リノベーションして楽しむ、免許不要のトレーラーライフ

GO! GO! OUTDOORS!!
アメ車と楽しめ「ソト遊び」
PLAY FOR THE SHEER JOY OF OUTDOOR
Dodge Ram Van with Boler Trailer
Dodge Ram Van with Boler Trailer
GO! GO! OUTDOORS!! アメ車と楽しめ「ソト遊び」
週末には自分の好きなアイテムを愛車に積み込んで、気の向くままに「ソト遊び」を楽しむ。そんなアウトドアラーたちが今、まさに増えている。
だが、自由なひと時を謳歌するためには頼れる相棒が必要だ。ソト遊びを満喫するにはタフでワイルドなアメ車こそが最高のパートナー。さあ、アメ車とともにアウトドアへ繰り出そうじゃないか!!
750kg未満の免許不要でけん引可能なビンテージトレーラー。プレーンなラウンドフォルムに丸テールが雰囲気のある1976年型Boler trailerをアメリカから仕入れて、内装を好みの仕様へリノベーション。快適なインテリアで楽しむトレーラーライフ。
気軽にけん引できて現地で切り離せるのが魅力!
エアストリームやVWタイプⅡを連想させる独特のフォルムが存在感アリアリなBoler trailer。アメリカでは空冷ビートルのごとくビンテージモデルとしてマニアの間でも人気が高いトレーラーで、レストアした個体は高値で取り引きされているという。しかし今回紹介するのは、オリジナルを忠実に守りながらレストアした個体ではなく、外観のみを残して内装はすべて日本の家具職人の腕とDIYを得意とするオートテック関西代表木本氏の手によってフルリノベーションされたもの。
オートテック関西といえば
ラムバン
とあって、本来ならJEEPや
ブロンコ
、フルサイズトラックでけん引する方が似合うのでは?とお話を戴いたものの、「そこはラムバンで行きましょう!」と半ば強引にお願いした次第で、丸い箱が丸い小箱を連結させる何とも愛嬌のあるスタイルは、偶然撮影に居合わせた一般のギャラリーたちからも絶賛。
特筆すべきはその個性的なフォルム造形美。昨今のスクエアな形状とは一線を画すラウンドフォルム、大きく開口部を取った前後のウィンドーと、宇宙船にでも乗り込む様な気持ちたかぶるドアを開けると、ウッド基調のフルリノベーションされた落ち着いた印象のインテリア。
角がない独特な形状の室内を仕上げるのは一筋縄ではいかないと家具職人の手を借りながらも、DIYできる所は可能な限り木本氏自身で仕立てた内装は圧巻。フローリング、リビングダイニング、ベッドと3WAYで楽しめる様に工夫を凝らしたことで、けん引免許不要な小型トレーラーとは思えない快適空間を確保。
近々トレーラーのレンタル事業も開始予定で、需要があればお客さんの要望に応じたトレーラーを輸入・販売していくそうなので、気になる方はお気軽に問い合わせてみてはいかがだろう。
全幅2m、全長4m、全高2.1mと、フルサイズでけん引した際はほぼ同じ車幅なので、フォルムの似たラムバンだとまるで連結した列車の様な雰囲気。けん引免許不要で慣れてしまえば意外と苦にならないサイズ感も魅力的。
所々補修痕を残す所も味わい深くて好印象。エアコンは現状装着されていないが、要望があれば装着も可能。ルーフやルーバーウィンドーを完備しており、真夏以外は空調なしでも快適。ファニーな丸テールも特筆物。
角がないラウンド形状のため、ピタリと合わせるのは至難の業と潔くあきらめてシンクやキッチン棚は家具職人の友人に依頼。ドアからの導線に合わせた無駄のない室内空間はもはやオリジナル以上のでき栄え!
オリジナルで楽しむよりも、自分好みの仕様へ思う存分リノベーションして楽しんでほしいとの思いが詰まるインテリア。現車は戸建てでいうモデルハウスとしての役割を担い、要望に応じて好みのインテリアをオーダーするも良し。DIYでコツコツ仕上げるのも面白い。
★ブレィビーちゃん(女の子)
愛犬と一緒に旅行の計画を立てるもペット同伴可能な宿は意外と少ないのが現状。トレーラーハウスなら気負いなくどこでも愛犬と旅を楽しめるのでは? とアメリカからビンテージトレーラーを輸入。愛犬ブレィビーちゃんもお気に入りのBoler trailerなら、宿に困ることなく自由気ままに旅を堪能できるのだ!
Thanks:オートテック関西
TEL:06-6900-7050
HP:http://dodgeram.jp
Photo &Text:石井秋良
アメ車マガジン 2019年 9月号掲載
最新記事

2023/09/29
アメ車と、仲間と戯れる、最高の空間を手に入れた夫婦
夫婦でそれぞれクルマを所有しているのは珍しいことではないけれど、それが共にアメ車となれば話は別。さらにガレージ、アメ車が10台以上止められる広い敷地、これはもうアメ車乗りの理想形が詰まっている!

2023/09/28
汚して使い倒してこそが、トラック(シルバラード)の正当な乗り方!
アメ車のことはまったく知らなくても、乗り出したことでどっぷりとハマるなんていうパターンはよくある。紹介する小野さんもそのひとりで、シルバラードに乗り出してからは充実したアメ車ライフを過ごしている。

2023/09/27
やっぱりGMが好きなので、迷わずシルバラードを選ぶ
それがいつのことか、どこだったのかまったく思い出せないが、街を走るアメ車の四駆を見て「カッコイイ!」と思った三河さん。その刷り込みが非常に強く残っていたことで、今にして思えばそれがアメ車ライフの始まりと言える。

2023/09/26
【グランドワゴニア / ラングラールビコン】392ciのV8を搭載する、正反対なキャラクター!
ここ数年、アメ車にもエンジンのダウンサイジング化の波が押し寄せている。だが、そんな時代の流れに抗うかのように登場した、ラングラールビコン392とグランドワゴニア。エンジンこそ同じだが、まったく異なる2台を紹介しよう。