新旧のアメリカンマッスル&スポーツカーがモーターランド三河を激走!

マッスルカーやスポーツカーは走ってナンボ。単に飾るだけでなく、ホンキで走りたいアメ車乗りが集って開催されている「82 cup(ハニーカップ)」。新旧のアメリカンマッスル&スポーツカーがモーターランド三河を激走した!
本気のマッスルカーたちの宴 82cup(ハニーカップ) ラウンド8 TMSA杯
マッスルカーやスポーツカーは走ってナンボ。単に飾るだけでなく、ホンキで走りたいアメ車乗りが集って開催されている「82 cup(ハニーカップ)」。新旧のアメリカンマッスル&スポーツカーがモーターランド三河を激走した!
新旧アメリカンマッスルが激走!!
アメ車関係のイベントというと、カーショー&スワップミートというのがお馴染みだが、ホットロッドやマッスル系の走りのパフォーマンスに特化したジャンルにおいては、近年「オートクロス(パイロンスラローム/ジムカーナ)」を取り入れたりするケースがアメリカでは定着している。
ルックスのカッコ良さだけでなく、ハイパフォーマンスカーとしての高いポテンシャルや、モディファイ&アップグレードによって高めた総合的な運動性能を実走行にてアピールできる場として、ドライバーにもギャラリーにとっても、より楽しめるのがポイントだ。今回レポートする82cup(ハニーカップ)は、ビギナーでも気軽に楽しめる走行会として8回目を迎える。
そもそもは、マッスルカーを主とするミーティング感覚のイベントの「マッスルカーナショナルズ」から派生したイベントで、マッスルカーに乗るユーザーによってオーガナイズされている辺りもアメリカ的なのだ。今回は、それまでの美浜サーキットからモーターランド三河に会場を移しての開催。
安全に楽しく走行するために、クルマのポテンシャルや、ドライバーの経験値に合わせて5つのクラス分けがされており、当日も新旧アメリカンマッスルをメインに、約60台が参加。カマロ、コルベットなど、サーキット走行に見合うスポーティーなモデルはもちろんのこと、フルサイズバンやキャデラックのコンバーチブルまで、幅広いエントリーラインナップだったぞ。
1997 Dodge Viper GTS-R
初代バイパーのなかでもル・マンやニュルブルクリンクなどの耐久レースでも証明された高い実力を誇るGTS-R での参戦は、相模原のアメ車ショップ、“ コレクションズ” の本田さん。マシンの高いポテンシャルを発揮したスムースな走りからドライバーのベテランぷりが伺える。
1969 Chevy Camaro RS/SS Indy Pace Car
60 台ほどがエントリーするなか、カマロは10 台を超えるエントリー。そんな中、唯一のコンバーチブルのこの個体は、オリジナルのペースカー。オーナーの岡本さんは、このイベントの母体でもあるMCN のオーガナイザーだったりしするのだ。
1969 Dodge Charger
出走車はGM 車が大半を占める中、ビンテージなMopar マッスルは70チャレンジャーと、この69 チャージャーがエントリー! この固体は、426HEMI 搭載の最強仕様ながら、ショートコースなこの会場では本領を発揮しきれない感じ。それでも軽快でシルキーなHEMI のエンジンサウンドを轟かせて激走する姿は、文句なしのカッコ良さ!
1965 Pontiac Tempest Wagon
どんな車種でも参加できるだけに、ロングルーフなワゴンもエントリー。縦目がチャームポイントのマニアックなテンペストは、浜松のGM 系スペシャルショップ、フラッグシップさん家でリアルに活躍するファミリーカー! 激しくロールしながらのコーナーリングは、映画のカーチェイスシーンのようでかっこ良く感じたりして!
企画から運営まで、マッスルカー・ファンであるユーザーによって行なわれていながらも、クラス毎の入れ替えから、トラブル時の対処まで、オペレーションが行届いていることで、実に速やか。それでいて、アットホームで和気あいあいとした雰囲気で心地良い。
ストリートでは本領を発揮できないほどのポテンシャルを備えるマッスルカーは、こうした走行会で持ち前のポテンシャルを発揮させて楽しむのが本来の姿。日本ではレースと名が付くと敷居が高く感じるが、このイベントはビギナーが気軽に楽しめるサンデーレースというスタンスが◎!
https://mcnv8.jimdo.com/82cup-honey-cup/
Thanks:Tokai Cars
TEL.0533-86-8890
Photo ◆ Hiroshi Nose Report ◆ Hideki ishibashi
アメ車マガジン 2017年12月号掲載
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