SEMAショーで見た同じスタイルの タコマを見てダコタでチャレンジ!

ピックアップトラック

ダッジ

アウトドア

ダコタ

アメマガ2019年9月号

アメ車と楽しめ「ソト遊び」

GO! GO! OUTDOORS!!
アメ車と楽しめ「ソト遊び」
PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR
Dodge Dakota with Overlander Style


Dodge Dakota with Overlander Style

Dodge Dakot、ダッジダコタ
不人気車でどれだけ、カッコ付けられるか?

ダッジ・ダコタと聞いても、あまり日本では馴染みがないかもしれないが、アメリカ本国では郊外の老夫婦などが足として使う大衆車。初代デュランゴと同じ顔を持ちながらも、ミドルサイズでラムトラックよりもひと回り小さいところが、今一つ日本で流行らなかった理由かもしれないが、アウトドアを嗜む上ではむしろこのサイズが好都合。

Dodge Dakot、ダッジダコタ

多少狭い林道もグイグイ攻められる様にとローダウンを施していた車両を若干腰高に戻し、2WDのシングルキャビンながらアメリカンレーシングの15インチをゴールドに塗装してマッドテレーンタイヤを装着。 JKラングラー のアンヴィル色にほんのりピンストを加えてオフロードテイスト溢れるスタイルへ一新。


特筆すべきはワンオフでルーフギリギリまで積載できる様にと工夫を凝らしたラスティックオリジナルキャリアで、スチールパイプを曲げて溶接した後に黒錆転換剤コーティングを施し、マットクリアー処理することで味わい深い質感へ。そのオリジナルキャリアにアースカラーのルーフテントが見事にマッチ。もはやテントありきでそのカラーコントラストが映えると言えるレベルの一体感。

Dodge Dakot、ダッジダコタ
実は最初に購入したテントではラダーの下側まで連結できる機能がなかったため、このテント2幕目。テント内は文字どおりロフトさながらの心地良さで、芝生にテントを張るより見晴らしが良くて風も通る。混雑している時でもプライバシーを守れて、地を這う虫たちからも解放されてメリットだらけ! 唯一の欠点はサイトを完成させると現地での移動手段に困ることのみ。

むしろ現地での買い出しを必要としないくらい完璧に準備をこなせば、デメリットはなし。息子さんもこのスタイルにご機嫌の様子で、率先してアウトドアを楽しんでくれる様になったそうだ。映えるばかりに惑わされず、ワクワクする様な創意工夫こそ、アウトドアライフを豊かにする秘訣と言えるだろう。

Dodge Dakot、ダッジダコタ




バグガードやLEDバーを仕込み、アンヴィルカラーにマッチするアウトローなフェイス。フロントバンパーは下側を潔く取り去ることでアグレッシブかつオフロードテイスト溢れる雰囲気に。8J のリム幅でワイドトレッド化を施すことでミドルサイズながら迫力ある顔つきに。





シングルキャビンで全長の短いダコタでできる限り積載性を高めて、ルーフテントありきの強度を考慮して製作したオリジナルのルーフキャリア。太めのパイプとヤレた演出、そして“ 理にかなった”ワークホース感溢れる仕上がりは、見せかけだけの映えとは一線を画す味わい深さを感じる。ルーフテント収納時も思っている以上にコンパクトに収まる点も特筆物だ。





キャンプに必須とされる寝室とリビングスペースが愛車と一体化することで、無駄のない導線を確保し快適なアウトドアライフを堪能。ルーフ上は真夏でも風が通って涼しく、ラダーを降りた所でリビングスペースとして有効。2人なら十分すぎるスペースである。実際に中へ入ると、1階スペースは頭上も高くて大人が立っても余裕。寝室は大人2人が余裕で寝れるゆとりのスペースを確保しており快適そのもの。



ランタンにさりげなくピンストライプを取り入れるのはラスティックならでは。アンティークモノやビンテージランタンとは異なる、こなれた雰囲気の演出にピンストライプがマッチ!


DSC_5309
DSC_5576
現地でサイトを張るとダコタが走れないので、アメ車乗りの友人を数名誘ってキャンプすることもしばしば。年頃の息子が自分の友人とカードゲームなどで楽しむ姿も感慨深い。なんでも危ないからとやらせない様では成長しない。好奇心が旺盛で「やってみたい!」と興味を持ったことはできるだけやらせてあげるのもファミリーキャンプを楽しむ鉄則の一つだ。


原マサオミ・ソウタさん
Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2019年 9月号掲載


最新記事


2023/09/21

ひと手間加えて防音・猛暑対策も!たるんだ天井を自らの手で張り替える!

メンテナンス

最近、愛車の天井がたるんできた。そんな悩みを持つオーナーは多いのでは?でも張り替えって、お願いすると高いんでしょ? だったら自分でやってみる?生地もネットで買えるし専門工具も不要。やろうと思えば、なんだってできる!

2023/09/20

【ダッジ・チャレンジャーのオーナーを取材!】こだわりの愛車とカーライフを総まとめ

ダッジ

ダッジ・チャレンジャーといえばただの交通手段ではなく、夢と冒険の象徴となる魅惑のクルマ。映画やカルチャー、知人からの影響など、様々な出会いから始まり、カスタムへのこだわりや、ライフスタイル、走行のパワフルさなどいろいろな魅力に沼っていくオーナたち。今回はそんなダッジ・チャレンジャーのオーナーたちのこだわり、魅力をまとめて一挙にご紹介しよう!

2023/09/20

【ジープ グラディエーター】遊びに使うことに特化した、ある意味スーパーカー

ピックアップトラック

ジープ

JLラングラーが空前のヒットを続けており、それに続けとばかりに日本で正規発売されるJTグラディエイター。ただボディを伸ばしただけはない本気度が感じられるモデルだ。

2023/09/19

扱いやすさが大きな魅力、今脚光を浴びるエクスプローラースポーツトラック

ピックアップトラック

フォード

2006年に登場し、07年から日本でも販売されたフォード・エクスプローラー・スポーツトラック。11年型がラストモデルと短命だったが、日本でもピックアップトラックの存在が大きくなる今、扱いやすいボディサイズとして注目を浴びている。

ランキング


2023/09/20

【ジープ グラディエーター】遊びに使うことに特化した、ある意味スーパーカー

ピックアップトラック

ジープ

JLラングラーが空前のヒットを続けており、それに続けとばかりに日本で正規発売されるJTグラディエイター。ただボディを伸ばしただけはない本気度が感じられるモデルだ。

2023/09/19

扱いやすさが大きな魅力、今脚光を浴びるエクスプローラースポーツトラック

ピックアップトラック

フォード

2006年に登場し、07年から日本でも販売されたフォード・エクスプローラー・スポーツトラック。11年型がラストモデルと短命だったが、日本でもピックアップトラックの存在が大きくなる今、扱いやすいボディサイズとして注目を浴びている。

2016/11/04

超レアなマスタング、1969年モデルのBOSS429!

クーペ

ビンテージ

フォード

1969y FORD MUSTANG BOSS 429

2023/09/18

アメ車(シボレーC1500)でサーフィン行かないです、潮風に晒して錆びるのが嫌なんで!

ピックアップトラック

シボレー

初めて自分のお金で買った愛車C1500。てっきりサーフィンに夢中の彼が、その足として選んだのかと思えば、話を聞くと「波乗りはハイエース!」と断言。その真意を訪ねると生粋のクルマ好きであることが判明。