これからのアウトドアトレンドはオフロードキャンプになる!
2021.05.22.23
SKYAUTO OFFROAD CAMP
SKYAUTO OFFROAD CAMP
Sat-Sun May 22-23,2021 at Kitakaruizawa Natural Park
ヨンクは泥と戯れてこそ、そこはオフローダーズパラダイス
ハマーH1のスペシャリティショップとしておなじみの「スカイオート」。もちろん国内では手に入りにくいシボレーやフォード、それにJeepの並行輸入元としても頼れる存在だ。そんなスカイオートが不定期に行なっているのが、キャンプ&ミーティング。あいにくのコロナ禍だが、それでも時には、愛車と思い切り楽しんでみるのもいいよね!
「スカイオート」といえば、日本のハマーH1オーナーズクラブの事務局もつとめるスペシャリティショップとしてもおなじみだし、日本で正規販売されていないアメ車各車を、並行輸入というカタチで僕らにデリバリーしてくれるプロショップとしても知られるところ。とくにピックアップトラックやSUV、Jeepなどを得意としていて、実際、代表の村上周平さんもアウトドアやオフロード大好き人間だし、常連のお客さんも本格オフローダーが多かったりする。まあ、H1を扱っているというそのこと自体、オフロードとは切っても切れない縁ではあるが。
そんなこともあって、スカイオートは不定期ながら、アウトドア&キャンプイベントも頻繁に行なっている。ハマーのキャンプ&ミーティングに積極的に参加したり、自らが主催者となってキャンプを行なったり。トラベルトレーラーや、オーバーランダーな車載テントなどを活用するキャンピングスタイルのお客さんが多いのも、スカイオートの行なうイベントを楽しみにしているからにほかならないのだ。
そして今回。あいにくのコロナ禍ではあるが、そんな閉塞を打破しようと、スカイオートがイベントを企画してくれた!名付けて『オフロードキャンプ』。みんなで集まって、語り合うキャンプもいいだろう。クルマのカスタムの情報を交換しあう会も、それはそれで楽しい。しかし、せっかくアウトドアに飛び出すなら、さらなる楽しみ方があるのを、スカイオートは教えてくれるのだ!
これからのアウトドアトレンドはオフロードキャンプになる!
『オフロードキャンプ』の趣旨は、オフロードを思い切り走って、同時にキャンプも楽しんでしまおう!というもの。急に決まったイベントだったが、お得意様を中心に、なんと13台(レポーターのJLラングラーも含め)が会場の「北軽井沢ナチュラルパーク」に集まった!
「今回のメンバーは、元々はH1でオフロードを楽しもう、ってことでやってきたんですが、日本のオフロードはH1で走れる場所がほとんどない。それで一時期、みんなでジムニーも持つようになったんですが、それでも物足りなくてね。いつしかみんな、Jeepになっちゃいましたね」と村上さん。今はイカしたオフロード仕様のJeepを操るメンバーが多いだけでなく、巨大なトラベルトレーラーや、いわゆるオーバーランダースタイルのオーナーさんも目立つ。Jeepと同時に、H1を所有している方も多いそうだから。車中泊、ソロキャンプ…なんて縮こまった楽しみ方でなく、豪胆にアウトドアとオフロードを愉しむのがスカイオート流なのだ。「グランピング」なんていうセレブなアウトドアスタイルも人気だけど、「オフロードキャンプ」はそれ以上にワイルド、それ以上にアッパーグレードな、流行りのスタイルになってしまうに違いない!
そして会場となった北軽井沢ナチュラルパークは、モーグルやヒルクライムを存分に楽しめるオフロードコースと、緑に囲まれた快適なキャンピングエリアを擁する絶好のエリア。「オフロードキャンプ」を楽しむにはうってつけのフィールドだったのだ。
普段はH1でトレーラーを引っ張り、キャンプを楽しむスカイオートの常連さんたちだが、今回はオフロードも楽しむということで、トレーラヘッドはJeep。村上さんは箱型のトレーラーを分解し、再び組み上げるとテントになる、というNEWスタイルのトラベルトレーラーで参加。シンプルながら、快適なスペースを作り出す!
常連の石飛さんのトラベルトレーラーはオーストラリア製、ブラックシリーズの“ ドミネーター” 。箱形のトレーラーを扇のように広げると、巨大なテントスペースが。トレーラーサイドにアネックス・スペースも作ることができるが、今回はナシ。まさに余裕のアウトドアライフを楽しめる。
現地にはお昼すぎに到着。それぞれに就寝スペースを作ったら、オフロードへGo!走り疲れて戻ったら、今回、シェフをつとめてくれた工藤さんが用意した夕食を堪能。たき火を囲んだ語らいも、またアウトドアの楽しみだ。そして夜も更けてくると、誰かがオフロードへ…。もちろん他のメンバーもそれに続き、昼間とはひと味違うスリルが味わえる“ ナイト・オフローディング” がスタートするのだ。
水を得たサカナ…というより泥を得たJeep!!
1泊2日で行なわれた今回の「オフロードキャンプ」。初日のお昼過ぎには、参加者はほぼ到着。さっそくキャンプの準備に。巨大なキャンピングトレーラーを引いてきた石飛さんやKEN‐Uさん、村上さんのトレーラーも大きなテントに早変わりだ。さらに工藤さん、T‐BOYさん、シンゴさんらピックアップ組は、デッキ上に大きなテントを展開する。うーむ、レポーターは流行のソロキャンプスタイルだったが、彼らに比べるとなんだかうら寂しい…。
そして寝床や集会所の設営が終わると、さっそくオフロードエリアにGO! TJ、JK、JLと、水を得たサカナ…というより泥を得たJeepたちが、楽しそうに走り回る!手練れのベテランたちに混じって、この日、四駆に入れるのも初めてだというJKルビコンを操る斉藤さん19歳。みるみるアクセルワークも上達していく!やっぱりJeepはオフロードを走ってこそ!都会派のイカしたモディファイも得意としているスカイオートだが、本格オフローダーへのモディファイもスカイオートにおまかせ、なのだ。
さらに日が暮れ、夕食を楽しんだ後は、ナイトランにチャレンジ!路面が泥中心で、深いモーグルやV字溝はあるものの、クルマを壊しにくいのが、北軽井沢ナチュラルパークのいいところ。もちろん、2日目も、また別なメンバーもやって来て、ドリフト&ヒルクライム!中にはランボルギーニも所有…って方もいらしたが、アクセル全開で楽しめるのが、オフロードの良さ、なんだよな!
ナチュラルパークのオフロードエリアは、山の斜面に作られたモーグルやV字溝、ヒルクライム&ダウンを楽しむコース。路面は深々としたマッドが中心で、幸いクルマを壊す心配がなさそうなのがいい!走る時はもちろん、4Lにシフト。V字のモーグルは登り下り、走り方が異なるので注意!ヒルクライム、からのタイトターン&ヒルダウンは、けっこうテクニカル。
モーグルエリアの隣には、フラットな草原が広がっていた。ここは絶好のドリフトエリア!ふかふかの、ちょっとマッディな路面で全開走行を楽しむのだ!とはいえ、危険な速度には到らないのもポイント。ここでは2WDにシフトして走ると、後輪が滑る滑る!クルマが泥だらけになってしまうので注意。
今回の参加者たちが、こぞって履いていたのがマッドテレーンタイヤ。そう、オフロード向けタイヤの代表的キャラクターで、荒々しいトレッドブロックが特徴だ。ナチュラルパークのようなマッド路面は、やはりマッテレでなくてはうまく走れないかも。サイズは37インチが標準的?毛利さんのJKは39インチを履いていた!
