-フリースタイルで行こう- #23 イシヴァシのMOPARのある人生

コラム

アメマガ2022年5月号

フリースタイルで行こう

#23 イシヴァシのMOPARのある人生

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#23 イシヴァシのMOPARのある人生

不人気で激安だった時期にポテンシャルありきで乗って以来、その圧倒的なパフォーマンスにガチ惚れしたMopar。素直にカッコ良いとは感じられないクセのあるデザインは、慣れてくると妙に後を引く! マッスルパッケージ導入の生い立ちにしろ、当時の広告のアプローチなど、とにかくROCK、いやPUNKを感じるメイクスとしてMoparを狂信しているのです!

昔はポピュラーではなく、あまり人気のなかったMopar 440+MT ありきでプリマスばかりを乗り継いできた人生

アメ車で一番好きなモデルはセカンド・カマロ初期のRS! いわゆるサメカマでして、スタンダードではダメでRSのマスクが大好物なのです。そんなわけで、30年ほど前に初めての愛車として手に入れたのもサメカマことRSだったのです。とにかくそのルックスが好きなだけで、当時はエンジンの仕様などのメカニカルなことは全く分からないまま購入。当時はあまりにも知識がなかったので、購入前にムーンアイズのシゲさんに相談したところ、オススメの1台として紹介された個体が、自分が気になって現車確認した個体だったので購入を決意。

 

そのカマロは今考えても不満ないほどHOTなパフォーマンスを発揮し大満足。通勤にも使用するなど毎日乗っていたけど、故障や不具合は一切無かったのです。そのため、壊れやすく苦労する…と思い込んでいた友人達もアメ車に乗るようになったのです。

 

自分よりもこだわりと知識のある友人の一人が、映画『バニシングポイント』の劇中車と同じ440 R/T+ピストルグリップのマニュアル仕様のチャレンジャーを求める中、自分がカマロを買ったショップがMopar専門店(当時はMoparなんて?でしたが)だったので、オーダーでアメリカより輸入。チャレンジャーそのものには特別興味はなかったものの、7.2ℓの大排気量エンジンとマニュアルミッションを体感したくて、納車日に地元の大黒埠頭で試乗。カマロの350のパフォーマンスでも十分衝撃的でしたが、マグナム440+4速MT、そして4.11というローギアによる加速感は、恐怖を感じる異次元レベル! それを体感してしまってからは、Dレンジで踏み込むだけで容赦なくホイルスピンするカマロの350エンジンですら非力に感じてしまうのでした…。

 

そこで、440と同等のパフォーマンスを得られるようにモディファイし、ATもMTに変更する相談をしたところ、その予算でMoparならアメリカからクルマごと輸入してもお釣りが来ると教えられ、ルックスを無視して、異次元レベルのパフォーマンスをマニュアルミッションで味わいたくてMoparに乗り換えることに。そこで初めてMoparを意識する中、映画などで見て気になっていた71年型プリマスBボディをチョイス。440エンジンとマニュアルミッションであることが条件で「エアーグラバー」フードのロードランナー仕様をサテライトをベースに仕立てることに。

 

それ以降も440+マニュアルありきでプリマスばかり乗り継ぐことに。常に「不人気車」を選ぶのでかなりの低価格でマッスルの頂点的なパフォーマンスを気軽に味わえたことが1番の満足度だったのです。音楽ならPUNKだったり、食事にしてもB級好きな自分としては、クルマもカジュアルに乗れることがポイント。そんなわけで、今でもニッチな売り物件を検索してMoparオーナーに返り咲く日を夢見ているのです!


MOPAR HISTORY of ISHIBASHI

かつてはMopar はどれも不人気だったので、とにかく安価で入手できたという点が最大の魅力。クルマのデザインや仕様が独創的なだけでなく、サイケデリックなイラストによる広告イメージや、エンジニア達が独自にモディファイしたマシンでデトロイトのストリートレースでテストするほどのマッスル馬鹿揃いだったりと、PUNKスピリットを感じるのです! 440+MTありきで選りすぐりなプリマスを乗り継いできましたが、原点回帰で今は71年型GTXに憧れてます。Dodgeのセダンピックアップ、ランページは排ガス検査をクリアする費用が車両代の数倍になってしまうため登録を断念したので、ランページもいつかはリベンジしたいところ。


1970 PLYMOUTH 'CUDA CLONE


1970 PLYMOUTH 'CUDA


1971 PLYMOUTH SATELLITE 440


1982 Dodge Rampage


1968 PLYMOUTH GTX


1966 DODGE A100 PANEL


1963 PLYMOUTH BELVEDERE 440


1969 PLYMOUTH ROADRUNNER


1965 PLYMOUTH BARRACUDA


Mopar といえば、アメリカンV8 における頂点でもあるHEMI エンジンです! 特に392 に代表されるアーリーHEMI は、ホットロッド、ドラッグレースの発展にも大きく貢献した象徴! 現在の愛車のウィリスに搭載するのが夢ですが、今のところはこのGMP 製ダイキャストモデルのHEMIエンジンでもかなり幸せ!

スネークのファニーカーはベース車はプリマス・バラクーダだし、エンジンはナイトロ仕様のHEMI だし、おまけにスポンサーはHot Wheels だしで愛さずにはいられません。そしてこれはエンジンサウンド、エキゾーストのスパーク、バーンナウト~ウイリースタートまでの動き&光&サウンドをリアルに再現するホットウィールの傑作!

マッスル世代真っ只中に採用していたプリマスのアイコンであるしっぽ付きハートのデザインがイカす! そこでシルバーにてキーリングなどをジュエリー職人に制作してもらったり。

ホットロッド、ドラッグレース史に名を刻むMopar のアイコンでもあるレジェンド、ビッグ・ウィリー&トミコのデイトナチャージャーの1/18 ダイキャストモデル。映画『Two-Lane Blacktop』やパーツメーカーの広告にも登場。ストリートレースを安全に仕切るため警察を巻き込んで、現在でも活動している。

時代やキャラクターを象徴する“ハイインパクトカラー”はMopar マッスルの魅力の一つ。これは当時のディーラーで売っていた純正色のタッチアップ。ディスプレーごとなのがマニアックで素敵!

Mopar のハイパフォーマンスパーツのディビジョンのDirect Conection はロゴのデザインがいかにもで◎!レース場ではテクニカルサポートをするスタンスもMopar らしくて好き!


★石橋秀樹:アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメカルに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。


アメ車マガジン 2022年5月号掲載


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