SUXONならワンアンドオンリーなマフラーをゲットできる!
アメ車フリーク注目の「サクソンマフラー」
MOPARファン、そしてアメ車フリーク注目の「サクソンマフラー」
自社ブランドはもちろん、OEMでメーカーやショップ、カスタムブランドにも自社製品を供給する“マフラーメーカー”としておなじみの 『サクソン』 。近年はアメ車にも多くのワンオフマフラーを製作。
なかでも
ダッジ・チャレンジャー
にはめっぽう、強いのだ!これまでに数多くのアメ車オーナーのクルマにサクソンマフラーは装着されているが、今回は取材タイミングの合ったオーナーさんたちに集まっていただき、ワンオフマフラーを見せてもらったぞ。
自社ブランドからリリースするだけでなく、ショップやカスタムブランドのOEM製作、それにメーカーへの供給と、マフラー製作のスペシャリストとしておなじみの 『サクソン』 。さらに、早くからワンオフ製作のオーダーも受け付けていて、旧いクルマやレアなクルマ、個性を求めるオーナーたちにとっては、ありがたい存在となっている。
そんな
『サクソン』
だが、ここ数年の活動には、本誌・アメ車マガジンも注目せざるをえない。そう、そこはまさにMOPARワールド、3代目チャレンジャーたちの巣窟となっていたのだ!
きっかけは、サクソン・スタッフの山口さんが、
チャレンジャー
を所有して、マフラーをあれこれ研究開発していたから。いつの間にか
チャレンジャー
のオーナーたちが
サクソン
にマフラー製作を依頼するようになり、仲間となっていったのだった。
今回はそんな
チャレンジャー
、そしてMOPAR たちに集まってもらった。同じクルマでも、ワンオフ製作の異なるマフラーを装着しているので、参考にしてほしい。とりわけ注目してもらいたいのは、
サクソン
ならではの技術とノウハウで製作される「可変バルブ」装着マフラー。
V8のサウンドはできるだけ大音量で響かせたいが、日本の生活事情では近所迷惑な面も…。そこで可変式バルブを排気管に装着することで音量(そしてドライブフィールも)をコントロールできる。こりゃ、優れモノなのである。
2016 Jeep WRANGLER x SUXON RACING
後期型、3.6ℓエンジンのJK アンリミテッドに製作したのは、ダウンテールマフラー。エンド部の形状はダウンテール、しかもリヤスタビラーザーの上を通し、出口はボディアンダーにレイアウトされている。
これなら激しいオフロード走行でもマフラーをヒットする可能性は、まったくない!ちなみにサウンドの方も重低音が効きながら、音量自体は抑え気味。オトナのユーザーにも十分、オススメできるのだ。とりあえず競技専用となるのだ、市販もされている。『JK ラングラー・ダウンテールマフラーWRG001』でオーダーを。
この車両のオーナーはサクソンのスタッフでもある金子英樹さん。2.5インチアップのサスペンションキット、サクソン・オリジナルのパイプチューブフェンダー(ブッシュワーカーオーバーフェンダー対応)など、オフローダー向け仕様にカスタムしている。趣味のスノーボードを楽しむため、ルーフキャリアやスタッドレスも。普段は285のマッテレを履く。
2013 DODGE CHALLENGER R/T x SUXON RACING
ちょっと動かしただけでも爆音、伝統的なアメ車のV8サウンド…キャブエンジンのようなドロドロ音を轟かせて登場した'13チャレンジャー。サクソンによってワンオフ製作されたマフラーはまず、各部をダークブルーでキメた車両の雰囲気に合わせ、耐熱ブラックで仕上げられた左右4本丸テールが印象的だ。
中身のほうは、左右バンクからのフルストレートにこだわり。ただし中央をX状にして、ここで排気をぶつけることにより、トルクを稼ぎ出しているという。音を可変式に抑える加工もあり、これはリモコンで操作できる。
オーナーは板金屋さんの職人さんでもあるKOSEKIさん(31)。マットブラックのボンネットや、ファントムグリルやホイールのペイントなどはご自分で。仲間からオーダーも入るほどの完成度だ。
チャレンジャーは、スタイルとともに、このディープブルーのカラーもお気に入りだという。もちろんマフラーのデザインも、音質も、KOSEKIさんがリクエストした以上の出来!
2010 DODGE CHALLENGER SRT8 x SUXON RACING
6.1ℓ HEMIエンジンを積むチャレンジャーSRT8。チャレンジャーの中でもコワモテな存在だが、オーナーはなんとステキな女性。そう、YUINAさんはサクソンのスタッフさんなのだ。ビッグセダンを乗り継いできた車歴だが、お客さんのチャレンジャーにふれるうち、いつしか自分もチャレンジャー、しかもSRT8のオーナーに。
マフラーはもちろんサクソンのワンオフ品で、四角いMOPAR テールが特徴的。構造は可変バルブ式になっていて、静かにしたい時はサイレンサー付きのパイプに、攻めたいときは直管のほうへと排気を流すのだ。
サクソン・スタッフのYUINAさん。ビッグセダンを乗り継いできたが、お客さんが乗ってきたチャレンジャーに出会い、そのフォルムの美しさに一目惚れ。ご自身もチャレンジャーの、SRT8のオーナになってしまった! 装着したマフラーは、音やフィーリングを変化させる可変バルブ式。本当はもうひとつサイレンサーが付いていたが、それを取ったことで、より音の変化を楽しめるようになった。
2012 DODGE CHALLENGER R/T x SUXON RACING
345HEMIエンジン搭載、ノーマルスペックで375hpを発生するチャレンジャーR/Tだが、KIYOMIさんの愛車はフルカスタム仕様で、もちろんそれ以上のパフォーマンスを発揮。
CPUチューン、車高調サスペンション、前6ポッド/後4ポッドのブレーキなどなど、メニューは満載だが、やはりグッと目を引くのはサイドアンダー左右出しのサクソン製マフラーだ。
しかもエンジンから直接サイドに出したのではなく、リターンパイプ+クロスパイプを採用、パイプ長を十分確保したことで、トルクやサウンドにいい効果が生まれているのだ。
実はKIYOMIさん、サクソン・スタッフである山口(KEIJI)さんの奥様。しかしアメ車好き・MOPAR好きは、もしかしてダンナさん以上? 元々は左ページで紹介する'13 チャージャーのオーナーで、今回のチャレンジャーは元々はKEIJI さんのクルマ。
つまりKEIJIさんがイエロージャケットを購入したがゆえ、このチャレンジャーを引き継ぐことになり、泣く泣くチャージャーを手放したのであった……。
2012 DODGE CHALLENGER R/T x SUXON RACING
10年型のチャレンジャーR/T、29歳のTOMOHARUさんは所有して8年…つまりご自身にとって初めて所有したクルマを、ずっと乗り続けているわけだ。
マフラーは先に紹介したKIYOMIさんのチャレンジャーと同じ仕様、両サイドのアンダー部にレイアウトされた、インパクト抜群の仕様だ。ちなみにこのマフラーは市販もされているが、開発はTOMOHARUさんのクルマで進められたという。
それだけでなく、出口の径(70 φ)や、少し太くなった中間部分など、TOMOHARUさんの意見もかなり採り入れられているそうなのだ。
高校生の時はVIPカーに憧れを抱いていたが、自動車の専門学校に進むとチャージャーやチャレンジャーなど、マッスルなMOPARに心を奪われたというTOMOHARUさん。このチャレンジャーを手に入れたのは8年前。
当時は日本ではほとんど販売されておらず、ノースカロライナから独自に輸入したのだという。好きや嫌いを超えて、もはやなくてはならない存在、なのである。
DODGE CHARGER x SUXON RACING
もともとはKEIJIさんの奥様、KIYOMIさんが所有していたチャージャーSRT8。6.1ℓ HEMIエンジン搭載のモデルで、もちろんサクソンのワンオフマフラーを装着。左右両出しのレイアウトだが、センターピースのXパイプまでは純正を使用、それ以降、ノーマルは大型の消音器が1つ装着されるが、それを小さな2つの消音器に変更している。
もちろん、そのパフォーマンスはSRT8以上だ! そんなモデルだから、遠くへやってしまうのは悲しい…というわけで、現在はサクソン・スタッフのKIZUKUさんの愛車になっているという。
2013 DODGE CHALLENGER SRT8 YELLOW JACKET
居並ぶチャレンジャーの中でも、ひときわの存在感を放つイエロージャケット。'13年式SRT8をベースにした、特別限定車だ。マフラーをはじめとしたエキゾースト系は、残念ながらサクソン製ではなく、アメリカンレーシングへダースのものを装着。
さらに6.4ℓ HEMIエンジンには、ケニーベルのスーパーチャージャーも装着されている! しかもそのパフォーマンスを6速MTで操るのだから、楽しくないはずがない。オーナーは、サクソンで開発などを担当するKEIJI さんこと、山口さん。奥様ともども、チャレンジャーオーナーなのだ。
今回の取材中、サクソンのファクトリーにアヤしいクルマがあるのを発見! シャシーはシボレーのS-10トラック、ボディはフォードのF1トラックという、異色のクルマなのだ。
さらにボディは海水に浸けて、いい具合のエイジド仕様となっている。パワーユニットはシボレーの350、これにワンオフで、可変バルブ付きのマフラーを開発中だったのだ。
SUXON RACING【サクソンレーシング】
Location:埼玉県川越市福田198-1
Phone:049-299-5083
URL:http://www.suxon.jp/
Photo◆Fumio Koga Text ◆Yoshinobu Kohsaka
アメ車マガジン 2019年 6月号掲載
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