マッテレタイヤを履きながら、さらに参加者たちはタイヤのエア圧も落としてトライ!聞けば普段は2.5キロくらいだが、1.5~1.8キロに落としていたとか。もちろん走行後は標準エア圧に。そのためコンプレッサー持参で望むのがいいだろう。オフロード走行後はタイヤのエア圧を標準に戻す。石飛さんの、自慢のMAKITAの充電式エアコンプレッサーが大活躍!1.8から2.4キロまで、1台20分ほど。3台でバッテリーが落ちるとのこと。
さすがにオーバーランダー仕様、2WDのC2500でオフロードはトライしなかったが、料理に腕をふるってくれた工藤さん。調理師さんでもなんでもないが、料理の腕は逸品だったのだ。ごちそうさまでした!
トンペイさんはちょうどイベント2日目が誕生日!特別なショートケーキとプリンで、45回目の記念日をみんなでお祝いしたのだ。おめでとうございます!
村上さんから仕上がったマニュアルミッションのJK ルビコンを受け継ぎ、めきめき腕を上げた“あんちゃん”こと、毅斗くん19歳。食いっぷりも周りのオジさんたちとは違います。
ゴージャスにアウトドアを愉しむ“グランピング” や、アウトドアをクルマと一緒に愉しむ“ オーバーランダー” など、アウトドアにも新しいスタイルが定着しつつある昨今。しかし今回、スカイオートが提案したのは、オフロードと一緒にグランピングやオーバーランダーを楽しむ“オフロードキャンプ”という、これまた斬新なスタイル。いやー、これは楽しい!アウトドアをアクティブに、そしてゴージャスに。スカイオートならきっと、そんな楽しみをレクチャーしてくれる。みんなもぜひ、トライしてみない?
KEN-U さん(42)/ランドクルーザー・プラド
愛犬の甲斐犬“ 禅くん”を連れて全国をライブ活動で回っているという、ミュージシャンのKEN-Uさん。愛車はランクル・プラドだが、USレクサスGXのパーツでコーディネイト。キャンピングトレーラーは上部にテント、下部に積載スペースやキッチンを備えた、本格オーバーランダーだ。オフロードにも果敢にチャレンジしてくれた!
工藤浩伸さん(49)・和伸くん(11)/シボレーC2500
H1を2台乗り継ぎ、今はC2500をオーバーランダー&キッチンカーにアレンジしている工藤さんは、スカイオートのミーティングがあると、最高のレストランに!本職はまったく関係ないそうだが、工藤さんの作る料理は、まるで西麻布の高級レストラン並みなのだ。和伸クンもこの日、オフロードランに同乗し、遊園地以上に喜んでいた!
毛利洋行さん(48)/ Jeep ラングラーJK
一見しただけで、その戦闘力の高さを物語る毛利さんのJK。左ハンドル、ショートの“ スポーツ”をベースに、シナジーのサスペンションと、39インチのBFグッドリッチKM3でモディファイ。普段乗りはパイプフェンダーを装着、オフロード時はそれを外し、サスストロークを目一杯生かす。走りも豪胆さが印象的!
斉藤毅斗さん(19) / Jeep ラングラーJK
若干19歳でマニュアルミッションのJKルビコンを操る毅斗さんは、この日がオフロードデビュー。が、もともとMTのジムニーに乗っていただけに、センス抜群! ベテランたちのレクチャーもあって、2日目の走行はかなり乗りこなしていたのだ。ちなみにこのルビコン、元は村上さんの愛車だったのだ。
石飛毅さん/ Jeep ラングラーJK アンリミテッド
スカイオート軍団の最長老、石飛さんは、ハマーH1オーナーズクラブ・ジャパンの会長もつとめる。今回は巨大なトラベルトレーラー“ブラックシリーズ・ドミネーター”を、H1でなくJKアンリミテッドで牽引してやって来てくれた。エアコンプレッサーなど、MAKITAのアイテムに凝っているのも、周囲にはありがたい。
村上周平さん(45) / Jeep ラングラーJK
スカイオートの代表で、今回のまとめ役。“ オフロードキャンプ”という、新しいアウトドアの楽しみ方を提案してくれた。愛車のJKルビコンはAT。これまでMTのルビコンに乗っていたが膝を悪くしたので毅斗さんに譲り、ATに乗り換えたという。手に入れてから3日で、ここまでカスタムを仕上げた!
