【1987y シボレー モンテカルロ】ミドルサイズボディーにスクエアな4灯ヘッドライト
1987y CHEVROLET MONTECARLO(シボレー モンテカルロ)
アメリカンビンテージvol.01
あえて定番スタイルを避けた〝ハズしカスタム〟が気分。
アメリカンヴィンテージのセカンドジェネレーションとして、現在80年代のアメ車が注目を集めている。大き過ぎず、小さ過ぎずの程よいミドルサイズボディーにスクエアな4灯ヘッドライト。Gボディーが醸し出す独特の存在感に、トレンドカスタムをミックスさせた87yモンテの魅力に迫る!
1987y CHEVROLET MONTECARLO(シボレー モンテカルロ)
シボレーブランドの高級2ドアパーソナルクーペとして、モンテカルロは88年まで販売されていた。歴史を辿って行くと、フルサイズの1970年代に始まり、1980年にはターボエンジンが登場、1981年には角目4灯のヘッドライトを採用するなど、時代背景に合わせてリファインを繰り返してきた。
その進化の過程で最も話題となり人気を促がしたのが、1983年に誕生した特徴的なスラントノーズを持つ、新ボディキットを採用したSSパッケージである。そのファイナルモデルが1987年型モンテカルロコンバーチブルだ。

特筆すべきは、ローライダーらしさを微かに漂わせつつ、当時らしいカスタムと最先端トレンドを絶妙にミックスさせたカスタムワークだ。まずはアズールモータリングが正規代理店を務めるフォージアートの24inch履き。ラソイオの5スポークリム部のみをマッチペイントで強調する。伸び率が高く横方向のねじれにも強いファイヤーストーン社のエアサスで、ハイライダースタイルでの快適ツーリングを可能にした。
また、80年代に流行ったツィードインテリアにダコタデジタルメーターや、後部座席を潔く脱ぎ去ったロックフォードパンチのカスタムオーディオインストール、ホイールと同ブランドでコーディネートしたフォージアートのビレットステアリング等、それぞれ異なる時代に流行したカスタムトレンドなのに、それが違和感なくミックスされた独自のスタイルに仕立て上げている。
この固定概念に囚われない自由なカスタムこそ〝ミクスチャーカスタム〟の最前線であり、次世代を担うビンテージアメリカンカスタムの大本命と言えるだろう。
優れた空力性能を持つこのSSはNASCARで好評価され、'86年にはレースフィールドからの要望が採用され、バルブ形状にふくらませたリアウィンドウを持つエアロクーペがSSのラインナップに追加された。ローライダーベース車輛としてのカスタムが多い為、その素性があまり知られていないが、実はスポーツクーペとしての実力も高い。

車高を上げた状態のフォルムは、リフトアップを施したハイライダースタイルそのもの。ノーマル車高と比較してもワンランク上の車格でクルージングする雄姿はインパクト絶大!

航空科学技術で採用される鍛造アルミニウムを採用する3ピースホイールのフォージアートは、ボディカラーとのマッチペイントを施すラソイオ24inch履き。独自形状のリムデザインに効果的なインパクトを加え、脱クローム化やトータルフォルムを整えるハイセンスな履きこなしに注目。また、大口径履きによる制動力の不安はウィルウッドブレーキkitで解消するなど、デイリーユースに支障を来さない配慮もポイント。


エアサスは4輪独立の最先端物では無いが、横方向のねじれに強いファイヤーストーン社製の前後独立式を採用。フェンダー加工はインナーだけに留めつつ24inch履きを可能にした絶妙な車高は、ビジュアルのみならず乗り味も非常にマイルド。走行シーンではハイライダー、低駐車時はハンドルすら切れない程のロワードスタイルと両極端なスタイルを一台で楽しめるのは実に贅沢!


あえてレザーを採用せずツィードに拘ったインテリアは、ドア内貼りにSSのロゴをあしらいつつ、オリジナル形状を損なわない様に配慮された当時らしい雰囲気をストック。フォージアートステアリングのビレットステアリングやダコタデジタルのメーターなど、ほのかに80年代の匂いを感じさせつつもトレンドを意識したインテリアは特筆物。

セカンドシートを取り去り大胆にレイアウトされたロックフォードパンチのウーファー&アンプのカスタムオーディオ。ブルーイルミネーションの効果的なアクセントも手伝って雰囲気を盛り立てる。
■取材協力:AZZURE MOTORING
https://azzurre-motoring.com/
■Text & Photos|AMERICAN VINTAGECAR magazine
アメリカンカンビンテージ vol.01
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