愛知まで見に行って、その場で決めた極上車 / エンジンブローで乗れなくなった旧マスクアストロ シボレーアストロ

新たな仲間と出会って知る旧マスクの底知れぬ魅力【OWNER:Akira】 / エンジンを載せ替えてバニングスタイルで復活!!【OWNER:Kazutoshi Kouziya】
やっぱりASTROが好きなんじゃ!! 1992 CHEVROLET ASTRO
新たな仲間と出会って知る旧マスクの底知れぬ魅力
フルエアロ仕様の98年型からスタートし、流行に乗ってフルエアロからエアロレス仕様へとスタイルチェンジ。すると新たな仲間と出会い、今度は旧マスクの魅力にハマる。
後期モデル愛用者が旧マスクに魅せられて
アストロといって最初に思い浮かぶのはやはり上下二段のシボレーフェイスを擁したフォルムだろう。さらにフルエアロを装着していれば全盛だった頃を思い出す。何しろ人気絶頂の頃は後期モデルが主流で、旧マスクを選択する人は少なかった。
アキラさんも今では旧マスクを愛用しているが、最初は98年型の後期モデルからスタートしたそうで、フルエアロが装着されていたとのこと。その後、時を経るごとにアストロのカスタムスタイルも変化していき、フルエアロを取り去ったエアロレススタイルが流行り出したことで、アキラさんもエアロを取り去り、スムージングにオールペンを施してアストロライフを楽しんでいた。
すると新たな仲間との出会いに恵まれ、すぐさま意気投合。共通の趣味で話は盛り上がる一方。話題はもちろんアストロで、中身は旧マスクについて。一気に旧マスクへと気持ちが動いたアキラさんは、それまで愛用していた98年型を手放し、程度の良い旧マスクが愛知にあるということで即見に行くと、その場で購入を決意。それが現愛車の92年型の旧マスク。
レッドのボディカラーがひと際鮮やか。ちなみに室内も真っ赤だ。内外装がとにかくキレイだけど、エンジンはさすがに汚れているだろうと思ったけれど、こちらもキレイ。もちろん多少の汚れはあるものの、これほどキレイな状態を保っているとは凄い。
アキラさんが「とにかくキレイ!!」と絶賛するアストロ。そうは言っても20年以上が経過しているんだからどこかしらヤレたりしてるハズと思いながら拝見してみると、絶賛するのも納得のキレイさ。エクステリアはもちろん下回りを覗きこんでみてもキレイ。一番の驚きはやはりインテリア。ヤレなどまったく感じない。これには脱帽。こんなキレイな旧マスク見たことないかも。
OWNER:Akira
やっぱりASTROが好きなんじゃ!! 1993 CHEVROLET ASTRO
エンジンを載せ替えてバニングスタイルで復活!!
最初は97年型の後期モデルを購入したものの、数多くのアストロ乗りと出会ったことで旧マスクの魅力を再確認。エンジンブローした旧マスクを甦らせてオンリーワンを目指す。
人と被らないことに命をかけてます(笑)
以前は後期モデルの97年型が愛車だった糀谷さん。イベントなどで何度もお会いしているのでそれは知っていたのだが、昨年の夏にこれまたイベントで会うとクルマが変わっていてビックリ!?「乗り換えちゃった♪」と見せられたアストロは93年型の旧マスク。E23型日産キャラバンの純正カラーでオールペンしたというボディはとにかくキレイで、前後のクロームバンパーとの相性もバツグン。
実はこのアストロ、元々はISMさんが所有していたそうなのだが、エンジンブローで手放したのを引き継いだもの。しかし、引き継いだはいいけれど、このままでは乗ることができない。
97年型を購入して木村さんと知り合い、メンテナンスを自身で行なっていることはもちろん知っていたわけで、あの膨大なストックパーツの中にはエンジンも数機あり、その内の一つ(95年型のWエンジン)を移植することとなったわけだ。木村さんを通じて旧マスクの魅力にハマったというだけに、旧マスクを手にしてご満悦。もちろん不満なんて一切なく、不具合も愛情でカバーして楽しんでいる。
エンジンブローした旧マスクアストロを譲り受けたはいいけれど「エンジンはどうしよう?」ってことで、95年型のWエンジンを移植。V8という選択肢もあったと思うが、まずは乗れるようにが優先事項。
前後バンパーはクロームとし、フェイスにはファントムグリルをあしらう。マフラーはワンオフの2本出しで、ホイールはハリケーンレーシングをチョイス。ファットなタイヤを収めるべくオーバーフェンダーを装着しているが、するとスライドドアが干渉するため延長キットを装着して解消。インテリアは純正仕様を残しているが、こちらも何か施す予定みたい。
OWNER:Kazutoshi Kouziya
■Text & Photos|アメ車MAGAZINE
アメ車マガジン 2018年 4月号掲載
最新記事

2023/03/31
イメージは軽井沢の別荘地ミッドセンチュリーを組み合わせ自然と暮らす家
山に囲まれた小高い丘に建つ平屋建ては、別荘を連想させる。野村さん夫婦が思い描いた住宅と周辺環境のテーマは、大好きな軽井沢とアメリカンモダンデザイン「ミッドセンチュリー」の融合。自然を感じながら、毎日がバケーション!

2023/03/30
大排気量のマッスルカーよりも、唯一無二の存在というべきカスタムカーの方が好きだった
クライスラー300を皮切りに、V8 チャレンジャー、そしてこのマスタングと乗り継いできたオーナー氏。誰もが一度は大排気量のマッスルカーに乗りたいと思うが、いざ乗ってみて分かったことは「マッスルよりもカスタムカーが好き」という事実だった。

2023/03/29
「初めての愛車はシボレーSUV」。20代の頃、コンビニで立ち読みしたアメマガを見て、決意!
「初めての愛車はシボレーSUV」。20代の頃、コンビニで立ち読みしたアメマガを見て、そう決意した吉田さん。金銭的な問題で初の愛車は国産コンパクトカーにしたが、入社した会社の同期がタホに乗っていることを知り、負けていられないと、夢のアメ車購入へ踏み出した。

2023/03/28
ビンテージアイテムに特化した「KANCHI HOUSE」を紹介しよう。
アメ車に乗っていたら、やっぱりアメリカンカルチャーは否応なしに気になるもの。以前から全国各地のアメリカン雑貨専門店を紹介してきたが、今回はその中でもビンテージアイテムに特化した「KANCHI HOUSE」を紹介しよう。