スマートなスタイルの中に安定性という機能も重視!【ブランセムボディキット】
デビュー直後のクルマは存在するだけで注目されるもの。だがカスタムを考えた時にパーツの少なさに直面する。そこでNEWエスカレードのためにクアートが立ち上がった。
CUTTING EDGE on the STREET
今までにないモノを創る!情熱こそが原動力
Blanthem Body Kit I.C.E FORGED
Cadillac Escalade
2020年に現行型へとバトンタッチしたエスカレード。車両価格の高騰やコロナ禍もあって、登場から4年経過しているが、カスタマイズパーツは豊富とは言い難い。ユーザーはただ待つよりほかないが、プロショップはそんな状況に甘んじている訳にはいかない。また「カスタムパーツが他にないのなら、自社で創ればいい!」と前向きに捉えたのが、様々なアメ車のカスタムや大口径の「ICE FORGED」を展開するクアートだ。
開発のコンセプトを伺うと「様々なシチュエーションに出かけるSUVである以上、ボディ下のクリアランスはどうしても大きくなりがち。でも、エスカレードユーザーの殆どはオンロードメインなので、カナード風のデザインを施したハーフスポイラーを装着しました。最も重視したのは上品さとスポーティ感の両立で、ノーマルとはさり気なく異なるスタイルに加え、スポーティな印象を大切にしました。またデザインだけでなく空力効果も重視し、車体の安定性を高める機能も盛り込んでいます」とクアートの代表、酒向さんは語る。
余談だが、エスカレードは一定の速度に達すると車高がノーマルに戻る。この時、走行風が床下を抜けるので、安定感に欠けるとも言える。それを補うのが、このブランセムボディキット。スタイルだけを重視するのでなく機能性も追求した、これからのカスタマイズパーツと言えそうだ。
キットの構成内容は、前後ハーフ/サイドスカート/リアウイング。電動ステップに対応しており、作動に全く支障はない。デモカーにはFRPの2トーン塗装を装着するが、カーボンとのコンビやフルカーボンも製作可能。
足元に彩を添えるのはクアートのI.C.E FORGED。氷のようなブルーと、26インチが圧倒的な存在感を与えてくれる。
Blanthem Body Kit
FRP 製フルキット:541, 200 円(税込み)
FRP +カーボン製フルキット:602,800 円(税込み)
カーボン製フルキット:726,000 円(税込み)
LED デイライト:22,000 円(税込み)
THANKS:QUARTT FAB
TEL:0583-81-9167
https://www.quartt.jp/
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2024年6月号掲載
最新記事
2024/12/02
激レア!フルウィンドーのダッジスポーツマンの愛らしさ
いつかはウェストサイドなローライダー!そんなイメージを抱きがちなDJではあるが、本国では意外とそうでもなかったりする。現地で見たリアリティ溢れるカーカルチャーを、日本でサラッとこなすナイスガイを直撃!
2024/11/29
【ファニーガレージ】クルマ全般に精通しており、頼れるアニキのような存在!
自動車メーカーやアメ車専門店など、様々な経歴を持つファニーガレージ代表の森 博章さん。アメ車専門ではないが、常にユーザーに寄り添ってくれる、真のモータースと呼ぶのが相応しいお店だ。
2024/11/28
【GMCラリーSTX】真鍮&ウォールナットとGMCラリーのコントラストが映える
モノ選びは直感。既製品で存在しない物は作ってでも納得のいくモノを愛用したい。そんなこだわりの強いオーナーに好まれるビンテージバン。飾り過ぎはナンセンス。ありのままを受け入れる余裕が魅せる“濃い目のバンライフ”。
2024/11/27
V8+MTで走りを本気で楽しむ【2018 フォード マスタングGT】
「エコブーストを買ったけどV8が欲しくなった」。そんなエコブーストはよく聞く話で、そうしたオーナーの行き着く先はV8・MTモデル。CAR3219上尾タワーでは、マスタングはV8に拘り、更にMTモデルを積極的に導入し、走りを本気で楽しむオーナーを受け入れている。