アーリーブロンコと共に歩む新たなライフスタイル

SUV

フォード

ブロンコ

AMERICAN 4×4

アメマガ2018年12月号

アーリーブロンコ

サイトで見つけた時に購入は決めていた


Ford Bronco

AMERICAN 4×4 タフでパワフルなアメリカン4×4

もっともアメリカンスピリットを踏襲するアメ車 真の魅力を味わう時は今しかない!!

大きなエンジンに大きなボディ、タフでワイルド、たくさんの人と荷物を乗せての移動も快適、これからがアメリカン4×4最大の長所。まさにアメリカらしい世界観。今一度戯れたいアナタに贈る大特集。

色々なタイミングが重なって巡り合わせた一生モノの愛車

大阪からはるばる神奈川県まで現車確認に訪れて即決したというエピソード。そして「初めての愛車に憧れ続けていた同い年のブロンコを!」という肝の据わったサクセスストーリー。大人の男性をも虜にしてしまうアーリーブロンコの魅力とは。
次世代オフローダー新型フォードブロンコ、本格オフローダーへ原点回帰
フォードSUVファン必見!ブロンコ第4世代の愛され続けるデザインを解説
 

サイトで見つけた時に購入は決めていた

FORD BRONCO、フォードブロンコ

1966年から1977年まで10年間リリースされた初代ブロンコ。2代目以降のフルサイズブロンコと区別するため、アーリーブロンコの名で親しまれている。その中でも73年以前の初期モデルか、後期モデルかで人気を二分する。大きな理由はパワーステアリングの有無で、快適なクルージングを好むオーナーは73年以降のモデルに限定して探す傾向にある。


紹介する三好氏さんが探していたのは後者で「できれば自分と同い年だったら良いな!」と条件を掲げて物件情報を検索している時に、まさに色も状態も、さらにはモデルイヤーまでも同い年と理想的な一台を発掘。早速問い合わせてみると、既に複数の問い合わせが入っているそうで売れるのも時間の問題といった状況。タイミングよく東京出張の予定があったためショップへ直行したという。

事前にネットで検索しているなかで、このブロンコが過去に複数の雑誌で取り上げられていたことや、前オーナーが海外勤務となったために泣く泣く手放すといったエピソードも知っていたため、クルマを見た瞬間に「やっと出会えた!」というのが第一印象。買うなら一生大事に出来る価値ある一台をと心に決めて探していただけに、それに値する個体に巡り合えた喜びは格別だったという。


三好氏さんは19歳で父親となり、長男、次男、長女の3人が成人を迎えたことで、末っ子の天莉ちゃんと奥さんの3人が乗れれば十分となった家庭の事情も大きなターニングングポイント。それまでは仕事兼自家用のハイエースが愛車だったと言い、自身が所有する完全プライベートカーとしてはアーリーブロンコが初めて。子育ても一区切りついたところでアーリーブロンコと共に歩む新たなライフスタイルは、まさに「第二の青春」と言えるだろう。



ダブルタンクのため給油口が二つレイアウトされるユニークなアーリーブロンコ。硬派なイメージというよりはレトロで愛嬌のあるフェイスもアイデンティティの一つだ。



当時らしいアナログなレタリングの大きな丸型メーターをはじめ、スイッチ類などほとんどがオリジナルとなるインパネ。赤革で巻きなおされたステアリングもクール!



43年も経過したとは思えないオリジナルインテリアは、まるでアンティークソファの様な風合い。ウッドのアームレストは本国オーナーからの継承物。扇風機は無造作にレイアウト。


若干のリフトアップとランチョのショックアブソーバーへ換装された足回りに、BFグッドリッチ・オールテレーンKO2の(31×10.5R15)をサラリと履きこなす。今のところギアを4WDへ入れたことはないが、いつかはオフロードにも挑戦したいと話す。

5.0ℓの302cuin V8を3速ATで転がす感覚は、現行モデルでは味わえない独特のフィーリング。飛ばすよりも「流す」といった感覚でゆったりと走らせるのが醍醐味である。
FORD BRONCO、フォードブロンコ
Owner:三好成年& 天莉ちゃん



Photo &Text:石井秋良
アメ車マガジン 2018年 12月号掲載

関連記事

RELATED


エコブースト2.3ℓのハイスペックダウンサイジングを組み合わせた理想系

アメリカン4×4を語る上では欠かせない。大きなエンジンに大きなボディ、タフでワイルド、たくさんの人と荷物を乗せての移動も快適、これからがアメリカン4×4最大の長所。まさにアメリカらしい世界観。今一度戯れたいアナタに贈る大特集。

エクスカージョン・デューリー 強烈な個性を放つ唯一無二の存在

エクスカージョンをデューリー化したレア車
もっともアメリカンスピリットを踏襲するアメ車 AMERICAN 4×4

Fシリーズトラックと兄弟関係にあるブロンコⅡが注目の的

Jeepを意識したコンパクトSUVとして誕生したアーリーブロンコから派生しながらも、ブレイザー、ラムチャージャーに対抗するフルサイズSUVとなったブロンコⅡ。コレクタブルカーとなった初代に続いて、ブロンコⅡはフルサイズトラックに便乗して人気急上昇!

どうせ乗るならアメ車らしいスタイルをマットブラックサバーバンをチョイス!

初めてのアメ車ライフをスタート!

本物志向のミリタリースタイルのK5ブレイザーをファミリー仕様へ大胆アレンジ!

ファミリー仕様へ大胆アレンジ!

 

最新記事


2024/07/26

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

クーペ

フォード

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2024/07/24

アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ

クーペ

フォード

名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。

2024/07/23

仮契約までしたけどLBスタイルに惚れて変更【ダッジチャレンジャー】

クーペ

ダッジ

過去2回、LBワークスで武装したチャレンジャーに乗ってアメマガ主催イベントamZに参加したみっちさん。軽自動車が長年の愛車だった彼女が、初めてのアメ車としてチャレンジャーを手にするストーリーとは。

ランキング


2024/07/26

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

クーペ

フォード

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger