ケータリングカーとして活躍するシボレーP10ステップバン。キュートなルックスながら頼りになる。
シークがプロデュースしたハンバーガーのケータリングカーとして活躍するP10を紹介。
1978 Chevrolet?P10 Step Van
映画などでもよく目にするステップバンだが、アメリカはもちろん日本でもその人気が高まってきている。中でもシボレーのP10ステップバンは人気が高くケータリングカーとして使用されることも多い。今回は、シークがプロデュースしたハンバーガーのケータリングカーとして活躍するP10を紹介しよう。
様々なジャンルで人気を博してきているステップバン
アメリカでは、近年様々なフィールドでステップバン(いわゆるウォークスルーバン)の注目度が高まっている。ダイキャストミニカーにおいては、ホットウィールがDIVCOの牛乳配達車をホットロッドとしてアレンジしたモデルが大人気となり、それを機にホットロッドショップなどが自社のサービスカーとしてビンテージなステップバンをプロジェクトするようにった。
中でもシボレーのステップバンのPシリーズは、ピックアップトラックのC10やG‐VANと共用パーツが多いため、アップグレードやモディファイするうえでも都合がよく、ホットロッドやカスタムのベース車としての人気が高まっている。そうしたトレンドがミニチュアカーでもフィードバックされており、近年ではカスタムされた状態のステップバンがモデル化されたりと、広い範囲で注目度が高まっているのだ。
それに対して日本国内では、テックスメックスやハンバーガーなど、アメリカンフードを提供するケータリング車両としてのニーズが増えている。様々な仕様が存在するPシリーズのなかでも、アイスクリームバンとしてお馴染みの最もコンパクトなP10は、国内の都心部での取り回しもよく、拡張性に富んでいて、アメ車ファンの枠を超えてニーズが増えている。
今回紹介するこの個体もそんな1台で、配達車両だったクルマをベースに、輸入~ケータリング仕様へのアレンジまで、「シーク」で行なっている。室内の設備を設置し、商品を提供するポップアップドアへのアレンジやエアコンも設置し、ハンバーガーを提供するケータリングカーとして活躍中なのだ。

直線基調のハイキューブなボディと、ヘッドライト&マーカーが収まる縦型ベゼルによるキュートな顔付きが魅力。
マーカーがヘッドライト下に設置される先代の69~72年型に対して、73年以降はマーカーの位置が入れ替わると同時に、フードが延長されているのが特徴的。他社のステップバン同様に、ボディは数社の専門メーカーによってバリエーション展開しており、この個体はグラマン社によるアルミ製ボディ製となる。

簡素なインパネや、内張りのないシンプルwさはステップバンならでは。社外メーターが追加されステアリングは50'sChevy用にアレンジ。オーバーヘッド部には、オーディオ&バックカメラのモニターを完備。エンジンカバーの上にエアコンを設置した。

1本足が特徴のシートはリフレッシュ済み。

ハンバーガー屋さんならではのガスグリラー2機をはじめ、冷蔵庫、シンクなどの設備は、規定に則ってシークにてアレンジ。運転席との仕切り部分に設置されたマリンスタイルのポト窓や照明もレトロな雰囲気で◎。照明の配管やスイッチ類も含めアメリカンな雰囲気でまとめている。
ルーフ中央には換気扇が備わる。商品を提供するサイドの窓部分は、ダンパーによってポップアップし、吊り下げ式のカウンターが収納される。シンプルながらも機能性に富んだクリーンなフィニッシュ!

サスペンションやデフなどの足回り部分は、ピックアップトラックのC10とメカニズム&パーツを共有しているため、メンテナンスやアップグレードにおいても問題なし。ホイールはChevy純正のハブキャップを装着したスチール製。レトロなホアイトリボンタイヤは、Champion GT(205/75R15)。
パワートレインも、C10と共有しており、最もコンパクトなP10では、292 ci (4.8 ?)の直列6気筒エンジンが設定される。エアコンの装着においては、専用パーツがないため、コンプレッサーのブラケットを制作し、パワステポンプを移設して対応。配線も全てリフレッシュして信頼性も完璧。

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SHOP Info シーク
●所在地/愛知県岡崎市稲熊町後田4番地3
●TEL/0120-026-444
●http://carshop.aichi.jp/
C10を筆頭にするスクエアトラックや、P10などのステップVANといった、本国USAのトレンドをタイムリーに反映したラインナップで展開中のシーク。
年式相応のエイジング感あるリーズナブルな個体ながらも、メカニカル面ではアップグレードを施してフレンドリーに付き合える仕様変更や、ステップVANのケータリング仕様への変更も対応する。

Photo & Text/石橋秀樹
アメ車マガジン 2018年 10月号掲載
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