マスタングは人生の原動力、そして人と人の絆も紡ぐ

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新しい事を始める時は期待と不安が交錯するが、その一歩を踏み出さないことには、違う世界は見えてこない。この春、初めてアメ車を手にする女性オーナーたちを紹介しよう。

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クルマは唯の移動手段でなく自分の生き様を主張できる!

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2010y SMS 302 FORD MUSTANG
2010y FORD MUSTANG GT

GM車だけでなく、マスタングの販売&カスタマイズも積極的に力を入れているウイングオート。ただクルマを販売するだけでなく、サーキットを貸し切った「ウイングデー」というイベントも開催しており、ユーザーと密接な距離感を大切にするショップだ。

 

そのウイングオートで、今回マスタングを手に入れた苅谷さん(写真右・SMS302)と坂さん(写真左・GT)を紹介しよう。お二人とも幼い時からクルマが大好きで、苅谷さんはかつて強化クラッチを入れたガチガチのスポーツカーや旧車に乗っていたが、アメ車は初めて。一方の坂さんは、高校生の頃からクルマに興味を抱いており、同級生だけでなく先生にも知れ渡るほど。様々な日本車や欧州車を乗り継ぎ、その中にはスポーティなクルマもあったが、「何か違う…」とモヤモヤした気持ちを抱いていたそうだ。

 

そんなある日、坂さんがとあるケーキ屋さんに間違って立ち寄る。だがこの間違いが、後にマスタングを手に入れるキッカケになるとは、夢にも思わなかったそうだ。実はこのケーキ屋さん、C7コルベットを所有しており、何度かお店に通ううちにアメ車の話になり、そこからウインングデーに誘われる。そこで大勢のマスタングを目の当たりにし、手の届かない存在と決め込んでいたマスタングが「もしかしたら買えるかも。今買わないと一生買えないかも…」と思ったそう。

実は坂さん、ピアノやエレクトーンの演奏や講演活動を行なっているが、ただ音楽を奏でるだけでなく、観客に向けて「夢を想い描くこと、その夢を叶えるために頑張ることの大切さ」を常に伝えている。マスタングを購入することで自分のテンションは上がるし、趣味で乗るのでなく今後の自分の生き様を象徴する相棒として選んだそうだ。

 

またアメ車がキッカケで多くの人と繋がることができたことも自分にとって大きな糧となっている。それまでアメ車やアメ車ユーザーに対してはネガティブなイメージを抱いていたが、それはまったくの杞憂だったし、何よりもこんなに仲間意識の強い人たちだと想いもしなかったとのこと。

今回、坂さんと同時にマスタングを購入した苅谷さん。昔からスポーツカーに乗っていたし、今まで日本車ばかり所有していたので、次はMTのアメ車に乗りたいけど…と、朧げに夢は描いていたそう。ある日、若い女性がマッスルカーを運転している姿を目撃し、彼に車種名を尋ねたことで、マスタングと聞かされ、そこから強く意識するようになる。

 

実はこの彼こそが先述のケーキ屋さん。善は急げと言うように、坂さんも一緒にウイングオートへ向かい、マスタングを探して欲しいと依頼。当初は別の個体を検討していたが、激レア車SMS302が出現(ただし廃車のように見えたとか)し即決。これを綺麗に直すだけでなく、こっそりレーシングストライプの追加やホイールの同色化をサプライズで計画したそうだ。

 

人生は選択の連続で、どうしても迷ったり躊躇することはある。そんな時、背中を押してくれる友の存在は非常に大きいし、それが同じアメ車の仲間なら、信じるに値するし、その絆はここからさらに広がっていくことだろう。

MTが絶対条件でしたが想像以上のクルマに大満足!
2010y SMS 302 フォード マスタング

前後のバンパーはSMS専用タイプを装着。リアバンパーロゴを主張するため、レーシングストライプを追加。敢えてモノトーンとし、硬派な印象を強調する。

5.0ℓV8を搭載し、ストラットタワーバーやブレンボのブレーキなど、各部の剛性&ポテンシャルアップも実施。排気量やマフラーの違いで、SMS302の方が重厚なサウンドを奏でる。

前後シートにSMSのロゴがあしらわれ、特別感を強調。6MTの操作方法に苅谷さんは当初驚いていたが、「むしろ間違えず安心」とのこと。


Sayuri Kariya

お世話になった人に自分とマスタングを見せに行きたい!
2010y フォード マスタング GT

「マスタングは4灯!」が坂さんの抱くイメージで、灯火類は中期型に変更。前オーナーの好みでコブラジェットやPYPESのマフラーを装着する。

V8エンジンはマスト。このマスタングがデビューした時は学生だったが「原点回帰していい感じ」と思ったそう。そのクルマを手に入れたことで、坂さんの感慨もひとしを。エンジンを初めて始動した時の表情は最高でした。

インテリアはフルノーマル。トランクが広いので、エレクトーンやスピーカーが運搬可能。エンジンの他には、カラーとモデルイヤーにこだわったそうだ。


Yumiko Ban


Thanks:WINGAUTO
TEL:052-409-5434
http://www.wingauto.co.jp


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン2025年6月号掲載


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