左ハンドル、コラムATとアメ車らしさを色濃く感じさせるYJラングラー

SUV

ジープ

AWESOME JEEP

YJラングラー

ミッキートンプソン

アメマガ2020年7月号

ラングラー

RECARAステアリング

リフトアップ

YJ WRANGLER

AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」


YJ WRANGLER、YJラングラー

YJ WRANGLER OWNER:Junior

JEEPと言えば7スロットグリルに丸目のフェイスがアイコン、そんな中、唯一の角目フェイスが紹介するYJラングラー。CJからの流れを汲んだシャープなフェイスと、角目ならではの硬派な四輪駆動車たる端整な顔立ちは唯一無二。そんなYJに魅了された一人のオーナーに迫る。

ちょっとしたお出掛けでも冒険的な気分に浸れるYJ

JKで4ドアモデルのアンリミテッドが追加されて利便性が増し、現行モデルのJLでは2Lエンジンをラインナップして経済的にも魅力を増したラングラー。しかしその歴史を辿ると、お世辞にも扱いやすいとは言い難いモデルが存在する。あくまでも使い勝手の良し悪しだけに限定して言うならば、YJはある意味マニアックなオーナーが好んで愛用する大人の玩具的な代物。


3速のコラムATで4Lの大排気量を操る感覚はストレスフリーとは言えず、さらに純正のソフトトップはハイウェイ走行時に凄まじい風切り音を発して会話を掻き消すほど。だが、そんな不便さもどこ吹く風で、乗れば乗るほどに愛情が湧いてしまうYJの虜となってしまったのが紹介するジュニアさんだ。

YJ WRANGLER、YJラングラー YJ WRANGLER、YJラングラー

店舗看板のデザイン、施工を手掛ける仕事柄、トラックやバンに乗る機会が多い彼にとって、プライベートカーで過ごす時間は貴重。冒険心をくすぐるクルマを探し求めていた彼にとって、YJはイメージにピッタリだった。よじ登る様な姿勢で乗り降りすることも、前後リーフのワイルドな乗り味も、そして3速ATのシンプルなシフトチェンジも、何もかもが操る喜びに繋がる。快適で扱いやすい現代のクルマでは決して味わうことのできない〝癖の強さ〟こそ、YJの魅力だと語る。


休みの日に奥さんを乗せてYJに乗りこみ、目的もなく走っていても気分が高揚する。愛車を相棒と呼ぶのは時代遅れかもしれないが、彼にとってYJは間違いなく相棒と言えるだろう。

DSC_8140 DSC_1406

極太パイプフェンダーは友人が経営するS-FACTORYでワンオフ製作してもらった逸品。塩ビパイプや細いパイプじゃなく、しっかりと強度を持たせることにこだわりの深さを感じる。また、時系列に沿った当時物のフォグランプやミッキートンプソンとジオランダーM/Tタイヤの履きこなしも◎。

DSC_1446 DSC_1459

RECARAのステアリングは大阪市西区のレザー専門店スナワチで職人に依頼して手縫いしてもらったオリジナル品。編んだ革紐も含めて本革ならではの経年劣化を楽しめるところが粋。ちなみにYJはディーラーモデルで左ハンドルが存在しており、1994年からコラムATモデルが加わったがTJにモデルチェンジを果たした時、フロアATに変更となったので、コラムはYJの特権。

DSC_1429DSC_8199DSC_1452

購入してから5年ほどソフトトップのオープンスタイルを楽しんだ後、以前から気になっていたRALLY TOPSのハードトップに換装。ハイウェイ走行時の風切り音もソフトトップとは雲泥の差ながら、網戸を備えたスライド式ウィンドーや跳ね上げ式のサンルーフは換気に優れており、暑い日でも走行中ならクーラーなしで涼しい風を感じられる。モノづくりや一点物にこだわる性格上、音にも独自のこだわりを持ち、真空管スピーカーを知人に協力してもらってDIYするなど既製品パーツにとらわれないインテリアアレンジは実に味わい深い。

DSC_1588DSC_1593

現状でも充分迫力のあるリフトアップスタイルではあるが、同じ四駆乗りの先輩に勧められて39インチ履きを構想中。近々大掛かりな足回りの変更を敢行するかも!?リアゲートはスペアタイヤレスに変更してシンプルなフォルムに一新。

DSC_1471

4L 直6OHVを搭載し、3速ATを組み合わせるYJ。大排気量を3速で操る感覚は実にクラシカル。またTJからコイルリジットサスペンションとなるため、昔ながらのアメリカンSUVを堪能する上では、ラングラー史上YJに勝るものはないと言っても過言ではない。


Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

最新記事


2025/12/18

若い世代にも手が届くチャレンジャーR/Tをベースにカスタム

クーペ

ダッジ

独創的なボディパーツを提案し、唯一無二の世界観を創造するLUXZのEDGE CUSTOMS。13年間掛けて現在の境地に辿り着いたが、その始まりとなるのがこのM-LINE となる。

2025/12/16

【キングオブカスタム2025】2日間に及ぶ大イベント!北海道最大級のカスタムショー!

イベントレポート

KING OF CUSTOM 2025
北海道 えべつRVパーク
2025.08.23.24

2025/12/11

【ジープオーナーズミーティング】Jeepがあるから楽しい。仲間といればもっと楽しい!

イベントレポート

Jeep owner's meeting in SAGA vol.3
佐賀空港グランド

2025/12/09

【WHAコーポレーション】ユーザーと一緒になって、ジープを楽しむ専門店!

SUV

ジープ

ショップ

日本国内でジープは正規販売されているが、アメリカ仕様は日本にないボディ色やエンジンなどがラインナップされる。正規輸入車は確かに乗りやすいが、それを差し引いてもUSモデルに乗りたい人たちが、WHAコーポレーションの扉を叩く。

ランキング


2022/07/25

フルモデルチェンジしたタンドラは常識を覆す快適な乗り味を手に入れている

ピックアップトラック

逆輸入車

IMPRESSION
2022 TOYOTA TUNDRA 1794 Edition TRD Off-Road Package

2022/06/02

モデル史上最大のボディサイズとなるフォードサンダーバード

クーペ

ビンテージ

フォード

1974 FORD THUNDEBIRD

2025/12/18

若い世代にも手が届くチャレンジャーR/Tをベースにカスタム

クーペ

ダッジ

独創的なボディパーツを提案し、唯一無二の世界観を創造するLUXZのEDGE CUSTOMS。13年間掛けて現在の境地に辿り着いたが、その始まりとなるのがこのM-LINE となる。

2022/06/06

究極の選択!トヨタのSUV&トラック「タンドラ vs セコイア」魅力対決

ピックアップトラック

SUV

逆輸入車

トヨタの”アメ車”といえば、二大巨頭である「タンドラ」と「セコイア」。このSUVかピックアップは甲乙つけがたく、どちらを購入するか迷ったことがある人も多いのではないだろうか。そこで、今回はタンドラ&セコイア専門店であるコロンブスに協力を得て、二つの魅力をしっかり検証していこう!
Text & Photos|アメ車MAGAZINE編集部