AMERICAN DAILY VINTAGE CAR
気軽に、楽しく、毎日乗れるアメリカンビンテージカー
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
重厚な観音開きドアのクラシックセダン
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
大統領専用車に採用されたリンカーン・コンチネンタルの4代目モデルは、優雅でゴージャスといった雰囲気が随所から漂っている。そんなフォーマルな装いにアレンジを加えて、ワイルドさも加味したフォルムで魅せてくれる。
リンカーン・コンチネンタルのファーストモデルは1939年に1940年モデルとして登場し、現行モデルは10代目となる、約80年にも及ぶ歴史あるモデルだ。この長い歴史の中でもやはり4代目は、ケネディ大統領暗殺事件で一躍有名になったモデルとして知名度が高い。
そんな4代目の1962年型を現オーナーは「このクルマが好きだから。欲しいと思った時が買い時」と迷うことなく相棒として招き入れた。ビッグリムにエアサスをインストールするなどして独自のアレンジもプラス。ゴージャスな雰囲気を醸し出しつつもワイルドな一面も併せ持つスタイルへと仕上げている。
撮影車両にはエアサスが装備され、スラムド化を可能にするためにリアのインナーフェンダーを加工。フォーマルとワイルドをミックスしている。
左右のドアは観音開きとなっている。このドアの重厚さはさすが当時のセレブが愛用しただけのことはある。
搭載エンジンはオリジナルの430(7.0?)MEL V8で、キャブはエーデルブロックに変更。
マンハッタンビレットオーダーホイール、4輪ともに13インチディスクブレーキ。
インテリアは、細部にウッドを配すことで高級感を演出。さらに独創的なメーターやスイッチなども装飾されている。1961年型で新時代を見据えた新しいクリーンなデザインを得たリンカーン・コンチネンタルは、1964年型でマイナーチェンジを実施、さらに1965年型ではクライスラー・ニューヨーカーやインペリアル・クラウンを意識したエッジを利かせたデザインを得ることとなった。
実は1961年型のリンカーン・コンチネンタルと、1965年型からのクライスラーとインペリアルは共にエルウッド・エンジェルという同じ人物がデザインしたものであり、どことなく似ていたのにはそんな理由があったのである。 リンカーン・コンチネンタルの特徴的な観音開きのドアはクロームトリムを可能な限り廃し面の張りの美しさを強調したサイドビューとなっている。
■取材協力:ワイテック
所在地:埼玉県深谷市大谷923
TEL:048-570-5737
https://www.y-tech.cc/
■Text & Photos|アメリカンビンテージカーマガジン
アメリカンビンテージカーマガジン VOL.4
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