スタイルヨシ、乗ってヨシの アメリカン4×4の優等生【フォードブロンコワゴン】

SUV

フォード

アメマガ2022年10月号

ブロンコ

ブロンコワゴン

THE AMERICAN TRUCK & SUV

6世代目として初代のデザインをオマージュして復活するなど、何かと注目度の高いブロンコ。中でもこの「初代」は、近年コレクタブルカーとして注目度が高まっているが、このワゴンはアップグレードを施して通勤からショップのサービスカーまでオールマイティに活躍!

THE AMERICAN TRUCK & SUV


アメヨンのアイコン的存在の今注目のアーリーブロンコ

1972 FORD BRONCO WAGON

最新のSUVモデルではラグジュアリーの要素も追加されたり、さまざまな付加価値も影響してステイタスの高い存在となっているモデルも少なくない。そんな中、2021年には6世代目として「ブロンコ」も復活。初代をオマージュしたレトロなスタイリングながら5人乗り4ドアも追加するなど、現代版として幅広いニーズに対応。正規ディーラーが存在しなくなった日本国内でも話題となっている。

それと同時に、1966年にデビューしたアーリーブロンコこと初代も、近年ではコレクタブルなビンテージカーとして人気が高まっている。SUVというよりもコンパクトなオフローダーとしてのキャラクターが強いジープCJ-5やインターナショナル・スカウトの対抗馬としてラインナップ。ホイールベースは92インチ(2337mm)とCJ-5とCJ-7の中間の長さ。全長は3848mmとコンパクト。

 

質実剛健なオフローダーながらも、FORDとしてのブランドバリュー、充実した装備、扱いやすさなど、さまざまな面でよりSUV的なキャラクターのフレンドリーなモデル。CJやスカウトよりもフレンドリーながら出荷台数は年平均1万7000台程度。同じアプローチにしてフルサイズSUVとして登場したK5ブレイザーの人気によって、78年の第二世代ではフルサイズとなった。

ドア、ルーフのないロードスター、2ドア・ハーフキャブのピックアップ、そしてこの3ドア・ワゴンの3種でラインナップ。車体同色グリル、バンパー&ライトベゼルが白いのがベーシックグレードとなる。この個体はワイドタイヤの装着に合わせてフェンダーフレアーを装着。

人気の上昇でバリューも高騰名車として君臨する「初代」

フルサイズとなったセンドジェネレーションでは78年~79年の2年間で約18万台をセールス。それに対してアーリーブロンコは66年から77年の12年間で20万台程度と、知名度の割には出荷台数は少ない。全長4mに満たないコンパクトサイズながらもV8が搭載されているのが大きな魅力。とはいえ、標準の直6搭載車が大半で、オプション設定だったV8搭載車は希少だ。

取材車は69年よりラインナップされたFORDの主力V8となる302ciを搭載するレンジャーワゴン。この個体のオーナーは、フルサイズピックアップを思案する中で、たまたま巡り合ったことで入手した。クラシックでシンプルなマスクや、全体の雰囲気にマッチしたブルーのボディカラーも好みだった。

 

現在では人気の上昇とともにバリューも高騰しているが、購入時はそれほどでもなく希望の予算内で収まった。車体同色のグリル、ライトベゼル&バンパーがホワイトのベーシックグレード。機関系やエアコンにアップグレードが施されていたものの、渋滞では水温があがるなど不安要素があったが総合的に改善。現在では通勤からスワップミート出店時の搬入車としても活躍中。

 

アーリーブロンコは希少価値の高いモデルとなっているが、モデルのキャラクター的にも、こうして元気に実働する姿こそが魅力的。

この個体はメーターパネルはアルミパネルでカスタムされ、オートメーター製のゲージを装備。ステアリングはクラッシクな社外のウッド、シフターはB&M製にアレンジ。前後のシートはストックのビニール製ホワイト。4点式ロールバーが追加されている。

