-アメカルにまつわるエトセトラ- #18「世界の怪獣王」

コラム

アメカルにまるわるエトセトラ

アメマガ2021年8月号

#18「世界の怪獣王」

et cetera about AMERICAN CULTURE -アメカルにまつわるエトセトラ-


et cetera about AMERICAN CULTURE -アメカルにまつわるエトセトラ-
#18「世界の怪獣王」

ずっと楽しみに待っていた「ゴジラvsコング」の公開が、新型コロナの影響で延期となってしまいました。実は今回のエトセトラのテーマは、公開の延期が決まる前に担当編集K君から提案されたもの。そこで延期が決まった後にK君からは「変更しましょうか?」と連絡をもらったのですが、悔しいのでそのまま進めさせていただきます。ということで「ゴジラ」です。

 

「ゴジラといえば日本の怪獣王、それがなんでアメカルなの?」と思う方もいらっしゃるかと。しかし、国内に収めておくには大きすぎる存在なのも「ゴジラ」なのです。でなければハリウッドで映画化なんてされませんし、米レジェンダリー・エンターテイメントの「モンスターバース」は、ゴジラを主軸に据えた怪獣映画シリーズですから、ある意味でアベンジャーズなどと同格と言っても過言ではないかと。ちなみに…'77年から2年ほどですが、マーベルから「GODZILLA KING OF THE MONSTERS」というコミックまで発行され、ゴジラはマーベルコミック誌面でアベンジャーズと共演もしていたのです。

 

ゴジラの国外での活躍は初代の頃から始まっていました。米人新聞記者の目撃譚として再編集された、その名も「Godzilla,king of THE Monsters!('56)」は、海外約50か国にて輸出上映されました。それまでのモンスター映画といえば、ストップモーションが主流でした。ストップモーションとは、人形を少しづつ動かしながら1コマごとに撮影したフィルムを連続再生するテクニックですが、手間と時間がかかるわりにミニチュアなので迫力もいまいち。対して着ぐるみのゴジラは、動きがスムーズなうえに、建造物の破壊も迫力があります。そんなわけで、瞬く間のうちにゴジラは文字通り世界の怪獣王となりました。

 

そして約40年後の'98年、「インデペンデンスデイ」などで有名なローランド・エメリッヒによって初のハリウッド映画化がなされたのですか…日本はもとより、米国での評価も残念ながら高くはありませんでした。モンスター・ムービーとして観ればそれほど悪くはないのですが、ゴジラとしてみると…。しかし、それでも「作らない」とはならないのがゴジラの牽引力なのでしょう。'14年に公開された「GODZILLA」は、フルCGながら着ぐるみをベースとしたシルエットをゴジラに与え、さらに初代ゴジラのキーパーソンであった芹沢博士まで登場させるなど万全の体制にて製作されたこともあってか、後に続く「モンスターバース」の勢いに拍車をかけることができました。

 

さて、そのモンスターバースシリーズの第4弾「ゴジラvsコング」。すでに米国では公開されているのでWEB上にはネタバレ情報がゴロゴロ…。そんなわけで一日千秋の思いで日本国内公開を待っているのです。

cap_2001

TEXT & ILLUSTRATION : JIN HATTA
アメ車マガジン 2021年 8月号掲載

最新記事


2026/10/08

中学時代に遊んだ仲間がアメ車をキッカケに動き出す

バン

SUV

GMC

ハマー

子供の頃にいくら仲が良かったとしても、大人になるにつれて疎遠になるってことは珍しい話ではない。だが3人を再び結びつけたのはアメ車。とにかく今はこの共通の楽しみを満喫することで頭がいっぱいのようだ。

2026/10/05

高速走行中にエンジンが激しく振動、もしかしてミスファイアしてるかも?【デュランゴをもう一度楽しもう】

メンテナンス

コラム

1999年型のデュランゴを手放して早3年。実はその後、誌面には公に登場していなかったけど2012年型デュランゴを購入していた編集部カズ。というわけで初お披露目(?)のデュランゴだけど、エンジンチェックランプが点灯です。埼玉のスカイオートで原因を見てもらう!

2026/10/01

【1970 プリムス サテライト】落ち着いた大人が嗜む、ビンテージ・モパーマッスル

クーペ

ビンテージ

プリマス

2015年に公開されたワイルドスピード「スカイミッション」でドミニクが愛用したロードランナーのようにスパルタンにカスタムするのではなく、あえてオリジナルの良さを色濃く感じさせる仕立ての良さが際立つ、品格ある一台を紹介しよう。

2026/09/28

【WEC 富士 6時間 2026】キャデラック・コルベット・マスタング、そしてグッドイヤーが挑んだ6時間の戦い

イベントレポート

WEC富士6時間耐久レース レポート

ランキング


2021/02/10

【GMC タイフーン】モンスターSUVの異名を誇る、90年代を代表するプレミアムカー!

SUV

GMC

1992 GMC TYPHOON

2026/10/05

高速走行中にエンジンが激しく振動、もしかしてミスファイアしてるかも?【デュランゴをもう一度楽しもう】

メンテナンス

コラム

1999年型のデュランゴを手放して早3年。実はその後、誌面には公に登場していなかったけど2012年型デュランゴを購入していた編集部カズ。というわけで初お披露目(?)のデュランゴだけど、エンジンチェックランプが点灯です。埼玉のスカイオートで原因を見てもらう!

2026/09/28

【WEC 富士 6時間 2026】キャデラック・コルベット・マスタング、そしてグッドイヤーが挑んだ6時間の戦い

イベントレポート

WEC富士6時間耐久レース レポート

2026/09/21

ダッジブランド最後のラムは、ダッジ好きには希少なモデル!?【'09 ダッジ ラム ビッグホーン】

ピックアップトラック

ダッジ

足回り

2008年に第4世代にモデルチェンジしたダッジ・ラムトラックは、リア・リーフスプリングを廃止するなど劇的に乗り心地が改善されたモデル。2010年にラムはダッジから独立したブランド「Ram Trucks(ラム・トラックス)」に移り、今回の2009年型は、実質的にダッジブランド最後のラムといえる。そのモデルを6インチアップするなどフルカスタムしたのが今回のモデルだ。