インパラのニュースタンダードに着目せよ!/シェベルSSのバッチは付かずとも、SSを上回る

クーペ

ビンテージ

シボレー

インパラ

シェベル

THE VINTAGE

アメマガ2021年1月号

ナオキモータービルド

1965 Chevrolet Impala
1970 Chevrolet Chevelle

THE VINTAGE ビンテージアメリカンの魅力


1965 Chevrolet Impala / 1970 Chevrolet Chevelle

フロント18インチ、リア20インチのビレットスペシャリティーズを、絶妙なロワード具合で履きこなす65年型インパラ。リアフェンダーが大きくビレットに被るシルエットは、その筋のショーでも注目の的。しかし、見た目とは裏腹に非常に乗りやすいところがこの車両の魅力。ZZ4エンジンにTH350ATの組み合わせで3速ではあるが、トルクフルでストレスフリーに街中からハイウェイまでを制覇。クラシックオートエアーの恩恵を受けて真夏でも寒いくらい冷えるエアコンや、前後ウィルウッド14インチローター&フロント6ポッド、リア4ポッドブレーキキャリパーのお蔭でブレーキのタッチはもはや欧州車レベルだ。

 

そしてもう一方は、350エンジンにヘッドチューンを施し、3速ATから強化700R4ATへ変更。ノンスリデフに強化アクスルシャフト、550hpに対応するアルミ強化プロペラシャフトを導入。デトロイトスピードアーム、スピンドル、スウェイバーのフロントに対してリアにライドテックアームを採用しハイパフォーマンス化によって伴う不安要素を見事払拭する70年型シェベル。14インチウィルウッドブレーキローターや6ポッドキャリパーもインストール済みで、走る、止まる、曲がるのすべてにおいて一切の妥協を辞さない姿勢が肝となる。ブループリント社の455hp、383エンジンへは、近日中に積み替え予定とのこと。

1965 Chevrolet Impala
魅惑のロワードフォルム、終始安定した走りの理想形

1965 Chevrolet Impala 1965 Chevrolet Impala

古いクルマゆえに何かと不安が付きまとうイメージが強いヴィンテージカー。しかしそんな不安や緊張感を払拭し、終始快適仕様に徹した欲張りな仕様が、ここで紹介するインパラだ。

フルオリジナルでもローライダーでもないインパラのニュースタンダードに着目せよ!

1958年にベルエアの上級グレードとして誕生したインパラ。1965年型はボディサイドモールディングやリアカバートリム、3連ユニットテールが装着され、モダンで斬新なデザインへと変更を受けており、年間販売台数記録80万台を超えたベストセラーモデル。また同年から4ドアのカプリスパッケージが登場し、大きな転換期を迎えている。翌年66年にはカプリスクーペが登場したことでフルサイズクーペの選択肢が増した。現在でも根強いファンが多いアメリカンビンテージカーである。

ZZ4エンジンを搭載しTH350のオートマティックトランスミッションで駆動するインパラ

ZZ4エンジンを搭載しTH350のオートマティックトランスミッションで駆動するインパラ。ヴィンテージエアーではなく、クラシックオートエアーのエアコンシステムを搭載しており、撮影時の炎天下でも寒いくらい良く冷える快適な空調システムへとアップデート。

DSC_9972 DSC_9965

トレンドに左右されないトラディッショナルな5スポークデザインのビレットスペシャリティーホイールはフロント18インチ、リア20インチ。リアフェンダーがホイールを覆う勢いで潔くロワードフォルムに徹することで65インパラのフォルム造型美を際立たせる。走りに特化した姿勢は制動力強化も抜かりなく、ウィルウッドのブレーキシステムを導入済み。

DSC_9977 DSC_9984

ステアリングはバドニックを採用。ブラックレザーのベンチはフカフカで柔らかい当時らしい座り心地で硬めの足を良い意味で補う。ビレットスペシャリティーズトゥルートラックやアルミラジエターなど、見た目にも美しい。

1970 Chevrolet Chevelle
アウトローでワイルドなシェベル丸目4灯の最終モデル

1970 Chevrolet Chevelle 1970 Chevrolet Chevelle

「いつかはシェベル!」を掲げるビンテージフリークは多く、マッスルカーシーンにおいては王道的存在感を放つシェベル。その中でも丸目4灯最終モデルの70年型は格別の味わいを持つ。

SSのバッチは付かずとも、SSを上回るハイパフォーマンスで魅了するスパルタン仕様

1963年に64年モデルとして誕生したシェベル。以降67年型まで初代モデルがリリースされ68年型から第二世代へ。70年型よりリアウィンドーとピラー形状の変更を受けて後方視界を改善。その後71年型にはアイコンだった丸目4灯から丸目2灯となる。劇中車としても度々登場しており、アウトローではトム・クルーズが、そしてワイルドスピードのドミニクが愛用していたことも記憶に新しく、それぞれ70年型の丸目4灯を起用しており、いかに70年型が特別な存在だったかを物語る。

DSC_0044

350エンジンをベースにヘッドチューンを施してホーリーキャブレターへ換装、強化700R4ATを導入するシェベル。ビンテージエアーフロントランナーにビークールアルミラジエターなどクーリング対策も万全となり、ヘダースからサイド出しのワンオフマフラーが奏でるド迫力サウンドが唸る。現在マフラーは少し控え目な物へと作り変えているとか。