ルーフはファイバー製で脱着式ながら、シェルを装備したピックアップトラック同様にボルトで固定されている。

標準の170ci(2.8ℓ)の直6が大半を占める中、オプションの302ci V8搭載車。エーデルブロック製4 バレルキャブレター、ヘダース、MSD 点火システムでアップグレード。トランスミッションは3速AT。Dana44トランスファケース、ロックハブを標準装備する4WD。

フォードトラックお約束のツインIビームではなく、コイルスプリングによるフロントアクスル。リアエンドは9インチ。32x11.50R15のワイドタイヤ(Falken-RV Landair AT)の装着に伴って、アルミホイール、コイルスプリングをアレンジ。タイヤ、ボディ、車高スタンスのバランスによってマッシブな印象!


PHOTO&TEXT:石橋秀樹

アメ車マガジン 2022年10月号掲載


関連記事

RELATED


歯車的なメッシュデザインを別体感の強いフォルムで構築【KMC KM545 TREK】

Fシリーズトラックと兄弟関係にあるブロンコⅡが注目の的

Jeepを意識したコンパクトSUVとして誕生したアーリーブロンコから派生しながらも、ブレイザー、ラムチャージャーに対抗するフルサイズSUVとなったブロンコⅡ。コレクタブルカーとなった初代に続いて、ブロンコⅡはフルサイズトラックに便乗して人気急上昇!

扱いやすさが大きな魅力、今脚光を浴びるエクスプローラースポーツトラック

2006年に登場し、07年から日本でも販売されたフォード・エクスプローラー・スポーツトラック。11年型がラストモデルと短命だったが、日本でもピックアップトラックの存在が大きくなる今、扱いやすいボディサイズとして注目を浴びている。

一目惚れしたフォードF-350と運命的に出会い入手

父親の影響で、アメ車を何台も乗り継いで来た只野さん。現在の愛車F-350を手に入れたのは2021年の11月のこと。アメ車のSUVが好きな人にとって、トラックは最終地点だと語るが、その経緯を聞いてみた。

アメ車と、仲間と戯れる、最高の空間を手に入れた夫婦

夫婦でそれぞれクルマを所有しているのは珍しいことではないけれど、それが共にアメ車となれば話は別。さらにガレージ、アメ車が10台以上止められる広い敷地、これはもうアメ車乗りの理想形が詰まっている!

 

最新記事


2024/03/04

理想のC8コルベットを求めて特別なエアフォースエアサス施工

クーペ

シボレー

ホイール

突然目覚めたアメリカンスポーツへの道。そして、誰もまだ見ぬC8コルベットの姿を目指した中内さん。世界初となる特別なエアフォース・エアサスを搭載し、ZERO DESIGNフルカーボンをまとって、C8コルベットの最先端を走る!

2024/03/01

愛らしくて、走りがいいレネゲードでソロキャン!

SUV

ジープ

2024/02/29

日本ではまず見ることがないラムトラックのレッカー仕様

ピックアップトラック

ダッジ

ジムニー専門店「ファッドスター」の店頭に鎮座するのは91年型ダッジ・ラム350。レッカー仕様という日本ではほとんど見ることのないモデル。しかも新車で購入して日本で登録したという個体だ。

2024/02/28

カスタムショップをコンセプトに尖った個性で人気のお店【THE KOBY'S】

ショップ

18歳の頃から“いつか自分のお店を持ちたい!”という夢を掲げてきた高味さん。そんな思いを抱きつつもあっという間に10年が過ぎ、このまま30代へと突入してしまったら夢のまま終わらせてしまうと、一念発起!

ランキング


2022/07/14

チャレンジャーとチャージャー、実はこの2台は双子の様な存在と言える。

セダン

クーペ

ダッジ

2019 DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK WIDEBODY[SUBLIME]
2018 DODGE CHARGER DAYTONA392[YELLOWJACKET]

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!
UNDERWOOD BRAND【アンダーウッドブランド】

2020/09/03

存在感としては控えめながら、血統の良さでアメリカでは人気のダート

クーペ

ビンテージ

ダッジ

The Golden Age 60’s-70’s
1967 Dodge Dart

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger