オールドスクールとニュースクールの長所を融合させたのが、KRZのインパラだ。
ローライダーの王道カスタムを施すオールドスクール。それに対しやや新しい車両をベースにするニュースクール。その両者の長所を融合させたのが、KRZのインパラだ。
AMERICAN VINTAGE
普遍的なスタイルとすることで長く乗り続けることができる
'61 CHEVROLET IMPALA
エアサスやブレーキメーカーであり、近年は鍛造ホイールもラインナップに加える福岡のKRZ。多くのローライダーが愛してやまないインパラを王道的なOld schoolで仕上げるのでなく、現代的な技術を盛り込んだNew schoolで仕上げたのが、このデモカーだ。

エンジンは305ciのV8にコンバージョンし、補器類の一部はオリジナルのままだが電動ファンを追加して熱対策は万全。サスペンションはKRZが新たに開発した「ローライダーSSバック」を装着。四輪を個別に制御できるのは当然で、従来モデルよりもエアバッグが強化されているので、剛性感や安定感を向上させている。これにより、何とフロントはショックレス化を実現しており、ハイドロを凌ぐサスペンションストローク量を確保している。
足もとを彩るのは、KRZが発売するClassiC ForgedのDD-C6164。鍛造2ピース構造を採用しており、シボレーの'61〜'64に適合することが商品名から読み取れる。サイズは19インチで、フロント9J/リア10Jをセット。大口径化したことに合わせ、ブレーキもKRZ製品でアップグレード。フロント6ポッド/リア4ポッドを奢り、現代車感覚でドライブ可能。
KRZ代表の組坂氏は「これがアメリカの最先端のスタイルで、SEMAの王道カスタムと言えるね」と語る。そんな圧倒的なポテンシャルを秘めているにも関わらず、ノーマル然としたカラーリング。まさに能ある鷹は爪を隠すといった諺が相応しい、そんな仕様と言える。

ヘッドランプはマルチリフレクター化し、視認性を向上。流行りのパーツを無闇に付けると10年後には痛々しく見える。長く乗るなら、ノーマル風のスタイルを維持した方がベターだと組坂氏は語る。

「ビンテージカーに似合う大口径鍛造ホイール」をコンセプトに掲げるClassiC Forged。純正ホイールをオマージュしたデザインだが、このDD-C6164は19インチを実現。スタイルも運動性能も向上させられる。


フレームオフを行ない、フルレストアを実施。それに伴いエンジンは305にスイッチ。マスターバックやラジエターはオリジナルのままだが、細かなホース類まで新しくすることで、信頼性を向上させている。なおKRZのブログにレストア前の画像があるが、そこからここまで復元できたことに驚かされる。

トランクスペースには、KRZが発売したローライダーSSバックのエアサスをセット。注目すべきはフロントサスペンションがノーショック化してあり、ハイドロを超えた驚異的なストロークを実現している点だ。

インテリアはエッジの強い'59のものに変更。すべて新品パーツに交換しており、70年という月日を感じさせない仕上がり。エアコンはビンテージエアーを装備しており、季節を問わず快適なクルーズが楽しめる。
the KROOZ Customs
TEL:092-928-6734
http://www.krooz-int.com
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2026年1月号掲載
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