【1982 シボレー コルベット】走ることだけをとにかく優先し400cbiエンジンや5MTに換装

ビンテージアメリカンを何台も在庫し、見比べてお気に入りの1台が選べる。東海カーズを初めて訪れた人は「夢のような空間ですね!」と驚きを隠せない。だが代表の細井さんは、愛車の見た目に関心はなく「いかに気持ちよく走れるか」を大切にしている。
AMERICAN VINTAGE
見た目はかなりボロボロでも走りはバリバリでっす
1982 CHEVROLET CORVETTE
ピカピカのビンテージカーが整然と倉庫内に展示される東海カーズ。そんなお店だから代表の細井さんも極上のアメ車に乗っているのでは?と思う人も多いだろう。そんな夢というか幻想をぶっ壊して申し訳ないのだが、今回紹介するC3コルベットは細井さんの数ある愛車のうちの1台。かつて本誌で紹介したサビだらけのカマロと比べると、パワーウインドウが装着されているし、床も穴が空いていないので快適性は高いかも!?もちろん見た目は後回しで、とにかく運動性能を特化させている。
元々は350エンジンに3速ATの組み合せだったが、まずミッションがブローしたことによりTKXの5速MTへと換装。そしたら今度はエンジンがブローしたため400にスワップ。フロントサスはコイルスプリングを変更し、やや前傾気味の姿勢に変更。また、特注のビルシュタインショックを装着。ホイールはワークの協力により18インチへと拡大。これによりタイヤの選択肢を広げることができ、コーナリング性能を徹底的に高めている。
エアコンは軽量化とエンジンパワーのロスを防ぐ目的で撤去。見た目に反して普通に運転できるしオーディオも残っているのだが、軽量化をエンジンパワーのロスを防ぐという目的で、エアコンは撤去済み。走るサウナルームのようなコルベットで細井さんは82カップに参戦するという暴挙に出たが、その結果はぜひこちらをご覧いただきたい!


エンジンは400cbiに変更。キャブはホーリーで、インマニはエーデルブロックに変更。またラジエターのサイズに変更はないが、電動ファン化を実施して冷却性能を高めている。


ホイールは18インチのWORK・マイスターM1をチョイス。テールエンドには、巨大なディフューザーも装備する。
内張などの装飾品は可能な限り外し、軽量化を実施。通常のサイドブレーキのほかに、ドリフト走行用のリアブレーキを追加。ステアリングは一応MOMOが装着されており、シートはレカロのフルバケ&4点シートベルトに変更。


大きなタコメーターやバックカメラのモニターを、インパネに設置する。
もちろんカーズには、ピカピカのC3コルベットも在庫中。ラットはカッコ良いけど目立ちすぎるし、普通のコルベットが良いな…と思う人(というかこれが普通の感覚!?)には在庫車両がオススメ。もちろん熱意次第では、細井さんのC3を販売してくれるかもしれない。
THANKS:東海カーズ
TEL:0533-86-8890
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン2025年10月号掲載
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