“超希少”なブリットを手に入れるチャンスあり【ウイングオート】

2008年にフォードがリリースした特別な限定モデル、マスタングUSブリットが愛知県のウイングオートに販売車両として置かれている。同社はフォードのグローバルサブディーラーでもあり、安心要素は極めて高い。
2008 FORD MUSTANG US BULLITT
フォードグローバルサブディーラーの安心感と共に
2008年にフォードがリリースした特別な限定モデル、マスタングUSブリットが愛知県のウイングオートに販売車両として置かれている。同社はフォードのグローバルサブディーラーでもあり、安心要素は極めて高い。
世界7700台限定 映画ファン垂涎の1台
今でこそカーアクション映画と言えば「ワイルド・スピード」シリーズが著名だが、ベテランのアメ車ファンにとっては1968年の映画「ブリット」も忘れられないはずだ。スティーブ・マックィーン演じる主人公が、同年型マスタング390GTを愛車としていた。劇中では現代のようなCGに頼らずカーアクションを見せており、今なお「映画史上もっとも過激」と評されている。
映画作品そのものも歴史に残る名作とされているため、アメ車好きなら必見の作品である。そして、映画「ブリット」に登場したマスタングをフォードが2008年に生まれ変わらせたのが、このマスタングUSブリット。当時、世界7700台の限定車としてリリースされ、多くのマッスルカーファンがこぞって入手を願ったモデル。
それから9年が経った現在、限定車としてはそこそこ多い生産数でありながら、中古車市場で見掛けることは滅多にない。その理由はおそらくファンによって大切に保有され続けているのだと思われる。しかし、貴重な1台が愛知県のウイングオートに鎮座しているという、これは間違いなく、ファンにとっては大きなチャンスだ。
この1台は、ウイングオートが新車当時にサリーン正規ディーラーとして販売し、2オーナーとも同社でサポートしたもの。これまでのオーナーは、それはもう大切に扱っていたそうで、コンディションは今も良好に維持されている。また、ウイングオートはフォードのグローバルサブディーラーでもあるため、状態を維持するためのノウハウが当然あり、購入後のサポートの点でも安心できる。
何の気兼ねもなく憧れのクルマを手に入れて、そして大切に使い続けられる環境が整っている。映画史に残る傑作「ブリット」。その正式な継承として限定的に誕生したマスタングUSブリットは、今後さらにその価値を高めていくだろう。
アメリカンレーシングのトルクスラストをイメージしてデザインされた5本スポークデザインのホイール、ブレンボブレーキ、ブリット専用のエキゾーストシステムが導入されており、エンジンパワーの向上とフィーリングを心地良くするために、排気干渉を抑えている。3.5インチのデュアルエキゾーストはリアビューの迫力を増す。
4.6Lエンジンにもブリット専用チューニングが施されており、フォードレーシングのチューニングによって最高出力315hpをマークしていたわけだが、さらにサリーン製スーパーチャージャーを搭載することでパワーは475hpへと引き上げられている。エンジンルームで確認できるストラットタワーブレースもブリット専用であり、劇中で見せたクイックな走りを実現するための特別装備である。
インテリアではアルミインパネ、アルミシフトノブ、アルミペダルカバーなどが備わっており、ステアリングの中央にはブリットのロゴが飾られる。もちろんいずれもブリット専用の装備であり、スパルタンな印象を演出する。ミッションは5MT。トランクルームにはカロッツェリアのオーディオシステムが組まれている。
FORD GLOBAL SUB DEALER WINGAUTO(シボレー名岐)
tel.052-409-5434
http://www.wingauto.co.jp
■Photo & Text:加藤山往
2018年 アメ車マガジン 2月号掲載
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