エクスプローラースポーツトラックが履くのは、BACK LABEL ZEAST BST1

リムとディスクを通常と逆向きに組むことで、大口径感を強調できるリバースリム。通常モデルと仕様を変えたモデルを展開するのがバックレーベルだが、それはまさに「裏メニュー」と言えよう。
RIMS COLLECTION
セオリーの裏を敢えて突くことで独自のスタイルが実現できる!
WORK BACK LABEL ZEAST BST1
【ワーク バックレーベル ジーストBST1】
「アメ車に乗るなら、アメリカンブランドでカスタムしたい!」と考えるユーザーのマインドは痛いほどよく分かる。だがいつ届くか分からない納期、とてつもない円安とアメリカ国内の物価上昇もあって、パーツ価格はかつての倍以上だと言っても過言ではない。現実的な話をするのは憚られるが、「その予算があるのであれば国産の2ピースホイールが手に入る!」と、様々なカスタムカーを製作し続けて来た京都のdc601・廣井社長は語る。
そんな廣井さんがエクスプローラースポーツトラックに選んだホイールは、WORKのBACK LABEL ZEAST BST1だ。 通常モデルのZEASTは「段リム」と呼ばれる形状となっており、例えば20インチホイールであってもディスク部分は19インチとなる。それに対しBACK LABELではリバースリムを採用するので、より大きな開口部が実現可能。今回ピックアップしたBST1は通常モデルよりもスポークは若干短いものの、奥行を持たせることで圧倒的な存在感を醸し出している。
タイヤやアルミホイールは愛車のキャラクターを決定付ける重要なパーツであるし、他のオーナーとは差別化を図りたいもの。また2ピース構造ゆえに、豊富なインセットを設定。またピアスボルトやエアバルブのカラー色変更も可能なので、コダワリ抜いた愛車にベストな組み合わせを製作可能だ。
なお、このエクスプローラースポーツトラックには、今後オーバーフェンダーの装着を計画中。カスタムに精通したプロショップの場合、先にホイールを決めその後ボディメイクを行うことで、理想のラインを作り上げることができる。チョイスしたアイテムだけでなく車両の製作方法まで、いろいろな意味で「逆」の発想が凝縮された1台だと言えるだろう。
WORK BACK LABEL ZEAST BST1
【バックレーベル ジーストBST1】


通常モデルよりもリムが深く取れるのが魅力。リム部分に段差がないため、開口部の大きさと深さをより一層際立たせてくれる。全体的にブラック基調であるが、それぞれのトーンが異なり、立体感を主張している。
●サイズ 10.5J× 20、− 51(20mmスペーサー使用)
●カラーディズク:ブリリアントシルバーブラック
リム:ブラックアルマイトリム
●オプション:ブラックピアスボルト、ブラックエアバルブ
THANKS:dc601
TEL:075-748-6120
https://dc-601.com/
WORK
TEL:06-6746-2859(西日本コールセンター)
URL:https://www.work-wheels.co.jp
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2024年6月号掲載
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