とことん普段使いで愛用するシェベルワゴン!近所の買い物からアウトドアライフまで

1969 Chevrolet Chevelle Wagon
THE VINTAGE ビンテージアメリカンの魅力
ビンテージモデルだからと気負いせずラフにどこへでも走らせる
1969 Chevrolet Chevelle Wagon
2ドアタホ、シルバラード、K5ブレイザーなどを経て辿り着いたアメ車道楽の極み。それはビンテージモデルをサラッと当たり前に乗りこなすこと。飾って眺めるのはホビーだけで十分。走らせてこそ、その魅力を存分に堪能できる。
近所の買い物からアウトドアライフまで、とことん普段使いで愛用するシェベルワゴン!
神戸から関東まで遠征したり、アメ車仲間と共にBBQやキャンプを楽しんだり、今まで愛用してきたアメ車はそんな乗り方が当たり前だったというツナさん。実は10年ほど前の2ドアタホ特集にも登場しており、シルバラードでも掲載歴がある。 なにげに旧知の友人感覚で彼のアメ車ライフを追いかけるかの様に取材してきた筆者。そんな彼が1969年モデルのシェベルワゴンに乗り出したのが今から2年ほど前のことだ。
それを聞いた時は正直、今までの様に一筋縄ではいかない覚悟がいるのではと少々心配したものの、静岡の磐田で開催されるTVWをはじめ、ロングドライブを次々とこなし、行きつけのスターキーズバーガーへも度々乗り付ける。気の合う仲間たちと定期的に行なうデイキャンプやアウトドアもサラッとこなす。撮影時も常日頃からヘビーローテーションのアウトドアギアが積みっぱなしで、木炭まで完備。いつどこで肉を焼くと言われても、食材さえ調達すれば即席で可能な状態。
あくまでも今までのスタンスのままで乗りこなす姿勢が実に好印象。それを可能にしているのがナオキモータービルド。ヘッドチューンを施した350エンジンをベースにハイカム、ローラーロッカー、強化バルブスプリング、ホーリーキャブの換装。ハイウェイでは頼りない3速ATのTH400を強化してファイナルをハイギアー化。ビンテージエアーで酷暑のロングドライブも快適にこなせる仕様にアップデート済だ。
またそれだけにとどまらず、こだわりのビレットスペシャルティーズはフロント18×8J、リア20×10Jのビンテックをインストール。ロワードフォルムで履きこなすべくリアのみインナーパネルを加工してセットする。ステアリングも同ブランドのクラシック14インチでコーディネートしており、ショーカーとしても十分に通用するだけの手が加わる。
それを磨き倒して飾るのではなく、SSエンブレムをシャレで付けたり、多少の錆やヤレを気にせずアウトドアや普段使いにタフに乗りこなすところが粋。〝走ってナンボ!〟を地で行くスタイルを今後もぜひ謳歌していってほしいと思う。
ブラックレザーのベンチシートを軸に黒基調のインテリアには、お気に入りのステッカーを無造作に貼るスタイル。本国でカジュアルに乗る現地の人みたいな雰囲気が好感度高し。ビレットスペシャルティーズの14インチステアリングも雰囲気にマッチ。
ワゴンのリアゲートウィンドーは手動開閉式となる。実はこれが重要で、電動だとモーターが故障してしまうと開閉不可能に。持ち手は絶妙に格納されてリアフォルムを損なわないのも当時らしい精巧な作り。ラゲッジスペースはアウトドアギアが満載だ。
ただ単純なロワードフォルムではなく、シャキッと走れるように仕立て上げた足には前後ホッチキスを追加。良い意味でワゴンらしからぬ乗り味を可能にしている。ビンテックは緻密なマッチング計算で前後異形サイズを巧みに履きこなす。
シェベルワゴンにSSは存在しないが、ボンネットフードをSS用に換装してグリルにエンブレムを装着。正面から見る印象は、まさにSS。ただ見た目だけじゃなく、ハイカムやホーリーキャブ換装、ヘッドチューニングなどを加え、SSを名乗っても遜色のないパフォーマンスを持ち合わせる。
THANKS:Naoki Motor Build【ナオキモータービルド】
TEL:072-236-7300HP:http://naoki-mb.co.jp
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載
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