【ティフィン アレグロ ブリーズ 33BR】異次元の存在感と質感、究極のアウトドアカー

自由気ままなクルマ旅がしたい。それを実現するにはトレーラーかモーターホームの二者択一となる。取り回しを考えるとトレーラーに軍配が上がるが、熊本のワッツが輸入するティフィンは、まさに贅を尽くした1台だ。
アメマガリコメンド
クルマの剛性感がアップし洗練されたスタイルに変更
2024 TIFFIN ALLEGRO BREEZE 33BR
モーターホームにもいろいろなサイズがあるが、快適な居住性を重視するなら大きい方が良いに決まっている。確かにバスの様なティフィンシリーズには憧れるけど、これを動かすには大型免許が必要でしょ? と多くの人が思うだろう(実はワタシもそうでした)。だがこのBREEZE 33BRの場合、何と中型免許で運転が可能。特に2007年6月2日以前に普通免許を取得した人なら8tまでの中型車が運転できるので、この限定を解除するだけでバスの様なモーターホームも運転可能となるので、思っているよりもハードルは低くなる。
さて今回紹介する2024年モデルだが、最大の特徴はラダーフレームがフレートライナー製に一新され、ボディ剛性が格段に向上。ボディサイドの各収納の蓋はツライチとなっており、走行中の家具の軋む音も激減している。またボディと窓の段差がないフラッシュサーフェス化も図られており、よりスタイリッシュなラインを実現している。
左右のスライドアウトを展開すれば、家の中かと見間違えるほどの広いリビングが出現。後方のクイーンベッドを含め、3つのベッドを装備。取材時はストック状態でガスコンロだったが、IHヒータへの変更やソーラーバッテリーなど、様々なオプションの追加が可能。まさに夢の1台だ。


フロントバンパーの中央には、安全ブレーキのセンサーを内蔵。ヘッドライトはプロジェクタータイプを縦に配置し精悍さをアピール。そしてアメ車ならではとも言うべくルーフマーカーを装備。


リアバンパーの奥にはヒッチメンバーを装備。トーイングにも対応する強度と牽引能力を備える。また助手席側にはシャワーユニットも完備。
スライドアウト量は約60cmで、合計3カ所が展開。まさにトランスフォームする様な姿に、多くの人は呆然。


助手席側にはオーニングも装備。またTVもビルトインされるが、多くの人は日本製に変更するそうだ。






天板には大理石を採用した、清潔感溢れるキッチン。標準モデルはプロパンガスのコンロだが、燃料の問題や安全性を重視してIH に変更する人も多い。また英語表記の電子レンジは扱いにくいそうで、ここも日本製に変更するとか。ちなみに2024年モデルでは照明スイッチがタッチパネル化されており、さりげなく進化している。




リビングルームにはソファーベッドが2台、さらに車両の最後端にクイーンベッドを備えるので、クルマの中とは思えない快適性を実現。2人掛けのソファーベッドはエアーマットを内蔵するので、設営も非常に簡単だ。


トイレと別にシャワーブースも車内に装備。足りない装備はない! と断言できるほど充実した設備がティフィンの魅力。まさに究極のプライバシー空間と言える。アメリカではリタイヤ後に家を売却し、ここで生活する人も多いと言うが、この設備なら何ら不満はない。
WOT'S
住所:熊本県熊本市南区砂原町329-1
TEL:096-228-1666
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PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン2025年1月号掲載
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