セミファストバック形状のフォルムへと進化した2代目モデル 1970y シボレー シェベル【アズールモータリング】
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ワイルドスピードやアウトローなど、映画ではクールでタフな男の愛車として登場する1970年式シェベル。
1970y CHEVROLET CHEVELLE
NEW STYLEと一言では片づけられない、奥深きカスタム
ワイルドスピードやアウトローなど、映画ではクールでタフな男の愛車として登場する1970年式シェベル。そのシェベルをベースに、LS1エンジン換装によるインジェクション化をはじめ、インテリア総張り替えやオーディオインストール、フォージアート履きで現代風に大胆アレンジ!
エルカミーノとボディの一部を共用し、フルサイズのカプリスやインパラよりも一回り小さなサイズ感が魅力のシェベル。2ドアパッセンジャーカーとして人気のピークを迎えたのが、今回ご紹介する1970年モデルだ。このモデルには当時史上最強のビッグブロックであるLS6が搭載されており、洗練されたコークボトルラインと454cuiのトルクフルな走りが何とも味わい深い一台である。
1970年と言えば時代はマッスルカーの全盛期であり、その時代に一世を風靡したエンジンを搭載するこのシェベルは、まさにアメリカンビンテージの黄金時代を生きた名車と言えるだろう。
そのシェベル をベースに独自のアレンジを加え、現代のクルマと何ら遜色のない乗りこなしを堪能できる魅力的な一台に仕上げたのが愛知県のアズールモータリング だ。同社が販売代理店を務めるフォージアートの大口径履きを筆頭に、オーストリッチ素材を採用したカスタムインテリア。
シェベルらしさを損なわない様に配慮されたオーディオカスタムに、当時の流行のラインに最先端の塗料で煌びやかに演出するカスタムペイントなど、その独創的なアレンジによって、70年代の魅力を絶妙に惹き立てつつ現在のカスタムワークを取り入れている。
そのアレンジはビジュアルのみならず、大口径履きで懸念される制動力確保の為の4輪ディスクブレーキ化や、扱いやすくパワフルで快適なエンジンであるコルベットC5のLS1への換装など、走りに関しても抜かりない。
オリジナルをグッドコンディションで保ち続けてこそビンテージアメリカン! との意見はあるものの、やはり気軽に乗れる快適さは重要。その辺りのさじ加減を、〝絶妙なスパイス〟で具現化させた理想系が、このシェベルと言える。
本国マイアミを中心に、カスタムシーンにおける新ジャンルとして定着してきたNE W STYLE。あえてジャンルで区別するとすればそこに当てはまるのかもしれない。しかし、そもそもの話ラグジュアリーやローライダー、ニュースタイルなどと無理にジャンルで分ける必要なんてない。枠にとらわれず、自由な発想でクールに乗りこなしてこそ、ビンテージアメリカンなのだ!
1968yモデルよりフルモデルチェンジを果たし、コークボトルラインのセミファストバック形状のフォルムへと進化した2代目モデル。この独特のボディラインに大口径フォージアートのムリ履き感が、絶妙にキマる!
![1970y CHEVROLET CHEVELLE ハンドル](/cms/amemaga/uploads/2016/03/DSC_9963.jpg)
![1970y CHEVROLET CHEVELLE シート](/cms/amemaga/uploads/2016/03/DSC_9973.jpg)
![1970y CHEVROLET CHEVELLE 後部座席](/cms/amemaga/uploads/2016/03/DSC_0009.jpg)
![1970y CHEVROLET CHEVELLE ブラックレザーを基調にオーストリッチ素材を贅沢に採用したカスタムインテリア](/cms/amemaga/uploads/2016/03/DSC_9991.jpg)
ブラックレザーを基調にオーストリッチ素材を贅沢に採用したカスタムインテリア。青いステッチとパイピングの刺し色はエクステリアやリムに合わせたさり気ない配色で、SSの刺繍が入ったヘッドレストも雰囲気抜群。ビレットスペシャリティーズのステアリングは特注品。
カーボンパネルにダコタデジタルのメーター計は、レトロな中にどことなくハイテクなイメージが融合する斬新さが肝。また、淡いブルーのメーター色と刺し色をマッチさせたカラーコーデも特筆物だ。
![1970y CHEVROLET CHEVELLE](/cms/amemaga/uploads/2016/03/DSC_0044.jpg)
![1970y CHEVROLET CHEVELLE](/cms/amemaga/uploads/2016/03/DSC_0013.jpg)
JLオーディオのアンプをトランクにスマートインストールし、後部座席後方にキッカーのウーファーを4基セット。ヘッドユニットはあえて見えない所へ配置し、当時物の純正デッキを残すことでインパネの雰囲気を損なう事無く、心地よいサウンドを堪能できるように配慮する。
キャブレター車にも関わらず、イグニッションキーを回せば簡単にかかるエンジン。そのカラクリはエンジン換装による。なんとコルベットC5に搭載されているLS1エンジンが積まれており、1970年型の風貌ながらフューエルインジェクションの恩恵を受ける。その走りは現代のクルマと何ら遜色なし。終始快適に乗りこなせるのだ。
大口径履きを可能にすべくフロント車高調、リアをHOTCHIKIS製サスペンション&デフで位置関係を整え、フロント22インチ、リア24インチと前後異なるリムサイズで内側にブルーの刺し色を配色、これによりFORGIATOをクールに履きこなす。4輪ディスクブレーキ化も特筆物だ。
■取材協力:AZZURE MOTORING
http://azzurre-motoring.com/
■Text & Photos|AMERICAN VINTAGECAR magazine
アメリカンカンビンテージ vol.01
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