【1998 シボレー コルベット コンバーチブル】リトラクタブルの美学を貫いた最後のコルベット

クーペ

シボレー

アメマガ2026年3月号

ガレージジョーカー

千葉県

コルベット

コルベットC5

コルベット コンバーチブル

「個性的なデザイン、高い整備性、手頃な価格」として、90年代のアメ車をプッシュするガレージジョーカー。紹介するコルベットC5も「推し」の一台だ。流麗なボディシルエット、リトラクタブルヘッドライトという伝統を守り続けながら進化したC5は、名作モデルとして語り継がれている。


大幅に改良されたコルベットC5は進化と共に伝統も守り続けた名作モデル

1998 CHEVROLET CORVETTE C5 Convertible
リトラがせり上がると高揚感が満ちてくる

アメ車の象徴、シボレー・コルベット。その歴代モデルの中でも、1997年に登場した5代目「C5」は特別な感慨を抱かせる一台だ。なぜなら、2004年にその生産を終えるまで、世界でも稀有となった「リトラクタブルヘッドライト」という伝統の火を灯した、最後の量産車だからである。

C5の魅力は、何と言ってもその流麗な低重心シルエット。直線番長と揶揄された前モデルから、新設計のハイドロフォーム・フレーム、トランスミッションを後方に配置するトランスアクスルレイアウトで大幅に改良。

 

劇的に生まれ変わったC5だが、静かに、かつ力強くせり上がるリトラは守り続けた。低く構えたノーズからリトラが顔を出すその瞬間、スポーツカーを操る高揚感が一気に満ちていく。この高揚感こそ、コルベットならではの醍醐味である。

 

しかし残念ながら、安全基準や空力性能の波に押され、C6以降は固定式へと姿を変えたコルベット。だからこそ、低いボンネットラインと「瞬き」の美学を両立したC5は、今なお「古き良きアメ車スポーツカーの魂」を宿す最後の名作として、未来永劫評価されていくだろう。

 

ガレージジョーカーもその名作C5をリスペクト。今後丁寧に整備リフレッシュし、美しい姿で販売していく予定だ。

ボディ剛性を重視し、ドアを開けた際のサイドシルに巨大な鋼鉄製のシャーシレールを配置していた前モデルC4。しかしそれにより、乗降性が著しく悪かった。C5はハイドロフォーム成形による強靭な新設計フレームを採用し、高い剛性を備えながらスマートな乗り降りが可能になった。さらにトランスミッションを後方に配置し、理想的な前後重量配分をもたらしている。

これらにより、劇的にハンドリング性能が向上しているのもC5の魅力だ。そして今回のモデルは、クーペよりもさらに希少性の高いコンバーチブル(ディーラー車)という点もポイント。また、C5の弱点であるステアリングロック機能だが(ハンドルロックと誤認識し、速度が上がるとエンジンストール)、対策品(バイパスモジュール)をアメリカから取り寄せ改善済み。

装着するホイールは純正の18インチ。ガレージジョーカーで流行している(?)ブロンズペイントが施され、モノトーンのボディに渋さが加わる。

C5に搭載されるのが、大幅な軽量化とコンパクト化を実現したオールアルミニウムの新設計エンジンLS1。低回転域からの太いトルク特性を維持しつつ、高回転までスムーズに吹け上がる名機エンジン。C5の前期型(~ 2000年)は345hpを発揮。

ハイドロフォームフレームの恩恵で足元空間は大幅に拡大され、乗降性は劇的に向上。フロントガラスに速度やエンジン回転数といった情報を映し出すヘッドアップディスプレイを採用するなど、画期的なシステムも特長だ。

スポーツカーの象徴!?リトラクタブルヘッドライト

1963年の二代目C2から続く伝統のヘッドライトが、リトラクタブルヘッドライト。その伝統を守り継承したのがコルベットC5。消灯時にライトユニットを完全に格納することで、極めて低いボンネットラインと優れた空力特性を実現できる。

古い時代の人間と言われるかもしれないが、スポーツカーはリトラというイメージが強い。この開閉ギミックは現代の車両にはない「変身」で、注目度は想像以上だ。


GARAGE JOKER
所在地:千葉県銚子市四日市場町238
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日
TEL:0479-25-7740
URL:https://www.garage-joker.com/


PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2026年3月号掲載


関連記事

RELATED


【1982 シボレー コルベット】走ることだけをとにかく優先し400cbiエンジンや5MTに換装

ビンテージアメリカンを何台も在庫し、見比べてお気に入りの1台が選べる。東海カーズを初めて訪れた人は「夢のような空間ですね!」と驚きを隠せない。だが代表の細井さんは、愛車の見た目に関心はなく「いかに気持ちよく走れるか」を大切にしている。

【ガレージジョーカー】本国との深いパイプで新たなカスタムを提案!

