走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

ブレーキローター

アイトーンカーズ

ブレーキパッド

REFRESH PROJECT

アメマガ2018年1月号

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】


リフレッシュプロジェクト、シボレータホ

REFRESH PROJECT!! CHEVROLET TAHOE


走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。しかも高速走行中だったため、これは早急に改善しなければ安心して取材に行くことができないぞ。


8月の後半からこれまで、毎週末はイベント取材で全国を駆けずり回っていた。もちろん平日にも別の取材を行なっていたわけで、その移動距離は相当なハズだが、今となってはどれだけ走ろうが距離は気にならない。それより調子が悪くならないことだけが心配。
そんななか、いつもと同じ様に取材に向かっていると異変が…。やけにハンドルがブレるなぁと思いつつもとりあえずは取材先へ。取材中も頭の片すみではこのことが気になって仕方がない。何だ、何だと駆け巡る。
ようやく取材も終わったところで、再び症状が現れるかを確認してみると、やはりブレている。だが、その症状が発生するのはブレーキを踏んでいる時だけ。ということはブレーキローターが怪しいってことで、早速チェックしてみた。


ピットインアクツでボンネット&グリルをリフレッシュ!!【REFRESH PROJECT】
手軽にリメイクして気分を一新、室内をリフレッシュ!!【REFRESH PROJECT】



ハンドルがブレる原因としては「タイヤのすり減りや偏摩耗」「ホイールバランスのズレ」「ブレーキローターの歪みや偏摩耗」などが考えられるわけで、原因を探るにはこれらを一つずつチェックしていくほかに策はない。まずはタイヤだが、確認してみても極端にすり減っていたり、偏摩耗している箇所は見当たらないので可能性は低い。
次にホイールバランスだが、通常走行中にハンドルがブレるということがないため、これも可能性は低い。そして最後に残ったブレーキローターだが、走行中といっても高速走行中にブレーキを踏んだ際に症状が顕著に発生するということは、まさしくコイツが原因。いわゆるジャダーと呼ばれる現象だ。





原因がハッキリとしたところで、ブレーキローターを取り外してみる。見た目には相当にヤレている感じが漂っているけれど、危険レベルに達するほどまでにはいっていない状態。さらに状態を確認するためパッドとの接地面を指でなぞってみると、明らかに段差というか凹凸ができている感触がある。これではジャダーが発生しても不思議ではない。
ジャダーを改善する策としては研磨するという方法もあるが…。ちなみにこのブレーキローターは6年前に交換し、ACデルコ製。ちなみにブレーキパッドの状態も確認してみる。こちらは約2年前に交換しており、減り具合もそれなり。まだ限界値までは達していない状態である。

というわけで、ブレーキローターを交換してしまおうと思った次第。もちろんこれに合わせてブレーキパッドも交換する。しかし、これまでと同じタイプでは面白くないってことでセレクトしたのが、アメリカのパフォーマンスブレーキ専門メーカー「POWER STOP」からラインナップされているドリルド&スロッテッドローターとカーボンセラミックブレーキパッドだ。

ブレーキローターは、放熱効果を高めるドリルド加工とブレーキダストを排出するスリット加工が施され、ブレーキパッドはトラック&SUV専用のZ36シリーズということで、制動力アップを大いに期待してしまう仕様。



これまで装着していたローターと新品のローターを見比べてみると、見た目の違いはもちろんとしても、あきらかにすり減って薄くなっているといった状態ではなかった。


新品のブレーキパッド&ローターの装着手順は取り外し工程を逆の手順で進めていくだけだ。これまではブレーキがロックするほどの体感を得たことはなかったのだが、新たに装着したブレーキパッド&ローターは違う!! ガッチリと鷲掴んで離さないといった感触だ。


下回りの異音は改善するのだろうか?気になる部分を一つ一つ潰していく。【REFRESH PROJECT】

ブレーキトラブルの代表例である「フェード現象」もしくは「べーパーロック現象」【REFRESH PROJECT】



取材協力◆アイトーンカーズ
Tel : 048-920-6055
HP : http://aithon.jp


■Text & Photos|アメ車MAGAZINE
アメ車マガジン 2018年1月号掲載

最新記事


2023/09/22

稀少限定色のレインにルビコン392を搭載するモンスター!

SUV

ジープ

1981年まで生産されたCJ以来、40年ぶりにV8エンジンを搭載した「RUBICON 392」。モパーらしさを色濃く感じさせるハイパフォーマンスな走りは、良い意味でラングラーらしからぬ魅力を放つ。

2023/09/21

ひと手間加えて防音・猛暑対策も!たるんだ天井を自らの手で張り替える!

メンテナンス

最近、愛車の天井がたるんできた。そんな悩みを持つオーナーは多いのでは?でも張り替えって、お願いすると高いんでしょ? だったら自分でやってみる?生地もネットで買えるし専門工具も不要。やろうと思えば、なんだってできる!

2023/09/20

【ダッジ・チャレンジャーのオーナーを取材!】こだわりの愛車とカーライフを総まとめ

ダッジ

ダッジ・チャレンジャーといえばただの交通手段ではなく、夢と冒険の象徴となる魅惑のクルマ。映画やカルチャー、知人からの影響など、様々な出会いから始まり、カスタムへのこだわりや、ライフスタイル、走行のパワフルさなどいろいろな魅力に沼っていくオーナたち。今回はそんなダッジ・チャレンジャーのオーナーたちのこだわり、魅力をまとめて一挙にご紹介しよう!

2023/09/20

【ジープ グラディエーター】遊びに使うことに特化した、ある意味スーパーカー

ピックアップトラック

ジープ

JLラングラーが空前のヒットを続けており、それに続けとばかりに日本で正規発売されるJTグラディエイター。ただボディを伸ばしただけはない本気度が感じられるモデルだ。

ランキング


2016/11/04

超レアなマスタング、1969年モデルのBOSS429!

クーペ

ビンテージ

フォード

1969y FORD MUSTANG BOSS 429

2023/09/22

稀少限定色のレインにルビコン392を搭載するモンスター!

SUV

ジープ

1981年まで生産されたCJ以来、40年ぶりにV8エンジンを搭載した「RUBICON 392」。モパーらしさを色濃く感じさせるハイパフォーマンスな走りは、良い意味でラングラーらしからぬ魅力を放つ。

2023/09/21

ひと手間加えて防音・猛暑対策も!たるんだ天井を自らの手で張り替える!

メンテナンス

最近、愛車の天井がたるんできた。そんな悩みを持つオーナーは多いのでは?でも張り替えって、お願いすると高いんでしょ? だったら自分でやってみる?生地もネットで買えるし専門工具も不要。やろうと思えば、なんだってできる!

2022/07/14

チャレンジャーとチャージャー、実はこの2台は双子の様な存在と言える。

セダン

クーペ

ダッジ

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY[SUBLIME]
2018 DODGE CHARGER DAYTONA392[YELLOWJACKET]