69年モデルのカマロにエスパイさんのグラフティを施し独特なオーラを放つ

クーペ

ビンテージ

シボレー

カマロ

THE VINTAGE

ラットスタイル

アメマガ2021年6月号

東海カーズ

ESPY

愛知県

1969 Chevrolet Camaro

THE VINTAGE ビンテージアメリカンの魅力


街乗り&買い物用に購入したが3日で飽きた!そこで3ATから5MTに換装し走る仕様に変更

1969 Chevrolet Camaro

「クルマは走ってナンボ!」というスローガンを掲げ、クルマを所有するだけでなく走る楽しさも伝える東海カーズ。代表の細井さん、実は根っからのカマロフリークで、マイカーだけでも錆カマロを4台所有。

ラットスタイルにエスパイさんのグラフティ。唯一無二の仕様でこれぞ本当の個性と言える!

数年前からアメ車のビンテージモデルは価格が高騰中!一度上がると下落はしないので、今買わないと二度と手に入れられないかも知れない。しかも世間一般の嗜好は、走行距離が少なく、サビがなく、何ならフルノーマルという、無理難題を求める人が圧倒的に多い。だが、そんな時流を一切気にせず、愛車を好きな様にカスタムするのが、細井さんのビンテージカマロに対する姿勢と言える。

1969 Chevrolet Camaro

さてこの69年モデルのカマロ。元々は3ATを搭載しており「カマロは何台もあるからお買い物用かな…」と思っていた。だが3日で飽きてしまい、ガッツリ走れる様に5MTにコンバージョン。前から野ざらしだったこともあってラットスタイルは常に進行しているが、以前本誌で紹介したことのあるエスパイさんのグラフティを施したことで、独特すぎる近寄りがたいオーラを解き放つ。

 

「こんな見た目だけど、ショックはビルシュタインのエナペタルだし、ドリフトできる様にサイドブレーキも変更。もちろんレカロに交換し、リアシートは撤去して普段の使い勝手よりも軽さを追求。確かにボロいけど、これがサーキットでバカっ速いとウケるでしょ(爆)」と笑顔で話す細井さん。その言葉の裏には「見た目で判断しない!!」という意味が込められている。東海カーズの謳う「走ってナンボ!!」というキーワードには、そんな深い意味も込められているのだ。

_N6I3098 _N6I3080 _N6I3104_N6I3069

ドアの内張やリアシートなど、走ること以外に不要な物は徹底的に除去。それとは対照的に、走ることには徹底的にこだわる。5MTやサイドブレーキの変更。レカロシートの装着や車両のコンディションを把握するメーターを増設。ま、ラットなので大雨の後は車内に水溜りができるんだけどね…とも語る。

_N6I3033

エンジンは350のV8を搭載。ホーリーのキャブや社外バルブカバーに交換しているが、比較的ライトな仕様。注目すべきはオルタネーターやウォーターホースの新しさ。走りを司る部分には徹底的にお金を注ぎ込む。「だって走れなきゃ、錆びてるわけだしただの鉄クズでしょ?」と細井さんが語るのも一理ある。

1969 Chevrolet Camaro _N6I2987_N6I2997 _N6I3015 _N6I3002

名古屋を拠点に、服のデザインやアーティストのジャケット、さらにライブイベントも行なうESPY(エスパイ)さんによるグラフティを全面に施す。ピンポイントでなくクルマ全体をキャンバスにすることで、ラットスタイルと相まって独特の世界観を創り上げる。三つ目のキャラや独特なブルーはエスパイさんのオリジナルだ。


THANKS:東海カーズ

TEL:0533-86-8890
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 6月号掲載

最新記事


2025/07/17

家族と愛犬のために何度も考え抜いた理想の住宅

HOUSE

愛犬とのんびり暮らすために、建て替えを前提に中古物件を購入した奥村さん夫婦。その物件がアメリカンスタイルだったこともあり、建て替えデザインはアメリカンスタイルが理想。家族も増えて、間取りは二転三転しながら理想を追求していった。

2025/07/16

【1956y シェビー ベルエア コンバーチブル】2代目モデルのコンバーチブル仕様

オープン

ビンテージ

シボレー

2025/07/15

【カマロSSコンバーチブル】見た目だけのカスタムでなく運動性能も追求したカスタム

クーペ

オープン

シボレー

ビンテージカーやホットロッドなど、様々なジャンルのカスタムを手掛けるグレイスキャブ。今回紹介するカマロはエアサスを組み込みつつ、運動性能も追求したスタイルだ。

2025/07/10

GIMMIC流のスパイスでマスタングの攻撃性を助長

クーペ

フォード

ランキング


2025/07/17

家族と愛犬のために何度も考え抜いた理想の住宅

HOUSE

愛犬とのんびり暮らすために、建て替えを前提に中古物件を購入した奥村さん夫婦。その物件がアメリカンスタイルだったこともあり、建て替えデザインはアメリカンスタイルが理想。家族も増えて、間取りは二転三転しながら理想を追求していった。

2016/11/04

ワイドスモールカーという前衛的アプローチの70年代を象徴する存在 AMCペーサー

クーペ

ビンテージ

OTHER

GROOVY70’s 1975y AMC PACER【オレンジカウンティ】

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!