T-BOY さん(44) / '00 シボレー・シルバラード
スタイリッシュなシルバラード・アクセスキャブで参加のT-BOYさんは、スカイオートとの付き合いは18歳からというアメ車ガイ。デッキにはCVTのルーフトップテントを搭載し、イカしたーバーランドスタイルを楽しんでいる。現在、現行のシルバラードをオーダーしているというから、次回も新しいスタイルを見せてくれそうだ!
シンゴさん(44)/ Jeep グラディエイター
村上さんの盟友でもあるシンゴさん。18歳の時、スカイオートの抽選でアストロが当選したのが、アメ車ライフのスタートだったとか。現在はJeepグラディエイターをオーバーランダー仕様にして所有。デッキに設置したテントは、愛息子・ブンちゃん(5歳)と眠るには十分。4人家族+ワンちゃんの時は、下部にアネックスの増設も可能だ。
野口正史さん(40) / '09GMC シエラ
イカしたピックアップで2日目、駆けつけた野口さん。'09GMCシエラをベースに、前後社外フェンダーでスタイルアップ、足まわりはダートキングで仕上げ、ダートでの走りを披露してくれた。ちなみにシエラのほか、C6コルベットやモンテカルロも所有とのこと。スカイオートはアメ車フリークの巣窟なのだ!
トンペイさん(45)/ Jeep ラングラーJK アンリミテッド
トンペイさんも村上さんの旧くからのご友人。もちろんクルマ大好きで、18歳の時に買ったタイフーンを皮切りに、ポルシェ、ディフェンダー、シボレーS-10、4ランナーなどを乗り継いできたという。現在の愛車はJKアンリミテッドの2インチアップ仕様。オフロードの高いポテンシャルを見せてくれた。あと、この日、誕生日でした。
シュンスケさん(17) / Jeep ラングラーTJ
こちらは高校生、17歳のシュンスケさんだ。もちろん運転免許はまだ持っていないが、クローズドコースならドライブOK。やはり長老たちのていねいなレクチャーのおかげか?すっかりお父様所有のTJで、モーグルをグングン走ってしまえるまでに上達。いやー、世代交代も、実にうまくいきそうなスカイオート軍団だ。
桧谷英樹さん(55) / Jeep ラングラーTJ
スカイオート軍団の、オフロード番長とも言える存在が桧谷さんだ。アクセルは常に全開?周りのメンバーによると、前を見ていないのに突っ込んでいくのが特徴、とのこと。スカイオートにはジムニーでオフロードを楽しむ時代もあったそうだが、そのジムニーを一瞬で鉄くずにしてしまった伝説も持っているのだという。
SKY AUTO【スカイオート】
Location:埼玉県越谷市南荻島708-1
Phone:048-976-1235
URL:
https://www.skyauto.co.jp/
埼玉県越谷市を拠点に、全国ハマーオーナーの駆け込み寺的な存在になっているのが「スカイオート」だ。ハマーを楽々載せられる6tリフトが1基、さらに5tリフト4基、3.5tリフト2基という、充実の整備工場を完備。スタッフ全員が整備士免許を持ち、アメ車・国産車などほとんど自動車メーカーに対応するコンピュータ診断機も備えている。もちろんハマーだけでなく、ピックアップやSUV、Jeep など、購入やメンテナンスの相談を!
Photo:編集部、スカイオート
Report:高坂義信
アメ車マガジン 2021年 8月号掲載
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