映画で見て憧れたアメリカンハウスを夢のまま終わらせず実現!

HOUSE

Let's AMERICAN HOME

アメリカンライフ

フレックス

アメマガ2021年5月号

ジェネラルアメリカンホーム

Let's AMERICAN HOME


ジェネラルアメリカンホームの施工により、2019年12月に完成した坪井さん邸。映画で見たアメリカンハウスのデザインを取り入れ、大好きな家族が常に一緒に入られる開放的な空間がこだわりとなっている。

夢のマイホーム計画は海外赴任で一時ストップ

「学生時代に映画のホームアローンやトイ・ストーリーを見て、こんな家に住みたいと思ったのがキッカケです」と、2019年12月に完成したマイホームを見上げながら語る坪井さん。「本当はインガレージも欲しかったけど、僕の趣味ばかりを盛り込むのは申し訳なかったんで諦めました」。理想を言えば切りがないのがマイホーム建築だが、それでも、ブルーグレーのラップサイディング外壁、煙突、正面2階の多角形の出窓デザイン、ポーチなど、映画で見て憧れた外装デザインをしっかり取り入れ、納得の住宅が完成した。

 

そんな会話をしている横で「ガレージよりも、作りたいものがあったもんね」と笑いながら語るのは奥様だ。それは一体…。その答えは自宅内にあるようだが…。

 

坪井さん夫婦がマイホームの建築に動き出したのは、家族が4人に増えたことによって「戸建てマイホーム」を真剣に考えるようになった2014年まで遡る。前述したように坪井さんはアメリカンホームに強い憧れを持っていたため、まずは輸入住宅メーカーの展示場に足を運ぶ。だがそこは北欧デザインがメインで、雰囲気こそ似ているものの、坪井さんの理想とは違った。「私的には、モダンな家なら北欧でも和風でも良かったんですが…。彼がここまで言い始めると止まらないので、好きにしていいよって」。坪井さんの性格を知る奥様は早々に一歩引き、基本的に計画は坪井さんに任せることになった。

 

だがマイホーム計画は、思いがけずストップする。坪井さんの仕事の関係でタイに長期出張することになり、家族4人で移住することになったのだ。「単身で行くべきか悩みましたが、相談したら皆が『一緒に行く』と言ってくれて」。異国での生活はさぞ大変だったと想像するが、「むしろ楽しかったですよ。近くにリゾート地もあったし、今でも皆んな遊びに行きたいって言いますから」と、4年にも及ぶタイでの生活を満喫した坪井さんファミリーである。

 

帰国後、中断していたマイホーム計画をスタートさせるのだが、坪井さんは事前に理想のアメリカンホームを探すべくインスタグラムで「#アメリカンハウス」と検索。そこでアップされたのが、リアルを追求するアメリカンホーム住宅建築デザインの「ジェネラルアメリカンホーム」だった。「写真を見て感動しましたよ。しかも同じ愛知県にあったので、すぐに事務所に伺いました」。代表である杉山氏との最初の打ち合わせで理想の家のことを語ると、それをすぐにデザインとして表現してくれたことに感動し、ジェネラルと契約を結ぶことになる。

 

間取りを検討するなかで、坪井さんが絶対条件に挙げたのが、何と「専用トレーニングルーム」の設置だ。これこそが、奥様が言っていた「彼がガレージよりも作りたいもの」の正体だ。「実はタイで住んでいたマンションにトレーニングルームがあったんですよ。それが便利で、自宅に欲しいなと。ガレージよりも、子供部屋よりも優先しました(笑)」。当初はもっと広い面積を予定していたが、リビングやキッチンの広さを優先させたい奥様の意向を渋々(?)受け入れ、現在の広さを確保。

 

勉強や遊びもリビングに居る夫婦の近くでする娘さんだったため、3人それぞれの大きな子供部屋をあえて作らず、2階のキャットウォークに合わせて多目的のおもちゃ部屋を一つ設置しているのも特徴的。「子供は将来嫁いでいくと思うんです。子供部屋を作ってもいずれ使わなくなりますから。なのでリビングを広く開放的にして、皆んなが一緒に過ごせる空間を作りたかったんです」。どこにいても家族の気配が感じられる空間こそが坪井さん夫婦の理想であり、将来夫婦二人になったときのことも考え間取りはデザインされている。

 

