様々なアメ車を乗り継ぎ、シェビーバンでラットスタイルに到達!
宏実さんはフロアマットの配達からサーキット走行まで、シェビーバンで楽しんでいる。アメマガではアメ車に乗る『#アメ車女子』たちを事あるごとに応援しているが、今回も2017年に引き続いてアメマガガールスペシャルを展開。アメ車に乗るステキな女性たちをドど~んと紹介しちゃいます!!
彼女たち流のアメ車との付き合い方
#アメ車女子のライフスタイル 05
CHEVROLET CHEVY VAN HIROMI
オーナーの数だけ愛車のスタイルがあるが、一口にカスタムと言っても周りに影響されることもある。以前紹介したデッカーガレージ だが、奥様の宏実さんはフロアマットの配達からサーキット走行まで、シェビーバンで楽しんでいる。
◆廣瀬宏実さん
免許を取得したのは25歳と比較的遅めだが、アメ車との付き合いは長い。これまでは荷物の運搬や移動の手段としてクルマを使っており、どちらかと言うと泥がついても気にせず乗れるラフなクルマを選んできた。初めて走ったサーキット走行でのめり込んだ様子だが、実は宏実さんのお父さんは元競艇選手。彼女の中にあるDNAが、目覚めてしまったのかも。
道具としてだけでなく、新たな楽しみ方を知った♪
以前は掛川で営業していた「デッカーガレージ」。数年前に現在の愛知県豊川市に移転したが、目と鼻の先に、ラットスタイルで名を馳せている東海カーズがあったのが、ある意味運の尽き(爆)。実はデッカーガレージの廣瀬代表の奥様の宏実さん、元々お父さんがクルマ好きだったことも影響して、アメ車との縁は深く、これまでワゴニア、XJチェロキー、ダッジバンショーティ、サバーバンを乗り継いできたほど。
どちらかというとクルマは道具のような感覚で接しており、JEEPのようにラフに使えるクルマが好きだった。そんな宏実さんがこのシェビーバンに乗り始めたのは、2年半前のこと。他の店舗も回ったが、最終的に東海カーズの店頭にあったこのシェビーバンが直感的に刺さったそうだが、一般的な男性でもなかなか手を出さないラットスタイル。
しかも元々スタークラフトだったそうだが、今やその面影は皆無。確かに買い物やワンコの散歩、さらには納品までをこなすには後席は不要だし、いろんな意味で最適ではあった。そんな宏実さん、実は昨年サーキット走行にこのシェビーバンで強制的に参加させられたそう。
流石にシートをレカロに交換し、四点式のシートベルトを装着したら…「クルマとの一体感っていうのが出るんですね♪ 前後さえ見れば大丈夫だし、高速よりも楽しいですよ」とのこと。道具としてだけでなく、新たなアメ車の楽しみ方を知ってしまった様子だ。
愛車のシェビーバンは、1985年型。実はこう見えてもスタークラフト仕様がベースだが、特徴的とも言えるハイルーフはロールーフ化され、もはやその面影は皆無と言っても等しいレベル。およそ女性が所有しているクルマには見えないラットな仕様にアレンジされており、グリルだけでなくヘッドライトまで覆うガードは、あたかも特攻野郎Aチームのよう。全体的にマットブラックにリペイントされているが、テールゲートには和テイストのピンストライパー「遊鷹」さんの手によって、愛犬たちのイラストが描かれている。
エンジンはV8 5.0ℓを搭載。マフラーは片側サイド出しに変更。タイヤはブラックのボディにホワイトレターが一際映える、BFグッドリッチのラジアルT/Aをチョイス。フロントは235/60R15で、リヤは255/60R15を装着。
インパネ周辺はオリジナルの状態をキープするが、シートはサーキット走行を考慮して2脚ともレカロのフルバケに変更。4点式シートベルトもセット。ちなみに後席などは何もなく、ワンコたちのスペースになっている。
■Thanks:DECKER GARAGE
TEL.0533-56-7944
http://decker-garage.com
■Photo:浅井岳男
■Text:空野 稜
アメ車マガジン 2018年 10月号掲載
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