「主役はクルマ!」ガレージは大切な愛車を眺めて楽しむ特別なショールーム!
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アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫
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アメマガ2021年4月号
AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 04
GARAGELIFE × 1996 CHEVROLET SUBURBAN POLICEver & 1965 CHEVROLET CHEVELLE 2dr WAGON
アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 04
GARAGELIFE × 1996 CHEVROLET SUBURBAN POLICEver & 1965 CHEVROLET CHEVELLE 2dr WAGON
アメリカンガレージと言えば、工具を揃えて自分でカスタムしたりメンテナンスに勤しんだりする姿をイメージしがちである。しかし、そこはプロに任せて仕上がったクルマをジックリ眺めて楽しんだり、愛車と同じ空間で何も考えずにボーっと過ごしたりするのも悪くない。過剰にならない適度の装飾で余力を残し、“ シンプルに愛車と過ごす” をカタチにした、大人のアメリカンガレージに迫る!
スペースを埋めるのではなく余力を残して楽しむのが粋!
静岡県浜松市でアメリカンガレージライフを楽しむ鈴木さん。キッカケは以前乗っていたF‐350が大き過ぎて自宅の車庫に入らないため、ゆったりと屋内保管できるスペースを確保することに始まる。ノーマルでも大きなF‐350にリフトアップを施し、全長6m級のフルサイズトラックとなれば無理もない。ちなみにそのF‐350がピンクだったことが今のフロアにリンクしている。
自宅から徒歩圏内で土地を探していたところ、新幹線の線路沿いにちょうど良い売地を見つけて即決。どうせ建てるならアメリカの軍用施設みたいな雰囲気でと、当時アメリカから建築資材を輸入して施工を行なっていた岐阜県の「プロテック」に建物を依頼。自分でアメリカから輸入することも考えたが、後で苦労しない様にと近県で施工店を探して依頼したとのこと。当初のオーダーは愛用するフルサイズトラックと自身のコレクションである65年型シェベル2ドアワゴンをゆったり止められることだったが、どうせ建てるならあと2~3台止められるくらいの余裕をもって敷地面積一杯での施工にグレードアップ。
その甲斐あってF‐350からサバーバンへ乗り換えた際も、足代わりに愛用する軽トラも、そしてビジネスユースのアルファードも余裕で収納できる大規模アメリカンガレージとなった。その気になればフロア2階をもっと大きくすることもできたが、半円形の解放感を崩すのはもったいなく、フロアで仕切ってしまっては折角の愛車が見えないと控えめなスペースに留める辺りも大人のさじ加減。
このさじ加減は装飾物にも反映されており、一点一点アイテムを吟味して必要と判断したモノのみを厳選してアクセントとして取り入れるレイアウトへと通じる。天井の照明として採用される2と3、そして音符の様なデザインが特徴的なSのスペルはすべて大阪の看板屋さん「ピグテック」へ依頼。ガレージの雑貨はほぼ「スタッブブルー」へ依頼して、日本に在庫していない物はすべて本国から仕入れてもらったと言う。
この2つのショップに共通するのが静岡県の福田漁港で数年前から開催されているTVW。第一回から会場へ足を運ぶ鈴木さんにとって、主催者でもあるYUKIさんが営むスタッブブルーには絶大な信頼を寄せており、「ここに頼めば間違いない!」とガレージ外の多肉植物の外構アレンジメントはお任せで依頼。ピグテックはTVWで同社のブースを見てそのセンスに共感。
YUKIさんを通じて紹介してもらい、数字やスペルの照明、ストーブのヴィンテージバナーをLEDで裏側から灯すアレンジを依頼。何でもDIYでやるのも悪くないが、その筋のプロに任せることも一つの選択肢。
そんな理由もあって中途半端な知識と技術で愛車を自分でイジるくらいなら浜松から大阪まで自走で向い、プロフェッショナルな「ナオキモータービルド」にクルマイジりを委ねている。そして彼がこのガレージで何を楽しむかと言えば、何もせずに愛車を眺めながら、のんびりとフロアで寛ぐことだ。これぞまさに至福の時間である。
アメリカンな水栓柱はヨーロッパ製の物をモチーフに日本で製作されたもの。一番不人気のダークグリーンをオーダーしたのだが、ガレージの雰囲気とベストマッチ。階段下の水道はヤフオクでゲットしたレッドブルの販促用ツールをアレンジして取り付けた逸品。二階へ上がる階段の手すりには配管をアレンジし、トグルスイッチを採用するなど、一点一点にこだわりを感じる。
2階はウッドフロアに赤いソファ、ホイールの上にガラスをオーダーして製作したテーブルに大型テレビを配置して落ち着いたリビングの様な空間となり、アルミフェンス越しからは大切な愛車たちを望める。サミットなど本国のフリーペーパーにも掲載されているカスタムフレームの様なワークデスク& バケットタイプチェアもアメリカから仕入れたもの。ここで愛車を眺めながらPC でパーツを吟味している時間もまた、至福の時である。
掛川のアメリカン雑貨店KUV で購入したBUCK STOVE の看板を裏側から照らしたら良い雰囲気になるのではと、アイデアを絞らせて大阪の看板屋さん「Pig tech」へ依頼。裏側にLEDを仕込んで点灯した時は、まさに狙い通りのでき栄えだったと話す。2&3は鈴木さんの生まれた日であり、バスケをやっていた時の背番号や出席番号だったりと、自身の数字として何か縁を感じたもので、それを照明としてアレンジ。エントランスの多肉植物は夜になると絶妙な間接照明で照らされ、雰囲気を盛り立てる。
2020年型サバーバンに純正採用されるガンメタリックカラーへ全塗装を施す96年型のサバーバン。ナオキモータービルドがポリス仕様のフロントバンパーガードを在庫していたことから、一気に本格仕様へ。本国のリアルなポリスカーを再現すべく反射するデカールで装飾を施し、パトランプの点灯は年式不相応なLEDというギミックも面白く、手の込んだカスタムが満載。
ヘッドライトはコイト製のLEDユニットで日本国内仕様へとアレンジし、フロント20×8J、リア22×9J で履くラリーホイールなど、一見見過ごしがちな部分までこだわるところも粋!以前所有していたフォードF-350。ガレージフロアのピンクはF-350のボディカラーに合わせてチョイスしている。
6年前に購入したシェベル2ドアワゴン。実は以前も65年型のシェベルに乗っていたが諸事情ですぐ手放してしまい、ずっと欲していたところでペパーミントグリーンの2ドアワゴンと出会い一目惚れ。この機会を逃すと二度と出会えないかもと即決。
ツィードインテリアや純正クロームのアナログメーターなど、本国の白人たちが好みそうな仕様に惹かれ、そのスタイルを崩さない様に配慮しながらピンストライプを追加しつつ、ボトムスは90年代に流行したハイテックカスタムをモチーフにボイドの15インチをインストール。そのままじゃつまらないからとパウダーコート仕上げで履かせる辺りが確信犯!
Yoshihiro Suzukiさん
THANKS:Naoki Motor Build【ナオキモータービルド】
TEL:072-236-7300HP:http://naoki-mb.co.jp
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載
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