AMERICAN DAILY VINTAGE CAR
気軽に、楽しく、毎日乗れるアメリカンビンテージカー
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
インジェクション仕様も用意し現代的な構造に進化
クラシカルでオシャレなルックスと往年のアメリカ車ならではの深い味わいを求めて、ビンテージカーに注目する人が増えてきている。憧れだったあのクルマも、現代の技術を駆使すれば、気軽に、毎日乗れるクルマとしての信頼性を持っている。世代によって異なる個性を解説しながら、カジュアルに乗れるビンテージカーを紹介していこう。
オイルショックやマスキー法の成立など、時代の流れに翻弄されたのが、この時代。クルマ作りにおいても大きな変革期を迎えることになる。
ここで紹介するのは、40年以上の前のシボレーのフルサイズ・ピックアップトラック。クラシカルなスタイルと現代でも通用する性能を備え、クルマ趣味としてだけではなく、普段使いにおける実用性も両立できるのが魅力だ。
シボレーのピックアップトラックとしては3代目となるこのモデル。'73~'87年まで続いたロングセラーであり、途中、'81年に丸目2灯のマスクから、馴染み深い角目4灯に変更されている。 また3代目モデルではホイールベースは2985㎜から4178mmまで3タイプを用意。
4178mmはオプションのクルーキャブ(4ドア・C-30)を実現したものだ。もちろん、積載能力も十分で、トルクフルな454ビッグブロックエンジンも設定された。この車両は350エンジン+3速AT、全長は約4.9mで、パワーステアリングなども標準装備。普段乗りの取り回しもラクで、快適に乗りこなすことができる。
スカイオートに下取りで入庫したという'75シェビートラック。サイドストライプやリヤゲートのデカールなどがオシャレ。リヤバンパーは後付け。
この車両はスカイオートが、下取りで入庫したそう。外装には前オーナーによるカスタムが。ホイールもアルコア製を装着。
リヤベッドのフロアはスチールのほか、ウッド仕様も選択できる設定だった。
インテリアはウッドを各所に配して、トラック然とした雰囲気がなくなった。
取材車は、標準的な排気量となる350エンジンを搭載。エンジンバリエーションの多さもこの年代の特徴である。
1960年にデビューしたGMシボレー&GMCのフルサイズ・ピックアップトラック。1960年代のコーナーで、デビューモデルを紹介しているが(スカイオートの在庫車両)、それから10年以上を経て登場したのが、この'75年式シボレー・C-20。
Cモデルは'67年に初めての、そして'73年に2度目のフルモデルチェンジを行っているが、つまりこのモデルは3代目、ということになる。 エクステリアを見て印象的なのは、スタイルがグッと現代的になっているということ。乗用性能を重視したクルーキャブをオプション設定、パワーユニットも7.4?の大排気量エンジンも用意するなど、パワフルさは現役で、今でも十分に通用する基本性能を備えている。
■取材協力:スカイオート
所在地:埼玉県越谷市南荻島708-1
TEL:0489-76-1235
http://www.skyauto.co.jp
■Text & Photos|アメリカンビンテージカーマガジン
アメリカンビンテージカーマガジン VOL.4
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