7人で乗れるジープコマンダーは今もなお活躍の場面あり!

SUV

ジープ

JEEP OUTLET

THE PICK UP TEST DRIVE

アメマガ2021年8月号

コマンダー

2006y JEEP COMMANDER

THE PICK UP TEST DRIVE


2006y JEEP COMMANDER

ジープといえば、ラングラーを筆頭にグランドチェロキー、チェロキーの名が挙がるが、06年に登場したコマンダーは、ジープ初の3列シートを備えるモデルとして注目を浴びた。2010年に生産が中止になってしまったが、7人乗れるジープとして、今も根強い人気を誇っているモデルだ。

5年という短命に終わるが存在価値は見直されているコマンダー

今や、日本で一番売れているアメ車はジープブランドだ。現在日本で正規販売されるモデルは、圧倒的人気のラングラーを筆頭に、フラッグシップのグランドチェロキー、コンパクトSUVのレネゲードなど5車種がラインナップ。


過去10年を振り返ると、ラングラー、チェロキー、グランドチェロキーの3車種は、モデルチェンジを繰り返しながら今に至るが、それ以外にラインナップするモデルは、入れ替えが割と激しい。中でも一番短命に終わったのが、WHグランドチェロキーと同じシャシーを持ち、ジープ初の7人乗り3列シートを備えて06年にデビューしたコマンダーだ。


デザインはXJチェロキーを彷彿する四角いデザインとなり、シャシーやエンジンはグランドチェロキーと共通で、ボディサイズは一回り大きい。グランドチェロキーのSRT8を除けば、価格的に実質トップモデルとなったコマンダーだが、00年に生産が中止となってしまう。それ以後、3列シートのあるジープモデルは登場していない。


では現在のコマンダーの状況はどうか。5年という短い生産だったこともあり中古車の球数は少なく、ジープ唯一の7人乗りという部分が見直され、同年型のグランドチェロキーよりも価格は高い。その希少なコマンダーが、ジープアウトレットには5.7ℓ HEMI、4.7ℓが在庫している。コレは間違いなく日本ではここだけだろう。今一度、コマンダーをしっかり見ていこう!

IMPRESSIONS 4.7ℓと5.7ℓがあるが車重を考えると5.7ℓがベストか

2006y JEEP COMMANDER

3列シートがあるとはいえ、全長は4795mmなので、アメ車SUVのなかではミドルクラスの部類。なので、大きさで身構えることはないだろう。ただ、3列目のヘッドレストが後方の視界を遮る形になるので、後方視界が狭いのが難点。出だしからの加速は、さすが5.7HEMI。ズンズン前に進んでいく。これが 4.7となると、2360kgの巨体を動かすにはワンテンポ反応が遅いと感じる。サスペンションはやや硬めという印象で、オンロード向きな乗り心地だ。

オンロード向きの機構だが4WDシステムは充実

_K2A8691

ジープの各モデルは悪路を苦にしないイメージがあるが、コマンダーはどちらかと言うとオンロード向き。とはいえ、頼りになる4WDシステムが搭載されているのでアウトドアには最適だ。

4LOWモードは悪路で大いに活躍する

06年に登場したコマンダーは、前年にモデルチェンジしたWHグランドチェロキーと中身は同じ。搭載するエンジンも4.7ℓ V8、5.7ℓ V8HEMIを共用し、スペックも同様。ただしボディサイズは、ホイールベースは同じながら全長で46mm大きいなど、全体的に大きく、車重も約180kg重い。グレード展開は、エンジンの違いによる2種類が日本で正規販売された。


デザインは、オフロードをイメージさせる四角いスタイリングとなり、ほぼ垂直となるリアガラスサイドには、荷物をルーフに載せるために役に立つ取っ手も備わる。4LOWに切り替えられる4WDシステムもグランドチェロキーと同じ電子制御式で、フロント・センター・リアには電子制御リミテッド・スリップ・デフ(ELSD)が搭載される。これにより、3輪が空転しても自動的にトルクは1輪に配分され、雪道や悪路では大いに活躍できる。


上級グレード装備として今では当たり前のヒートシーター、左右独立調整エアコンなども装備し、ウッドパネルやフルレザーシートは高級感がタップリ感じられる。 撮影車両の走行距離は約8.9万km。フルセグTV、バックカメラ、ETCなどは装着済。多少の経年劣化な部分は見られるが、全体的なコンディションは良好だ。7人乗りが条件ならば、コマンダーの選択も候補にしたい。

_K2A8844 _K2A8834 _K2A8822_K2A8807_K2A8891_K2A8885_K2A8854

インパネには8箇所のエアコン吹出口があるのも特徴的。その周辺に六角ボルトが配置されるデザインは、オフロードっぽく見える?ミッションはマニュアル操作可能の5AT。シフトサイドには電子制御式の4LOW切り替えスイッチが配置される。1列目にはサンルーフ、2列目にはサンシェード付きのツインガラスルーフを装備する。フルセグTVナビ、バックカメラ、ETCといった装備は装着されている。

_K2A8786_K2A8792 _K2A8801

コマンダーの一番の売りである3列シートは、後方に行くほど座面が高くなるスタジアムスタイル。そのため、3列目のヘッドレストが後方の視界を遮る形となる。また、3列目の頭上の空間は余裕があるのだが、大人は体育座りのような感じで座ることになる。フル乗員でのラゲッジスペースはさすがに狭くなるので、そこは割り切りたい。

_K2A8757_K2A8713_K2A8735

日本で正規販売されたエンジンは4.7ℓ V8、5.7ℓ V8HEMIの2種類。本国には3.7ℓ V6も設定されている。アクセルを踏んだときの加速は、言うまでもなく圧倒的に5.7に軍配が上がる。ホイールは純正の17インチ。リアゲートはガラスハッチとなる。リアガラスサイドには、ルーフに荷物を載せる際に掴まる取っ手が備わる。


SPEC 全長×全幅×全高● 4795×1900×1830mm ホイールベース● 2780mm エンジン● V8 排気量● 5.7ℓ HEMI 最高出力● 326hp 最大トルク● 51.0㎏ -m トランスミッション● 5AT

2006y JEEP COMMANDER 2006y JEEP COMMANDER2006y JEEP COMMANDER


試乗SHOP:JEEP OUTLET【ジープアウトレット】

所在地:埼玉県八潮市八篠1514-1
TEL:048-948-7196
URL:https://unitedtrade.co.jp/
営業時間:9:00 ~19:00
定休日/水曜日

元々は正規ディーラーの「ジープ八潮」だったが、もっと多くの方にジープの楽しさ、面白さを知って欲しいと、中古車販売・カスタム・メンテナンスを行なう「ジープアウトレット」としてリニューアル(ジープ指定サービス工場は継続)。販売する車両は、人気のラングラーや歴代のジープモデルが並ぶ。手頃な価格でジープに乗ってもらうことがショップのコンセプトでもあるため、高品質ながら200万円以下の車両が多く、中には100万円以下のモデルも在庫。

_K2A8645_K2A8658_K2A8664


写真&文/相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 8月号掲載

関連記事

RELATED


Jeepブランドのかつての指揮官「コマンダー」ワイルドだけどフォーマルもイケる

前回からスタートした「アメ車ジャーナル」。本コーナーでは、注目のアメ車を、アメマガガールの立花未来ちゃんの目線で紹介していくもの。今回はMOPAR特集ってことで、SPORT名古屋アメ車専門店のストックのジープ・コマンダーとグランドチェロキーに注目することにした。Jeepのかつてのフラッグシップと現在のフラッグシップの魅力に迫る!

2008 Jeep Commander / 2014 Jeep Grand Cherokee

初めて見たレネゲードに釘付けになり購入

2016 JEEP RENEGADE TRAILHAWK

興奮必至!ジープワゴニア1975年モデルの内外装を一挙公開

SUVの元祖とも言うべき「ジープ ワゴニア」が30年ぶりに復活。往年の人気モデルがリバイバルすることで歴代モデルの注目が高まりそう。そんな中、ミントコンディション(自動車において新品同様の車のこと)の1975年モデルを発掘したので紹介しよう!

Text & Photos|アメ車MAGAZINE

やっぱJeepは武骨なのが しっくりくるしオシャレです!【グッドスピードインターナショナル】

JEEPのブランド力は突出している。最近ではコンパクトモデルも数多くリリースするが、武骨なスタイルが好きというユーザーは多い。そんな人にオススメしたい2台のJEEP、コマンダーとラングラーを紹介しよう。

高級ホイールメーカーが手掛けた魅惑のエアロ【AGGRESSOR KIT】

オフロードを走るポテンシャルをスポイルすることなく、アーバンにもマッチするパーツをまとったラングラー。スポーツフィール溢れるエアロやイルミをインストールしたフェンダーはラングラーに新たな存在感を与える。

 

最新記事


2024/05/18

日頃のご愛顧に感謝してコーストモータリングが“感謝祭”を開催!

イベントレポート

2024/05/17

父から譲り受けたアストロが兄弟の絆を深めていく

バン

シボレー

父が大事に所有していたアストロを、18才の時に譲り受けた弟さん。そして、楽しそうにカスタムに励んでいく弟の姿を、羨ましそうに見ていたのがお兄さんだ。「俺もアストロが欲しい…」。我慢できずに即決し、アストロ兄弟としてお互いにカスタムに没頭中!

2024/05/16

ゆったりと景色を眺め馴染みながら走らせる大人のワゴン【1962 インパラ ワゴン】

ステーションワゴン

ビンテージ

シボレー

ホワイトウォールに5スポークのクレーガーを組み合わせたボトムスとクリーンなホワイトボディ。そして塗装を加えたルーフのコントラストが美しい62年型のインパラワゴン。ビレットやワイヤーホイールを履いて魅せるショーカー的なインパラとは一線を画し、古き良き時代のアメリカを色濃く感じさせる佇まいは大人の嗜みとして最良の選択。

2024/05/15

SUVが小さく見える、本気のモーターホーム【2022 TIFFIN ALLEGRO BREEZE 33BR】

キャンピング

OTHER

アウトドア

アメ車の専門店は全国にあるが、バスの様なモーターホームを扱うのは、熊本のワッツ以外にないのでは?代表の村上さんは「他店にはない個性」を追求した結果と語るが、全国から問い合わせが後を絶たないそうだ。

ランキング


2024/05/17

父から譲り受けたアストロが兄弟の絆を深めていく

バン

シボレー

父が大事に所有していたアストロを、18才の時に譲り受けた弟さん。そして、楽しそうにカスタムに励んでいく弟の姿を、羨ましそうに見ていたのがお兄さんだ。「俺もアストロが欲しい…」。我慢できずに即決し、アストロ兄弟としてお互いにカスタムに没頭中!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2020/07/28

【パワーと贅沢の融合】一度は乗ってみたいGMCシエラ・デナリの魅力

ピックアップトラック

GMCシエラ・デナリについて解説。シボレーよりもGMC派にとっては、ヘビーデューティ性能とラグジュアリーが融合した魅力的な選択肢として人気の車種。豪華な装備やオフロード性能、EcoTec3 5.3L V8エンジンなど、ユニークな特徴をご紹介しよう!

2024/05/16

ゆったりと景色を眺め馴染みながら走らせる大人のワゴン【1962 インパラ ワゴン】

ステーションワゴン

ビンテージ

シボレー

ホワイトウォールに5スポークのクレーガーを組み合わせたボトムスとクリーンなホワイトボディ。そして塗装を加えたルーフのコントラストが美しい62年型のインパラワゴン。ビレットやワイヤーホイールを履いて魅せるショーカー的なインパラとは一線を画し、古き良き時代のアメリカを色濃く感じさせる佇まいは大人の嗜みとして最良の選択。