですが、奇跡的にもう一冊ストック中! 興味のある方はホットワイヤーにてどうぞ。
American Car Spotter’s Guide

とにかくアメ車を知るには何はともあれ、このスポッターズガイドが一番!! メーカー、年式毎に、メーカーのカタログ写真を使った膨大なアーカイブ本。30年以上前に白黒で発行され初版('40 ~ '80)は未だに所有。写真はカラー版。
HEMI

マッスルカーを語るうえでも、アメリカ車を語るうえでも、ホットロッドを語るうえでも避けて通れないHEMI専門書も沢山ありますが、写真ありきでこの3 冊がおすすめ。
Funny Car,Street Rod,Hot Rod Pictorial

60's 後期~ 70's 初期にホットロッドマガジンが発行した写真集。ストリートロッド、ホットロッド、ドラッグレース、ファニーカーなど、テーマ毎のアーカイブとしても見応えあり。中でもファニーカーは人気でなかなかのバリューですが、写真は抜群!!
Motor Movies The Posters! / Hot Rod Memories

アメ車の魅力を知るうえでかなり大きな役割を果たす映画の本も。ハードカバーは、クルマ好きが刺さるタイトルに特化したポスターの写真集。ビデオメーカーのMein Attractions のカタログは、写真と解説が充実した専門書として魅力大!
Harry Bentley Bradley / Syd Mead

自動車デザイナーや工業デザイナーもちゃんとフィーチャーされているのが素晴らしい。カーデザイナーとしてメーカーのコンセプトカーからカスタムカーをはじめ、Hot Wheelsの生みの親でもある H・ブラッドレー。工業デザイナーにしてヴィジュアル・フューチャリストとして『ブレードランナー』に代表されるSF映画の街やメカのデザインにおける巨匠、S・ミードの画集。
Classic Muscle Car Ad / Muscle Car Mania

往年のマッスルカーの雑誌広告のアーカイブ本。どのメーカーのモデルも広告の写真はベストですし、デザインにモデルや当時のトレンドが反映されていて、見ているだけで楽しい。
Hot Rod Show World

60's 後期~ 80's 後期にかけて発行されたInternational Show Car Association (ISCA) 主催のカーショー出展車両とピンナップガールの写真集。ショーカーはセグメントごとに掲載されたアーカイブ。
Collector’s Guide / Hot Wheels,Fast Food,TV Memorabilia

コレクターズアイテムに対して必ずと言って良いほど発行されているガイドブック。ラインナップを網羅するのが難しいほどのボリュームでリリースされるHWなどのバリエーションや相場価格も分かるうえ写真集としても楽しめます。
Richard Petty / John Force

アメリカの2大レースであるNASCAR とNHRA における伝説的レーサー達をフィーチャーした本も結構ある。何はともあれ“キング” ことR・ペティと、“ブルート” ことJ・フォースの二人は押さえておかないとです!
Quarter-Mile Muscle / Super Stock / Quarter-Mile Chaos

多くのカテゴリーが存在するドラッグレースの専門書は、カテゴリー毎に大量に存在。マッスルカーの原点としてスーパーストックはマスト。人気のファニーカーももちろんですが、往年のフロントエンジンドラッグスターのビジュアルは最高!

★石橋秀樹:アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメカルに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。
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