せっかく建てるなら妥協しない!他にはないヘアーサロンを絶対に作りたかった

HOUSE

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アメリカンライフ

ジェネラルアメリカンホーム

アメマガ2021年1月号

Let's AMERICAN HOME

SHANBELG × General American Home
OWNER: 野々山さん夫婦

Let’s AMERICAN HOME


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何処にもない個性的なヘアーサロンを建てるべく、デザインで頭を悩ませていた野々山さん。その答えを導いたのは、父のヘアーサロンに通う常連さんだった。まさかの展開から計画は進み、アメ車で通いたくなるヘアーサロンが見事完成した。

常連さんがまさかのジェネラル代表

愛知県刈谷市の県道54号線沿いに、ラップサイディングの外壁で建てられたヘアーサロン「SHANBELG」がある。同サロンの店長であり、双子の娘さんのパパでもあるのが野々山さんだ。ご両親が理容師ということもあり、10代の頃から理容師一筋で修行を重ね、今では16年の経歴を持つベテランだ。

 

自宅兼店舗となるSHANBELGは、8年前に完成しオープン。野々山さんの両親に加え奥様も理容師で、家族皆んなで働けるヘアーサロンとしてオープン計画がスタート。当初はヘアーサロン専門のハウスメーカーを訪れ図面を作成してもらったが、使いやすさには納得したものの「何処にでもありそうなデザインだった」として、答えを保留。「せっかく作るんだから、他店にはない個性的なデザインにしたかったんです」。だが理想の姿はぼんやりあるも、具体的な姿は見いだせていなかった野々山さん。

 

悶々と悩む日々を送る中、とある人物にたどり着く。父が経営するヘアーサロンに、父の学校の後輩であり、常連さんとして長年来店していたのが、ジェネラルアメリカンホームの代表である杉山さんだった。「アメリカンな住宅をデザインしていると聞いて、思い切って相談してみたんです。すると色んなアイデアを次々出してくれて、自分の中で『コレ』というデザインが浮かんだんです」。

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まさかの繋がりによってジェネラルアメリカンホームと出会い、自分の理想のデザインを見つけ出した野々山さん。もちろん設計・建築はジェネラルに依頼。大好きな愛車やバイクを保管できるガレージ、ホワイトを基調とするアメリカンな雰囲気の外観、サロン内は一転してダークウッドを使ったクラシックなデザインにするなど、思い通りに仕上げられた。

 

男女問わず広い年代のお客さんに来てもらいたいからと、両親が担当するエリア、野々山さん担当エリア、奥様が担当する女性専用エリアといった部屋分けもされ、キッズコーナーも設置。

 

装飾品は、野々山さんがアンティーク品をオークションなどで調達したものだ(常連さんのプレゼントもあり)。DIYで制作した棚も自慢の一つ。「僕が頑固というのもありますが、デザインの全てを文句も言わず任せてくれた家族に感謝です。ジェネラルさんは細かい融通も利いて本当に満足しています。お客さんから、ウチでカットしたことを自慢できるって言われるのが嬉しいですね」。

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理容師である父の背中を追って理容師になった野々山さんだが、仕事以外にも父の影響は強く、小学生時代には子供用モトクロスに乗せられて遊び、高校時代は父から譲り受けたバイクいじりが日課だったとか。父が所有するクルマは常に個性的で、いずれも旧車ばかり。少し前まではロータスのスーパーセブンも所有していたほどのカーマニア。そのDNAを受け継いでいるだけに、野々山さんも所有するクルマはやはり旧車が多く、以前まではハコスカが愛車だった(現在は父上が所有)。


だがボートに乗って海釣りすることにハマり、ラフにボートを積載できるクルマとして、3週間前に初めてのアメ車となる95年型C1500を購入。「アメ車のことは全く知識もなく、ボートの幅に合うトラックで検索して見つけたのがコレでした。個人売買で即決です」と、サラリと語る。旧車歴が長いことから、車両トラブルの心構えも持ち合わせ、現在は消耗品リストのチェックも欠かさない。「周りにアメ車に乗る人がいないので、今回の撮影を機にアメ車の友人が欲しいですね。ついでに髪を切ってもらえたら(笑)」。 自宅部分の撮影は、奥様の強い反対によってNGなのはご愛嬌。アメ車に乗って散髪に行くというのも、悪くない。

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建物の1階部分はヘアーサロンとなり、2階が住居となっている野々山さん邸。建築する際に絶対に欲しかったというガレージだが、現在はコレクションのバイクを並べてレストアするスペースになり、お客さんの喫煙室にもなっている。バイク好きのお客さんがここに並ぶバイクを見て売買が成立したことも。C1500を購入した理由でもある海釣り用のボートはガレージ横に鎮座。小型船舶二級免許も取得済みだ。

SHANBELG × General American Home

ダークウッドを基調とする店内はクラシカルなデザイン

使用する道具にアメリカ製品を取り入れるこだわり

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野々山さん、両親、奥様が理容師として働くSHANBELG。サロン内は、両親が担当するエリア、野々山さん夫婦担当エリア、女性専用エリアに区分けされている。ちなみに今回、野々山さんがカットするモデルは娘さんだ。「いつもはママじゃないとイヤって言うんですが(笑)。久しぶりに相手ができて嬉しいですね」。いつかは親子3代で、ここに立つ日が来るのかもしれない。

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お父様が使用するハサミなどの道具一式は、ガレージなどで使うツールキャビネットに保管されている。サロンで使うポマードは独特な香りが特徴のメイド・イン・USAのスアベシート(販売可)で、バリカンはUSA製のWAHL、andisを愛用する。オリジナルヘアワックス・DITTAも販売しているぞ!サロン内はダークウッドの木材をメインに使い、天井はブラックでまとめるクラシックな雰囲気に。オークションなどで収集したアンティーク品を各所に並べ、DIYで作った棚もこだわりの部分だ。

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リーゼントがトレードマークの父上の影響により、仕事もバイクもクルマも同じ道をゆく。サロン内には以前までの父の愛車スーパーセブンと野々山さんの愛車ハコスカのダイキャストが飾られている。

1995 CHEVROLET C1500

1995 CHEVROLET C1500

知り合いからレザー生地をロールでもらったことから、DIYでダッシュボードに切り貼りしている最中だとか。細かい部分に不具合がある箇所もあるが、長く旧車に乗っていた経験から、そんなことはまったく気にしない。

ハコスカやグロリアワゴンといった国産旧車を乗っていたが、ハコスカを父親に譲渡し初めてのアメ車として95年型シボレー・C1500 を3週間前に購入。海釣り用のボートを積載でき、ラフに扱えるトラックを探していたらC1500 がマッチし、個人売買で購入。装着するボイドホイールなどのカスタム品は、特にこだわりはない。

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Hair Salon SHANBELG

所在地:愛知県刈谷市井ヶ谷町青木53-1
TEL:0566-36-1163
定休日:第1・2・3月曜日、毎週火曜日
営業時間:9:00 ~20:00

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General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

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