そうした坪井さんたちの思いを考慮した設計デザインに始まり、細部に至るまで自由な設計をさせてくれたジェネラルには「本当に好きなようにやれて、感謝でいっぱい」と語る坪井さん。注文住宅でも結局はパーツの組み合わせによって完成する住宅もあるなか、ジェネラルはリアルアメリカンの建築デザインを一番の売りにしているが、本当の「自由設計」も大きな売りとなっている。

_K2A0804_K2A0801

映画で見たアメリカンホームに憧れ、白の梁とブルーグレーのラップサイディング外壁、煙突(ダミー)、2階の多角形出窓を必須デザインとして採用。この多角形は、1階まで続くデザインを検討していたが、構造的に断念。出窓上の丸い装飾は、ジェネラルが雰囲気に合うように設置してくれたものだ。

_K2A0831 _K2A0728 _K2A0816

外構工事が完成したことを記念し、駐車場の土間には家族全員の手形&足型が刻まれる。アメリカンホームを建てるにあたって、絶対に外せなかったというポーチもしっかり取り入れる。玄関のドアは、愛車フレックスのフォードエンブレムのブルーを参考色にして色合いを調合したという。

大好きな家族の気配が感じられるリビングの大きな吹き抜け

_K2A0908

室内の一番のこだわりは、家族の気配が常に感じられる開放的な吹き抜け。ソファなどの家具はアシュレイで、アメリカ製で統一している。リビングはライトブルーを基調にホワイトの腰壁や回し縁を使って爽やかな雰囲気を作り出す。天窓も多く配置し日当たりは抜群に良いのもお気に入りの部分。

_K2A0947

螺旋階段に憧れ階段の手摺もアメリカ製にこだわり設置。出窓部分の下は空間が残されているが、将来的に登れるロープを設置して子供の遊び場になる予定?

_K2A1100

ダイニングキッチンは、グレーの壁紙とホワイトの腰壁を基調に落ち着いたモノトーンで配色。キッチン横の机は子供たちが勉強などをする多目的スペース。照明は坪井さんが自ら探して取り付けたもの。バスルーム脇には奥様が要望のパントリーを設置。

_K2A1265

リビングを見下ろす2階のキャットウォークは、坪井さん夫婦のお気に入りの部分。窓際にはベンチも配置し、のんびり読書をする空間として使われている。三女のちすずちゃんも、ここで絵本を読んでもらうのが日課になっている。

_K2A1220

2階には夫婦の寝室と、キャットウォークに面した子供の遊び場となる、通称「おもちゃ部屋」を配置。次女・ささなちゃんと長女・ののかちゃんの子供部屋。

_K2A1374 _K2A1286_K2A1070

全ての部屋や空間毎に壁紙が違うのが坪井宅のこだわり。これには内装の大工さんも「こんなに壁紙を使い分けたのは初めて」と語るほど。これだけ自由に使い分けてもオプション料金は発生せず「予算内で本当に自由にできるのもジェネラルの凄いところ」だと坪井さんは語る。

絶対必須の専用トレーニングルームは子供部屋よりも優先させた?

_K2A1038

坪井さんが間取り作成で何よりも一番重要視したのが専用のトレーニングルーム。本人案ではもっと広い間取りを予定していたが、ポーチ設置やリビングの広さを確保していくウチに徐々に狭くなっていったようだ。トレーニングに集中出来るように壁紙や床を全面ブラックで統一。床も補強されている。因みに器具もアメリカ製だ。

2009 FORD FLEX

_K2A0687 _K2A0723

アメ車に乗りたい夢があった坪井さんだが、結婚のお祝いとして国産ミニバンを祖母に買ってもらい2年ほど所有。しかし物足りなさを感じ、「申し訳ない」と思いながら07年型サバーバンに乗り換え。その後、長期海外出張が決まったことでなくなく売却し、帰国後にネットサーフィンして「珍しいモデル」に一目惚れしたフォード・フレックスを購入。駐車場はサバーバンを駐車できる広さを確保しており、いつかまた大きなアメ車を購入することも想定されている。奥様用の愛車(欧州車)が最近調子が悪いため、坪井さんは密かにアメ車を探し始めているとか。

_K2A0890

OWNER: 坪井一樹さん 結香さん・ののかちゃん・ささなちゃん・ちすずちゃん


General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】

所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100
TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

関連記事

RELATED


デザインは本当に自由、建てながら決められるジェネラルの凄さ

サーフィンがとにかく大好きな相羽さん。夢のマイホームは、やはりサーファーズハウス。SNSで見付けたジェネラルアメリカンホームのオープンハウスに行き、夢は大きく膨らんでいく。完全自由設計で、家族みんなで楽しみながら理想の住宅を造り上げていった。

あのお洒落な家は何?勇気を出してオープンハウスに突撃!

近所に気を使うマンションより戸建てがいい。奥様の希望に答えるべく、浅岡さんが検討したのは建売住宅。やっぱり注文住宅って高いから…。希望に合う住宅が見つからず苦戦していると、目に飛び込んで来たのが輸入住宅のお洒落な家だった。

本当に楽しく住むなら自分たちが考えた大好きな家にしたい!

マンションでも建売でも良いかも。そう考えていた左右田さんだが、「自分の好みを我慢してまで住みたくない!」と、断固反対したのは奥様だ。家族でずっと楽しく住むなら、自分たちが好きなものを取り入れた自由設計が一番。左右田さん夫婦のマイホーム計画がスタート!

目の前に広がる海と大好きなお酒が移住の決め手

愛知県知多半島の内海海岸に魅せられ、今まで考えたこともなかったマイホーム建築を決め、東京から移住した米川さん夫婦。海を見ながら大好きなお酒を飲むこともイメージし、理想の住宅をジェネラルアメリカンホームに依頼したのだった。

趣味を一番に考え毎日を楽しめるこだわりの理想住宅

アメリカの音楽からアメリカンカルチャーにハマり、クルマなどもアメリカンに染まっていった荒川さん。住む家もアメリカンスタイルを望み、出会ったのがジェネラルアメリカンホーム。趣味を最大限考慮した、まさに理想の住宅が完成した。

 

最新記事


2024/04/19

老若男女、誰からも愛される、お店のマスコットとして活躍【アーラキッチン】

バン

198号線(河内長野美原線)から一本離れたローカルロードに店舗を構えるアーラキッチン。田園風景に馴染む様に佇む黄色いスクールバス、そして大きなどんぐりの木は、メインストリートからでも一際目を引く!

2024/04/18

自然な流れのボディパーツにカナードを追加で進化を遂げる【エッジカスタムズ チャレンジャー F】

クーペ

ダッジ

日本はもちろん、世界中のチャレンジャーカスタムを牽引するLUXZ。2021年に登場した初のフルバンパー仕様となる「CHALLENGER F」。そのエボリューションモデルが完成したので、早速紹介しよう!

2024/04/17

63年型フォードギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。

ステーションワゴン

ビンテージ

フォード

レースのフィールドで活躍した63年型ギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。中でもステーションワゴンは、ハイエンドでありながらSUVとしての魅力を備えて西海岸ではサーフ&ロッドのアイコンとしてお馴染み!

2024/04/16

フェイススワップカスタムに新たな息吹を吹き込む

ボディワーク

シボレー・アストロにはGMC・サファリという兄弟車がいたのと同じく、シボレー・C/K、タホ、サバーバンにはGMC・シエラ、ユーコン、サバーバンという兄弟車がいる。その特性を活かしてフェイスを交換することはテッパンだが、さらに別のアプローチが登場!

ランキング


2024/04/18

自然な流れのボディパーツにカナードを追加で進化を遂げる【エッジカスタムズ チャレンジャー F】

クーペ

ダッジ

日本はもちろん、世界中のチャレンジャーカスタムを牽引するLUXZ。2021年に登場した初のフルバンパー仕様となる「CHALLENGER F」。そのエボリューションモデルが完成したので、早速紹介しよう!

2024/04/17

63年型フォードギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。

ステーションワゴン

ビンテージ

フォード

レースのフィールドで活躍した63年型ギャラクシーはホットロッドのシーンでもとりわけ人気の高いモデル。中でもステーションワゴンは、ハイエンドでありながらSUVとしての魅力を備えて西海岸ではサーフ&ロッドのアイコンとしてお馴染み!

2024/04/16

フェイススワップカスタムに新たな息吹を吹き込む

ボディワーク

シボレー・アストロにはGMC・サファリという兄弟車がいたのと同じく、シボレー・C/K、タホ、サバーバンにはGMC・シエラ、ユーコン、サバーバンという兄弟車がいる。その特性を活かしてフェイスを交換することはテッパンだが、さらに別のアプローチが登場!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】