セオリーに囚われることなく、掟破りなカスタムで魅せる FORD MODEL A

STREET ROD ECSTASY 1928 FORD MODEL A
1928 FORD MODEL A
これまで夏の風物詩として毎年開催されてきた 「スーパーアメリカンフェスティバル」 。2017年までは富士スピードウェイ で開催されてきたが、2018年からはお台場 に場所を移している。これは「アメ車をアメ車ファンだけのものとしてではなく、もっと広く一般の人たちにも見てほしい」という主催者である増井氏の想いを反映してのこと。
その想いが通じ、2018年はお台場を訪れた一般の人たちが数多く来場して大いに盛り上がったことが記憶に新しい。2019年はというと、残念ながらオリンピックの準備のためお台場を使用することができないとあって、千葉県千葉市にあるフェスティバルウォーク蘇我にて10月13日に開催された。
カーショーなどにエントリーしない一般の入場料は2018年と同様1人千円として、できるだけ多くの人たちにアメ車を見てもらえるように配慮した。
そしていつもであれば増井氏の愛車を紹介するのが恒例なのだが、まだ日本へ輸送途中ということで、友人である新井氏の1928年型フォード・モデルAを取り上げることとなった。このモデルA 、一目見ただけでタダならぬオーラを放っていることは言うに及ばず。新井氏曰く「セオリーに囚われることなく、掟破りなカスタムを施していますから」と。
確かに戦前のモデルをベースにするストリートロッドを見てみると、トラディショナルスタイルやラットスタイルを取り入れる傾向がある。しかし、常識を覆すことがカスタムする楽しさでもある。それを体現しているのがこのモデルA というわけである。
エクステリアにはブルーのキャンディにリアルフレイムスを描き、エンジンはシボレー350にエーデルブロックのスーパーチャージャーを組み合す。ミッションは350だが近々700に換装予定。ブレーキも前後ともディスク化する手はずということで、まだまだ進化の途中といった様子。
尾林ファクトリーの手によって仕立てられたインテリア。メーター回りを一新しているのはもちろん、ルーフ前面にはモニターを配置。リアにはオーディオを配置するなど、戦前のモデルとは思えないほど上質にあつらえられているのだが、ボディ色に合わせてリメイク予定。
OWNER:Masanori Arai
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2019年 10月号掲載
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