オールドスクールとニュースクールの長所を融合させたのが、KRZのインパラだ。

クーペ

ビンテージ

シボレー

アメマガ2026年1月号

インパラ

KROOZ

福岡県

AMERICAN VINTAGE

ローライダーの王道カスタムを施すオールドスクール。それに対しやや新しい車両をベースにするニュースクール。その両者の長所を融合させたのが、KRZのインパラだ。

AMERICAN VINTAGE


普遍的なスタイルとすることで長く乗り続けることができる

'61 CHEVROLET IMPALA

エアサスやブレーキメーカーであり、近年は鍛造ホイールもラインナップに加える福岡のKRZ。多くのローライダーが愛してやまないインパラを王道的なOld schoolで仕上げるのでなく、現代的な技術を盛り込んだNew schoolで仕上げたのが、このデモカーだ。

エンジンは305ciのV8にコンバージョンし、補器類の一部はオリジナルのままだが電動ファンを追加して熱対策は万全。サスペンションはKRZが新たに開発した「ローライダーSSバック」を装着。四輪を個別に制御できるのは当然で、従来モデルよりもエアバッグが強化されているので、剛性感や安定感を向上させている。これにより、何とフロントはショックレス化を実現しており、ハイドロを凌ぐサスペンションストローク量を確保している。

 

足もとを彩るのは、KRZが発売するClassiC ForgedのDD-C6164。鍛造2ピース構造を採用しており、シボレーの'61〜'64に適合することが商品名から読み取れる。サイズは19インチで、フロント9J/リア10Jをセット。大口径化したことに合わせ、ブレーキもKRZ製品でアップグレード。フロント6ポッド/リア4ポッドを奢り、現代車感覚でドライブ可能。

 

KRZ代表の組坂氏は「これがアメリカの最先端のスタイルで、SEMAの王道カスタムと言えるね」と語る。そんな圧倒的なポテンシャルを秘めているにも関わらず、ノーマル然としたカラーリング。まさに能ある鷹は爪を隠すといった諺が相応しい、そんな仕様と言える。

ヘッドランプはマルチリフレクター化し、視認性を向上。流行りのパーツを無闇に付けると10年後には痛々しく見える。長く乗るなら、ノーマル風のスタイルを維持した方がベターだと組坂氏は語る。

「ビンテージカーに似合う大口径鍛造ホイール」をコンセプトに掲げるClassiC Forged。純正ホイールをオマージュしたデザインだが、このDD-C6164は19インチを実現。スタイルも運動性能も向上させられる。

フレームオフを行ない、フルレストアを実施。それに伴いエンジンは305にスイッチ。マスターバックやラジエターはオリジナルのままだが、細かなホース類まで新しくすることで、信頼性を向上させている。なおKRZのブログにレストア前の画像があるが、そこからここまで復元できたことに驚かされる。

トランクスペースには、KRZが発売したローライダーSSバックのエアサスをセット。注目すべきはフロントサスペンションがノーショック化してあり、ハイドロを超えた驚異的なストロークを実現している点だ。

インテリアはエッジの強い'59のものに変更。すべて新品パーツに交換しており、70年という月日を感じさせない仕上がり。エアコンはビンテージエアーを装備しており、季節を問わず快適なクルーズが楽しめる。


the KROOZ Customs
TEL:092-928-6734
http://www.krooz-int.com


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2026年1月号掲載


関連記事

RELATED


統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】

ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。

インパラ=ローライダーの常識を覆すモンスター!【シボレーインパラ】

59年モデルを筆頭に、60年代前半までのインパラといえばローライダーが主流。なので世間一般的にはそっちのイメージが強い。だが、その常識を覆すモンスター級のマッスルカーがここに!

【1970 シボレー ノバ】90年代の350エンジンを搭載して気楽に乗れる

日本の道路事情にマッチしたサイズ感と、70年代のアメ車らしさを色濃く感じさせるフォルム。同年代のシェベルとは異なる魅力を放つNOVA。その個性を生かしつつも快適に乗れるようにアップデート!

【1982 シボレー コルベット】走ることだけをとにかく優先し400cbiエンジンや5MTに換装

ビンテージアメリカンを何台も在庫し、見比べてお気に入りの1台が選べる。東海カーズを初めて訪れた人は「夢のような空間ですね!」と驚きを隠せない。だが代表の細井さんは、愛車の見た目に関心はなく「いかに気持ちよく走れるか」を大切にしている。

いつまでも走り続けていたい!ロックな人生にアメ車は不可欠

アメ車の魅力に引き込まれ、複数台所有する人も少なくない。でもマッスルカーばかり…と言う人はレアなケースだろう。

 

最新記事


2026/04/10

【KMC KM554 AZTEC】ビードロックスタイルによりピアスボルトが逞しさや力強さを演出

ホイール

MLJ
KMC KM554 AZTEC

2026/04/10

【リンエイ】Jeepラングラーの特長を押さえたカスタムを得意とする

ショップ

RINEI【リンエイ】

2026/04/07

究極のチャレンジャーのために掲げたコンセプトは「頂点」

クーペ

ダッジ

2023年にラストコールを迎えたチャレンジャー。なかでもデーモン170は、まさにアルティメットバージョン。それを惜しげもなくカスタムしたのは、やはりLUXZだった!

2026/04/03

【テスラ モデル3】キャブ車とは対極的なテスラのカスタムも開始

セダン

OTHER

ローロッドスタイルを得意とするKRZ。2025年の夏から新たなジャンルをスタートさせた。それが何と「テスラ」のカスタム!もちろんエアサス&ホイールをセットし、新たな世界を提案する。

ランキング


2026/04/10

【KMC KM554 AZTEC】ビードロックスタイルによりピアスボルトが逞しさや力強さを演出

ホイール

MLJ
KMC KM554 AZTEC

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2021/02/10

【GMC タイフーン】モンスターSUVの異名を誇る、90年代を代表するプレミアムカー!

SUV

GMC

1992 GMC TYPHOON

2021/11/15

父の影響を受けてアメリカンカルチャーの虜に!

SUV

アメマガガールズ

GMC

彼女たち流のアメ車との付き合い方
GMC YUKON XL