フラッグシップセダンのネーミングとして「コンチネンタル」が復活!! 2017 Lincoln Continental

セダン

リンカーン

新車インプレッション

continental

LINCOLN

コンチネンタル

リンカーン

リンカーン伝統のネーミングが帰ってきた。14年ぶりに「コンチネンタル」がフラッグシップセダンのラインナップに戻ったのである。中味はもちろん最新の最高級車にふさわしいものになっている。MKXに続いて秋には発売予定だ。


最上の空間と最上の走りを実現した新フラッグシップ

「コンチネンタル」という名前には特別な意味がある。リンカーンブランドにコンチネンタルという名前のクルマが追加されたのは1940年モデルでのこと。当時社長を務めていたエドセル・フォードのプライベートカーとしてデザインされたものがコンチネンタルの始まりだった。

市販車となったコンチネンタルはV12エンジンを搭載したスペシャルカーで、職人の手によりハンドメイドで組み立てられた。
第二次世界大戦を挟んで1954年、リンカーンの上位ブランドとしてコンチネンタルブランドが創設され、コンチネンタル・マークⅡがリリースされた。

2017 Lincoln Continental バックスタイル

コンチネンタルブランドは間もなく廃止され、様々な経緯はあったものの、その後もコンチネンタル自体はリンカーンブランドのフラッグシップモデルとして存続した。そのコンチネンタルが2002年モデルまでで廃止されて14年、フルサイズセダンとしてのコンチネンタルの復活が正式に発表された。先に発表されていたコンセプトモデルほぼそのままである。

フロントマスクは、これまでのリンカーンのアイデンティティであったウインググリルを廃止し、中央にリンカーンスターを配置したメッシュグリルを据えた。グリルメッシュがリンカーンスターの外枠が連なったデザインになっているのも特徴だ。先に発表された新型MKZと同様である。


アウタードアハンドルはEラッチと呼ばれる窓枠下端から突き出た掛け金となった。この下側のボタンスイッチを押すとドアが開くのだという。人が近づくとライトアップして迎えるセンサーも装備されている。

2017 Lincoln Continental ハンドルパネル周り

2017 Lincoln Continental シート 2017 Lincoln Continental 後部座席
2017 Lincoln Continental 高級感のあるパーフェクト・ポジション・シート プライベートジェットやハイエンドオフィスにヒントを得たインテリア
2017 Lincoln Continental パネル周り 2017 Lincoln Continental スイッチ類

今回コンチネンタルのために用意されたのが「パーフェクト・ポジション・シート」。これはなんと30ウェイの調整機構を持ったシートで、座る人の体に合わせてピッタリと調整可能となる。これはプライベートジェットやハイエンドオフィスにヒントを得たもの。

搭載エンジンは新開発の3・0ℓV6エコブーストのツインターボで、テストでは400hp/400lb︲ft(55・3㎏︲m)を発揮したという。駆動方式は、ダイナミック・トルクベクタリング機構を備えたAWDを選ぶことも可能。また、リンカーン・ドライブ・コントロールなどの制御システムなども合わせて、最上の快適な走行を楽しむことができる。

1940コンチネンタル・クーペ

1940コンチネンタル・クーペ

1956コンチネンタル・マークⅡ

1956コンチネンタル・マークⅡ

1961コンチネンタル・4ドア

1961コンチネンタル・4ドア

1979コンチネンタル・マークV

1979コンチネンタル・マークV

1997コンチネンタル

1997コンチネンタル


http://www.lincoln.com


関連記事

RELATED


エスカレード狙いが試乗してリンカーンナビゲーターに NOZOMI ☆ アメマガガール

「アメ車に乗りたい!!」という思いが湧いては消えを繰り返していたけれど、そろそろ我慢も限界。勢いに身を任せて迎え入れた愛車は現行モデルのナビゲーター。

大統領専用車に採用されたリンカーン・コンチネンタルの4代目モデル

重厚な観音開きドアのクラシックセダン

9コートパールが生み出すツヤが只ならぬ艶かしい姿を表現する!リンカーンナビゲーター

好きな色にペイントするのはよくあるが、ここまでの多層パールとなると、全く異なる印象を受ける。オールペンで、リフレッシュ&新しいスタイルを創造した好例を紹介しよう。

かつては大統領の専用車として採用されたこともあるコンチネンタル。

歴史的名車でもある、6人乗れるフルサイズセダン.
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。

AMERICAN DAILY VINTAGE CAR
気軽に、楽しく、毎日乗れるアメリカンビンテージカー

【希少車 リンカーン マークVIII】ラグジュアリークーペを乗りこなすアメマガガールに注目

今回のアメマガガールズはマークⅧで、しかも女性オーナーっていう希少車を乗りこなすハルナさん。マークⅧとの出会いから、お気に入りのポイント、憧れのアメ車についても取材。

かわいらしい見た目とは裏腹にカッコよくエレガントなアメ車にインタビュアーも興味深々!

彼女たち流のアメ車との付き合い方
1959y LINCOLN MARK VIII

Text & Photos|アメ車MAGAZINE

 

最新記事


2025/02/19

名称を新たに「AMEJAM」としても、アメ車好きを楽しませるのは変わらず

イベントレポート

2025/02/17

【XTREME-J XJ07】コンケイブスタイルで魅せる タフさとエレガントさの両立

ホイール

日本で初めてビードロックテイストのデザインを採用したのが、MLJが展開するブランド「XTREME-J」である。

2025/02/15

【WORK ZEAST STX】押し出し感と迫力が倍増、ツーモーションコンケイブ

ホイール

2025/02/14

インパラ=ローライダーの常識を覆すモンスター!【シボレーインパラ】

クーペ

ビンテージ

シボレー

59年モデルを筆頭に、60年代前半までのインパラといえばローライダーが主流。なので世間一般的にはそっちのイメージが強い。だが、その常識を覆すモンスター級のマッスルカーがここに!

ランキング


2020/09/15

ファイヤーバードのトップグレードがトランザムだ!

クーペ

ビンテージ

ポンティアック

1973 Pontiac Firebird Trans Am

2025/02/17

【XTREME-J XJ07】コンケイブスタイルで魅せる タフさとエレガントさの両立

ホイール

日本で初めてビードロックテイストのデザインを採用したのが、MLJが展開するブランド「XTREME-J」である。

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger