【1970 プリムス サテライト】落ち着いた大人が嗜む、ビンテージ・モパーマッスル
2015年に公開されたワイルドスピード「スカイミッション」でドミニクが愛用したロードランナーのようにスパルタンにカスタムするのではなく、あえてオリジナルの良さを色濃く感じさせる仕立ての良さが際立つ、品格ある一台を紹介しよう。
AMERICAN VINTAGE
5年前にLAから自社輸入その後は管理ユーザーが愛用
1970 Plymouth Satellite
年々価格が高騰しているビンテージモデル。これはアメ車に限った話ではなく国産旧車や欧州車など、ジャンルを問わず高値を更新。そんな中、オリジナル志向かアップデートを施したレストモッド的なスタンスか、もしくはマッスルカーらしさを色濃く感じさせるスパルタンな仕立てか、ビンテージカルチャーにおいては、それを所有するだけでなく、どのように嗜むかも重要な話。

過激な走りを追い求めれば当然クルマへの負担は増すばかり、一方で当時ではありえないサイズのホイールやインジェクションエンジンを搭載、ミッションのアップデートなどをすれば、快適に走れるのとは引き換えに味わい深さがスポイルされる。
この辺りの足し算、引き算が個人的にはお洒落にセンス良く愛用する重要な要素ではないかとつくづく感じる昨今、紹介するバーニーズのサテライトには、その方程式が見事にフィットする姿に心を打たれた。

現車は本国より2021年に自社輸入後、5年間、前オーナーが大切にしていた個体で、ロードランナー仕様のインテリアや383専用ボンネットフードなど、さりげなく同年代のアレンジが加わる。一見するとオリジナル志向を色濃く感じさせる仕立てでありながら、リアのみタイヤサイズを太めに設定するなど、マッスルカーらしさをほど良い塩梅で印象付けるさじ加減も実に好印象だ。

この手のクルマを購入する際、一番気がかりなのがその素性であるが、5年間整備やメンテナンスをバーニーズで行なっており、次のオーナーさんへと嫁ぐ前に少しでも綺麗な状態でと全塗装まで済ませている。

エンジンルームやトランク内部をご覧になればその美しさは一目瞭然!

BFグッドリッチのラジアルはマッスルカー御用達の定番タイヤ!リアのみ太めに設定しており、5スポークのアルミホイールも雰囲気にマッチ。

モパーマッスル感を色濃く感じさせるリアトランクスポイラーの存在感も特筆物だ。

383用のボンネットフードに換装されているが、エンジンは318を搭載。

ロードランナーのマスコットとして採用されたキャラクターの鳴き声「Beep Beep」を模倣したクラクションを装着するなど、随所にロードランナーを感じさせる。

インテリアはフロント3人、リア3人の6人乗りベンチスタイル。

純正オーディオをそのまま残してある点もオリジナル志向で粋。クーラーも冷えてアイドリングも終始安定していた。

何よりふかふかのベンチシートに座り、細くて大きな純正ステアリングを握って走らせるスタンスが心躍る!
THANKS:BERNESE
TEL:059-227-6365
HP:http://bernese.co.jp/
PHOTO&TEXT:石井秋良
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