DSC_0042 DSC_0222

デトロイトスピードアーム、スピンドル、スウェイバー、リアのライドテックアーム、アルミ強化プロペラシャフトに強化アクスルシャフト、ノンスリデフなど走りに徹した足回り。リムエンドのみクロームを残したビレットスペシャリティーズ18インチによる赤×黒とクロームのアクセントによるコントラストも刺激的。

DSC_0049 DSC_0060 DSC_0058

スパルコのバケットシートやB&Mシフター、ビレットスペシャリティーズのステアリングなどインテリアの造りこみもスパルタンに徹する。キッカーオーディオをスマートにインストールしている点も特筆物だ。


取材協力:ナオキモータービルド

HP:http://www.naoki-mb.co.jp/
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2021年 1月号掲載

関連記事

RELATED


インパラ=ローライダーの常識を覆すモンスター!【シボレーインパラ】

59年モデルを筆頭に、60年代前半までのインパラといえばローライダーが主流。なので世間一般的にはそっちのイメージが強い。だが、その常識を覆すモンスター級のマッスルカーがここに!

とことん普段使いで愛用するシェベルワゴン!近所の買い物からアウトドアライフまで

1969 Chevrolet Chevelle Wagon

ノーマル派もカスタム派も、狙うべき稀少モデルここにあり!

1967 Chevrolet Camaro
1966 Cadillac Deville Coupe

【1970y シボレー シェベル】セミファストバック形状のフォルムへと進化した2代目モデル

ワイルドスピードやアウトローなど、映画ではクールでタフな男の愛車として登場する1970年式シェベル。

1970年型シボレー・シェベルSSのクラシックカー改造術!快適性とパフォーマンスを追求

1970年型シボレー・シェベルSSの記事では、アイコーポレーションがレストア・カスタマイズしたクラシック・アメリカン・カーを紹介。この車は日本の高温多湿な夏のコンディションに合わせて改造され、快適性とパフォーマンスが向上した優れもの。大規模なカスタマイズにおいてベース車の選択の重要性にも触れる!

 

最新記事


2026/10/08

中学時代に遊んだ仲間がアメ車をキッカケに動き出す

バン

SUV

GMC

ハマー

子供の頃にいくら仲が良かったとしても、大人になるにつれて疎遠になるってことは珍しい話ではない。だが3人を再び結びつけたのはアメ車。とにかく今はこの共通の楽しみを満喫することで頭がいっぱいのようだ。

2026/10/05

高速走行中にエンジンが激しく振動、もしかしてミスファイアしてるかも?【デュランゴをもう一度楽しもう】

メンテナンス

コラム

1999年型のデュランゴを手放して早3年。実はその後、誌面には公に登場していなかったけど2012年型デュランゴを購入していた編集部カズ。というわけで初お披露目(?)のデュランゴだけど、エンジンチェックランプが点灯です。埼玉のスカイオートで原因を見てもらう!

2026/10/01

【1970 プリムス サテライト】落ち着いた大人が嗜む、ビンテージ・モパーマッスル

クーペ

ビンテージ

プリマス

2015年に公開されたワイルドスピード「スカイミッション」でドミニクが愛用したロードランナーのようにスパルタンにカスタムするのではなく、あえてオリジナルの良さを色濃く感じさせる仕立ての良さが際立つ、品格ある一台を紹介しよう。

2026/09/28

【WEC 富士 6時間 2026】キャデラック・コルベット・マスタング、そしてグッドイヤーが挑んだ6時間の戦い

イベントレポート

WEC富士6時間耐久レース レポート

ランキング


2021/02/10

【GMC タイフーン】モンスターSUVの異名を誇る、90年代を代表するプレミアムカー!

SUV

GMC

1992 GMC TYPHOON

2026/10/05

高速走行中にエンジンが激しく振動、もしかしてミスファイアしてるかも?【デュランゴをもう一度楽しもう】

メンテナンス

コラム

1999年型のデュランゴを手放して早3年。実はその後、誌面には公に登場していなかったけど2012年型デュランゴを購入していた編集部カズ。というわけで初お披露目(?)のデュランゴだけど、エンジンチェックランプが点灯です。埼玉のスカイオートで原因を見てもらう!

2026/09/28

【WEC 富士 6時間 2026】キャデラック・コルベット・マスタング、そしてグッドイヤーが挑んだ6時間の戦い

イベントレポート

WEC富士6時間耐久レース レポート

2026/09/21

ダッジブランド最後のラムは、ダッジ好きには希少なモデル!?【'09 ダッジ ラム ビッグホーン】

ピックアップトラック

ダッジ

足回り

2008年に第4世代にモデルチェンジしたダッジ・ラムトラックは、リア・リーフスプリングを廃止するなど劇的に乗り心地が改善されたモデル。2010年にラムはダッジから独立したブランド「Ram Trucks(ラム・トラックス)」に移り、今回の2009年型は、実質的にダッジブランド最後のラムといえる。そのモデルを6インチアップするなどフルカスタムしたのが今回のモデルだ。