-フリースタイルで行こう- #29 リビングスペースを彩るライトグッズ

コラム

アメマガ2022年11月号

フリースタイルで行こう

#29 リビングスペースを彩るライトグッズ

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#29 リビングスペースを彩るライトグッズ

エレクトリックな「光りモノ」にはなんだか無性に惹かれちゃう! ネオンサインをはじめアメリカ企業のストアディスプレイなどの光りモノは、アメリカ依存症にとって格好のヒーリングアイテムなのです。

アメリカ依存症にとっては、アメリカの企業関連の電飾ディスプレイは最高のヒーリングアイテムなのです。

サイズやスタイルに関係なく、とにかく電気による光りモノには無条件で反応。単純に美しいからなのか? ワクワクしたり癒されたり、とにかく魅力を感じるのです。

 

エレクトリックパレードやイルミネーションが大人気なのも、昆虫類と同様に、人間も走光性を持っているから暗闇を恐れるという説と関係しているのかも。身の回りに光りモノは無数に存在しますが、アメリカ依存症にとっては、アメリカの企業関連の電飾ストアディスプレイなどは最高のヒーリングアイテムなのです。

 

そんなわけで、最もポピュラーで象徴的なネオンサインは、国内でもアメリカンなダイナーや雑貨屋、アメ車屋などでは必ずといっていいほど採用されていたり。ネオン管は通常の電球よりも6倍ほど明るいので、夜だけでなく昼間でもキャッチーなのもポイント。

ガスの種類によるカラーバリエーションも豊富だし、ガラス管は加工して文字や絵を書けるので、ラスベガスで一気に広まったのでした。独特の光り方や、ガラス管ならではの一筆書きな表現にも味わいがあってなんとも魅力的。近年では加工しやすくコストや扱いやすさなどのメリットが大きいLEDによるネオンタイプがかなり普及していますが、ネオンの方が光り方も質感もリッチで魅力大です。

 

ちなみにLED照明は紫外線が少ないので走光性動物の反応も鈍かったりします。自分の場合、好みのジェネレーションが70~80年代なので、プラスチックを多用した3Dデザインの電飾サインがツボ。氷で冷やしたビール瓶をリアルに表現しながらも、プラスチックならではの発色やチープさがなんとも愛せます。基本的にプラスチック製品が好きですし、微妙なリアリティがTOY的で楽しい!

 

そして80年代に急激に普及した光ファイバーもたまりません。1つの光源から複数箇所の電飾が行なえる特徴を活かして、回転式の他色フィルターによって変色するギミックがお約束。単純な仕組みながらも、変色&明暗の幅が広く、アミューズメント感あり!

さらに時代のアインコンという点ではアーケードゲームも外せません。クラシックなピンボールマシンはもちろんのこと、パックマンやスペースインベーダーなどレトロな8ビットのビデオゲームは、グラフィック自体が今見るとクールだったり。ポップカルチャーとシンクロしてアパレルや雑貨でもリバイバルされたり、ゲーム機としてもポケットサイズから3/4スケールまで大量にリリースされてます。

 

中でも初期の2DでモノクロのASTEROIDSがお気に入り。ネットで見つけて脱力系ゲームが楽しめるインテリアとして即買いしたのでした。

 

ピクセルアートが楽しめるアイテムとしてはBluetoothスピーカーでもあるDivoom製品が最高。スマホと連動して世界中のユーザーが発信するグラフィックがリアルタムで楽しめるので、ずっと見てられます!また音に合わせて各部のライトが点滅するディスコライト機能付きの巨大なラジカセは、かれこれ30年以上所有。

 

カセットを聞かなくなっても光りモノとして連れ添ってまして、数年前にBluetoothにアレンジしてもらったので、オーディオとして現役活躍中!そんなわけで、この光りモノたちだけで照明を点けなくても十分明るかったりするのです。

Lava Lite(右)

サイケデリックムーブメント全盛期の60 年代にヒットして以来、現在でも超定番アイテムのラバライト。ライトの熱で液体中のワックスが溶けることでネーミングのLava(溶岩)のように対流を起こす。クラゲが浮遊するようなスローな動きと美しい光に癒されます。色やサイズも豊富で睡眠導入アイテムとしても◎。

Neon Sign / Pepsi(左)

光り方が淡いのに光量はストロングで暗いところはもちろん、明るいところでもキャッチーなネオンサイン。ガラス管ならではのレトロな風合いや彩度の高い発色っぷりがなんともアメリカン!アメリカの企業ロゴやメッセージなど大量に存在する。アメ車オーナーのガレージに一つは欲しい。IGNITEマガジンのオリジナルを作りたいと思いながらもデザインが決まらず…。

Fiber Optic Sign / Winston


光源は一つでも絶妙に着色された回転するフィルターをとして大量の光りファイバーがさまざまな光り方をするため、ラスベガス気分が味わえます! タバコメーカーのWinstonは、NHRAとNASCARのメインスポンサーとしてファンなのです。

Store Display / RCA


アメリカのストアディスプレーは一見しただけでわかるキャッチーなデザインが素敵。プラ製3Dデザインがいかにも80s!星空を表現した透明のバックボードやアンテナ部分も発光する凝った造りも◎!

Pinball Backglass / Barb Wire (Gottlieb)


モーターカルチャーなど欲しいテーマで満載のピンボールは欲しいのだらけですが、マシンは置き場に困るのでバックグラス部だけ入手して電飾化してもらった。パメラファンなので『バーブワイヤー』。レーヤーで立体的なのが素敵。

Light Up Bar Sign / Schaefer Beer


アメリカ最古のラガービールのブランドとしてのシェーファービールは国内ではマイナーですが、最近ではガレージアイテムとしてビンテージサインが流通している。これはとにかく憧れのミウラありきで入手。

Light Up Bar Sign / Miller


ビール瓶と氷の部分はプラ製品らしさ全開のトランスルーセントなのが個人的にはツボ。デザインも造りも発光っぷりもアメリカン。ファニーカーのスポンサーだったりドラフトライトをアピールした時期のもの。

Arcade1Up / Asteroids


80'sポップカルチャーがリバイバルされなか、往年のアーケードゲームを3/4スケールの家庭用としてリリースするシリーズ。シンプルな2Dグラフィックが魅力の初期の宇宙系4 種が楽しめる。外観のデザインも最高!

Arcade Light Switch

アーケードゲームのコントロールパネルを模した照明用のスイッチカバー。ジョイスティックでON/OFF、ボタンスイッチで2種のビーム音が鳴る。操作時にPOWER-UP部が点灯。アイディアもデザインも最高!

Divoom Timebox Evo/ Bluetooth speaker


ピクセルアートが楽しめるブルートゥーススピーカー。スマホと連動してアニメーションを自作できるし、世界中のユーザーの作品が反映できる優れもの! 32×32よりもこの16×16の方がそれらしくて好み。

Vela DK-990R / Personal Disco Component


再生音に合わせてライトが点滅するパーソナルディスコ?かれこれ30年以上前に雑貨屋で購入。ブルートゥース化して現役活躍中。近年マドンナやガガがMVやステージで使用したことで注目され、今ではかなりコレクタブルな存在!!

Light Up Bar Sign / Miller


トランスルーセントなプラ製によるネオン風のこのサインは本物よりもニセモノが好きな自分としてはお気に入り。本来の蛍光灯をLED化したので発色が良い。ギターの形も良いしMillerモノなのも◎!


★石橋秀樹:アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメカルに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。


アメ車マガジン 2022年11月号掲載


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