日米を融合させたジープスタイルを提案【トップランカー】

JEEP JL WRANGLER CUSTOM
AWESOME JEEP 4WDの原点として存在し頂点としての実力を融合する「ジープ」
JEEP JL WRANGLER CUSTOM
アメリカンな逞しさの中に和の繊細なモノ作りを融合
毎年アメリカで開催されるオフロードEXPOやSEMAショーといった、様々なカスタムカーのイベントに足を運び、常に最新のスタイルをリサーチし続けるトップランカー。実はアメリカにもデモカーを置いてあり、今回はラスベガスの国立公園で撮影を敢行!
日米を融合させたジープスタイルを提案
ジープの本場と言えば、やはりアメリカ。日本だけに留まらず、永年に渡りアメリカのカスタムシーンを自分の目と肌で感じ取ることで、アメリカ直輸入!と思えるような、ハイセンスかつ最先端のカスタムを提案し続けているのが、トップランカーの山口氏だ。
トップランカーではTJラングラーが新車で販売されていた当時からジープを積極的に取り扱っており、JKラングラーに5ドアが登場したことで飛躍的にユーザー数がアップ。当時はカスタムをしたくても輸入パーツしかなかったが、様々なオリジナルパーツをリリースしたことでジープのカスタムを身近な物とした立役者と言える。
ちなみにアメリカのみならず、日本でも高い人気を誇るポイズンスパイダーの日本正規代理店でもあり、アメリカで見かけるカスタムスタイルを日本でも楽しみたい人にとって非常に心強い存在だ。
もちろん、現行型のJLラングラー用のアイテムも鋭意開発中で、トップランカーは日本だけでなくアメリカにもJLのデモカーを所有しており、現地で最新アイテムのマッチングなどをいち早く実施している。
ヘビーデューティーな前後バンパーやボンネットルーバー、さらにサイドシルを保護するボディアーマーはポイズンスパイダーをチョイスするが、ワイドフェンダーはトップランカーのオリジナルに変更。37インチタイヤを装着しても日本の車検に適合するサイズが最大のポイントで、先端部にはウインカーも内蔵する。
アメリカブランドのフェンダーは、一般的にコンパクトな物ばかりなので憧れる人は非常に多いと思うが、ハミタイでは済まされないレベルの物ばかり。そこで、敢えてジャパンスタイルを提案するためにも現地にデモカーを置いているそうだ。ほかにも、リアライセンスプレートを移設するマウントにはバックカメラをインストールするスペースも確保。
スタイルだけでなく機能も追求しているのがポイントだ。 まさに「これぞアメリカンラングラー!!」と言うべきラギッドなスタイルを実現しつつも、細部にはJAPANらしいきめ細やかさも盛り込む。まさに日米の長所を組み合わせた、ハイブリッドカスタムだと言えるだろう。
前後のバンパーは、ポイズンスパイダーのクローラーバンパーシリーズに変更。その名前が示すとおり、本格的なロッククローリングにも対応できるほどの強度を確保。フロントバンパーにはWARNのVR EVO10-Sを搭載。フロントバンパーにはフォグを、リアバンパーにはバックランプを内蔵でき、シンプルなスタイルを実現する。ボンネットの中央にはエンジンルームの熱を排出するフードルーバーを追加。背面タイヤをレスにし、トップランカーのマウントを使用して、テールゲート中央にライセンスプレートを移設。ナンバーの下にバックカメラが内蔵できるよう設計されている。
サスペンションはRock Krawlerのキットを使用し、2.5インチリフトアップ。スプリングとショックだけでなく前後のアームも変更し、ラテラルロッドが水平となるようブラケットを追加。スタビリンクをロングに変更し、キチンと補正を行なうことで違和感のない走りを実現している。
37インチのリッジグラップラーにメソッドの315をセット。37インチという圧巻のサイズだが、2.5インチリフトするだけでたやすく装着可能。トップランカーのフェンダーフレアーであればハミ出すこともない。サイドシルにはポイズンスパイダーのボディアーマーを追加し、機能とスタイルの両面をアップする。
本国最先端トレンドの現地体感がリアルに拍車をかける
20インチのメソッドホイールにBFグッドリッチマッドテレーン(37×13. 5R20)を履き、VKS前後バンパーにトップランカーオリジナルのフレアオーバーフェンダーをセット。ロッククローラー製のアドベンチャーシリーズ1を組み込む足回りは、KINGのリザーバタンク付きショックやアンチロックの採用で、オフロードシーンにおける走破性向上とストリートでの乗り味を高次元で両立。
アメリカで得た純度の濃いリアルなスタイリング、トレンドを日本でカタチにしているため、ロッククローラー製のリフトアップキットにポイズンスパイダーの前後バンパー、フレアフェンダーの採用まで、どれをとっても日本のトレンドよりも数歩秀でたカスタムが際立つ。そのボトムスにはメソッドの17インチホイール&ニットー・トレイルグラップラーM/T(40×13.50R17)を組み合す。
Special Thanks:TOPRANKAZ【トップランカー】
URL:http://www.toprankaz.comTEL:075-983-9161
Photo 浅井岳男、石井秋良
Text 空野稜、石井秋良
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載
最新記事

2025/02/17
【XTREME-J XJ07】コンケイブスタイルで魅せる タフさとエレガントさの両立
日本で初めてビードロックテイストのデザインを採用したのが、MLJが展開するブランド「XTREME-J」である。

2025/02/14
インパラ=ローライダーの常識を覆すモンスター!【シボレーインパラ】
59年モデルを筆頭に、60年代前半までのインパラといえばローライダーが主流。なので世間一般的にはそっちのイメージが強い。だが、その常識を覆すモンスター級のマッスルカーがここに!

2025/02/12
【SEMA SHOW 2024】アイディアの宝庫から探る進化するアメ車カスタム
会場のスケール、出展ブース、車両台数、クオリティ、 バリエーションetc.……すべてにおいて世界最大規模を誇るカスタムカーの祭典、SEMA SHOW 2024がネバダ州ラスベガスで開催された。