本国アメリカと太いパイプを持つガレージジョーカー。そのパイプを活かし、消耗品はもちろん、希少な雑貨やカスタムパーツの輸入も行なっている。今回は、2024年に発売されたCKカスタムフェイスを装着したタホを紹介しよう。

【シボレーサバーバン】90年代後半に流行したカスタムを取り入れる

父の影響でクルマに興味を持った弱冠二十歳のオーナーさん。夢は成人式に愛車に乗って参加することで、その愛車も決して妥協したくない。紆余曲折あったなかで手にしたサバーバンは、90年代後半のカスタムを取り入れ変貌させ、遂に成人式へと参加することになる。

C7に続きC8コルベットにも超絶ワイドボディ見参!

アメリカを代表するスポーツカーである「シボレー・コルベット」。その流麗なシルエットをさらに際立たせるべく、ジャパンメイドのワイドボディキットを纏わせたフォルテ。

カッコイイクルマである!それがコルベットの宿命

大きく張り出したフェンダーフレアと対照的に、ドアサイドが官能的にくびれたC3コルベット。様々なアメ車を扱うカーズスパークには、現在2台のコルベットが在庫している。

 

最新記事


2026/04/28

【1998 シボレー コルベット コンバーチブル】リトラクタブルの美学を貫いた最後のコルベット

クーペ

シボレー

「個性的なデザイン、高い整備性、手頃な価格」として、90年代のアメ車をプッシュするガレージジョーカー。紹介するコルベットC5も「推し」の一台だ。流麗なボディシルエット、リトラクタブルヘッドライトという伝統を守り続けながら進化したC5は、名作モデルとして語り継がれている。

2026/04/24

【ホットロッドカスタムショー2025】アメリカンモーターカルチャーのファンにとって絶対に無視できない最重要イベント!

イベントレポート

年々注目度が高まるホットロッドカスタムショーは2025年で33回目を迎える。 国内はもちろんのこと、海外からは来場者だけでなく車両エントリーや出店も含め年々増加!国内最大級のインドアショーであると同時に国際的社交場としても大きく貢献!

2026/04/21

【ウルトラパフォーマンスマフラー】単なる車検対応マフラーでなく、色や形が選べる点が最大の魅力

ジープ

チューニング

ショップ

国産4WDのカスタマイズブランドという印象を持つ人が多いかも知れないが、エルフォードではジープ用のエクステリアパーツやマフラーも発売中。スタイリングだけでなく保安基準も満たすので、ディーラーからの信頼も厚い。

2026/04/19

「アメ車でつながろう!」2026年も年4回の定期開催、その第1弾「アメ車ファンミーティング in Chiba」開催!

アメマガミーティング

イベントレポート

2024年から年4回の定期開催を続けている、アメ車マガジン主催イベント2026年も引き続き開催していく、その第1弾「アメ車ファンミーティング in Chiba」が3月15日、千葉県のフェスティバルウォーク蘇我で開催された。

ランキング


2026/04/24

【ホットロッドカスタムショー2025】アメリカンモーターカルチャーのファンにとって絶対に無視できない最重要イベント!

イベントレポート

年々注目度が高まるホットロッドカスタムショーは2025年で33回目を迎える。 国内はもちろんのこと、海外からは来場者だけでなく車両エントリーや出店も含め年々増加!国内最大級のインドアショーであると同時に国際的社交場としても大きく貢献!

2020/09/04

もっとも人気の高いセダンピックアップのエルカミーノ、スタイルよし走りよしのワルな優等生

セダン

ビンテージ

シボレー

1968 Chevrolet Elcamino

2026/04/19

「アメ車でつながろう!」2026年も年4回の定期開催、その第1弾「アメ車ファンミーティング in Chiba」開催!

アメマガミーティング

イベントレポート

2024年から年4回の定期開催を続けている、アメ車マガジン主催イベント2026年も引き続き開催していく、その第1弾「アメ車ファンミーティング in Chiba」が3月15日、千葉県のフェスティバルウォーク蘇我で開催された。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger