キャロル・シェルビーのDNAを感じる、究極マスタング!

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愛されし我らのマスタング

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アメマガ2020年9月号

マスタング シェルビーGT500

岐阜県

2020 FORD MUSTANG Shelby GT500

愛されし我らのマスタング Let's Go with MUSTANG


2020 FORD MUSTANG Shelby GT500

“猛馬”遂に見参

故キャロル・シェルビーの遺志を受け継ぎ、マスタングのホットバージョンとしてラインアップされるシェルビーGT。輝かしいその軌跡に恥じぬ究極にして至高のGT500が遂に日本に上陸した!

GT350とはまるで異なる異次元のクルマ

2019年のSEMAショーで、さりげなく、だが只ならぬオーラをまとうクルマがフォードブースに展示されていた。そう、そのクルマこそマスタングを愛する世界中のファンが待ち望んでいた、第7世代マスタングをベースにした、シェルビーGT500だ。その登場から約半年。日本のチャレンジャームーブメントの旗手として知られるラグジが、日本第1号車を早くも上陸させた!

2020 FORD MUSTANG Shelby GT500

すでにシェルビーGT350は2016年から販売されており、名前を聞くだけでは単純に排気量がアップしただけでは?と思うかもしれない。だが、GT350はどことなくマスタングの面影を残しているが、GT500は全くの別モノのクルマ。フロントバンパーとフェンダーアーチを一体でデザインした意匠は共通だが、GT500のそれはより彫りが深くなり、グリルの開口部はバンパーに達するなど、アグレッシブというよりも獰猛な印象を受ける。一見しただけでは見分けがつかないが、ワイドフェンダー化が図られており、通常モデルよりも約2インチ、GT350と比較しても0.7インチワイドとなっている。リヤウイングはフロントマスクと比較するとややおとなしい印象を受けるが、オプションでカーボン製のGT4ウイングもラインアップされており、自分の好みのスタイルに仕上げる事が可能だ。

ノーマルでは従順だがスイッチ一つで攻撃的な本性が?きだす!

FORDが本気で作ったチューンド・マスタング

さて、GT500の心臓部を見てみよう。搭載エンジンはもちろんV8。排気量は5.2Lで、ボア×ストロークの寸法はGT350と基本的に同一。これにスーパーチャージャーを架装する事で、760馬力というモンスターマシンへと進化を遂げている。もはや公道走行を許されたレーシングマシンと言っても決して過言ではないスペックを誇る。これほどまでに獰猛な暴れ馬なら、本来4WD化という方法で調教するのが一般的。だが敢えてFRにこだわるあたりが、フォードのマスタングに対する美学というか矜持さえも感じさせてくれる。もちろん最新の電子デバイスを搭載しており、ローンチコントロールでしっかり制御。通常のマスタングの様にスノーモードも搭載しているので、真冬の買物もOKだ。

2020 FORD MUSTANG Shelby GT500

ここまで強力な心臓を与えられたなら、通常のミッションではもはや制御不能。フォードGTにも搭載される7速のDCT(クラッチレスMT)をドッキング。シフトはダイヤル化され、操作はパドルシフトのみとなる。またブレーキも可能な限り大径化され、20インチホイールの内側を埋め尽くすかの様な巨大なブレーキディスクを装備。ブレンボのブレーキキャリパー(フロント6ポッド/リヤ4ポッド)を組み合わせており、見ただけでそのハイパフォーマンスさが伝わって来るようだ。 ラグジ・島澤社長も「モパー贔屓な私ですが、こいつは別次元のクルマですね」とのこと。暴れ馬を乗りこなせる自信があるなら、一度ラグジに行ってみるべきだ。

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5.2LのV8エンジンを搭載し、そのVバンクの内側にスーパーチャージャーを搭載。ボディ剛性をさらに高めるために、ストラットタワーバーも標準装備。エアクリーナーボックスの形状からラムエアーを採用している事が見て取れるが、ボルトで固定しているのはサーキット走行時のトラブルを防ぐためか、はたまたFORDからの「開けるんじゃねえよ!」というメッセージなのか。エンジンフードはもちろんカーボン製で、中央に大型のバルジを設け、排熱性能をアップ。雨水が直接かからないように、インナーも備わる。

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空気の流れを意識した専用バンパーやスポイラーを装備。マフラーは4本出しで、もちろん可変バルブ機構を採用する。フロントブレーキは6ポッド、リヤでさえ4ポッドキャリパーを装備。760馬力を確実に止めるには必要不可欠だ。専用のアルミホイールはフォード自らツライチを実現させ、可能な限りワイドトレッド化を図る。サイドスカートは島澤社長も唸るほどで「メーカーがここまでするかぁ」と、驚きを隠せない。ちなみにカーテシイルミはマスタングマークから、しっかりシェルビーマークに変更されている。

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基本的なレイアウトはマスタングそのものだが、一般的なシフトノブのMTではなく2ペダル7MTを採用。シェルビーロゴがあしらわれるレカロシートはスウェード素材を採用し、ホールド性能だけでなく高級感も感じさせる。スタータースイッチの右側にはモード切り替えの他にマフラーの切り替えスイッチも装備されており、4つのモードが選択可能。ドライブモードを選択するとメーターの表示が切り替えられ、シフトアップポイントを表示することも可能。極めつけはブレーキフィールを調整可能で、100-0km/hと200-0km/h2 モードから選択可能だ。

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Thanks:ラグジ

TEL:058-259-3922
HP:https://luxz.jp
Photo: 浅井岳男
Text: 空野稜
アメ車マガジン 2020年 9月号掲載

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