グリルの形状がシャープなフェイスのグランドチェロキーSRT

SUV

ジープ

アメマガ2022年5月号

グランドチェロキー

グランドチェロキーSRT

MOPAR LOVE

お子さんの誕生を機に愛車の見直しを余儀なくされるケースは多い。しかし、何もかも我慢を強いられて耐えるだけが美学ではない。むしろ家族も本人も満足できる選択肢こそ最良。その成功例を徹底リポート!

期待値を上回るパフォーマンス、モパーファミリーカーの大本命

MOPAR LOVE!!! 愛して止まないモパーの魅力


2017 Jeep Grand Cherokee SRT

2人目の誕生をキッカケに2ドアクーペライフを卒業

学生時代に乗ったシビックのタイプRを皮切りに、走りに徹したクルマを好んで乗り継いできたTAICHIさん。長女誕生の時にはアウディのS8を愛用しており、家族3人2ドアで近所の買い物や行楽地へのドライブをこなしてきた。そんな彼も2人目の誕生を控え、さすがにチャイルドシート2脚を2ドアクーペに設置して4人は厳しい…と、お気に入りだったが乗り換えを決意。

 

当初はラムバンやシェビーバンなどのフルサイズバンも視野に探していたが、駐車場の問題で断念。転勤族だった彼は当時住んでいた長野県では駐車場に困らなくても転勤した地で受け入れてもらえるかも大事な要素だった。その後デュランゴかグランドチェロキーにSRTグレードが存在していることを知って物件を検索。しかし物件情報サイトをいくら探してもお目当てのSRTはヒットしない。何気に地元のジープディーラーへ行けば現車が確認できるかもと立ち寄ると、ヤナセ系列で様々なブランドを扱っていたディーラーだったが3月末でジープブランドは撤退したそうで、半ば諦めかけていた矢先「SRTなら裏に一台新古車があります!」と案内されたのがこの個体だ。

グリルの形状がシャープなこの顔のSRTは、まさに彼が探し求めていた姿で「エンジンかけてみます?」と案内されて運転席に座り、その鼓動を聞いた瞬間に「コレだ!」と即決した。家族を乗せて走る時はなるべくジェントルに徹しつつも、一人で運転する時やハイウェイではSRTのハイパフォーマンスを堪能。我慢するだけのファミリーカーじゃつまらない。踏めば期待値を超えて応えてくれるSRTなら、きっと何もかもが上手くいく!

2017年型にこだわった理由がこの洗練されたフェイス。SRT専用バンパーの重厚感やデザイン性からボンネットの造型まですべてが好みだというTAICHIさん。「あえて手を加えるとしたら6.4LのV8 HEMIサウンドをより堪能できる様にマフラーを交換することくらい」と話す。子供たちが大きくなったら、ガレージ付きの邸宅に住んで、小学生の時からの憧れである67年型マスタング・クーペを所有してみたいと、よりディープなアメ車ライフを構想中だ。

グリルのサイズが小さくなり重厚感を増したバンパーデザインに一新された2017年型SRT8。6.4L V8HEMI搭載しており500hpに迫る圧巻のハイパフォーマンスは、チャレンジャーやチャージャーと同等。それでいてファミリーカーとしてもしっかり機能する点は実に優等生。

グランドチェロキーSRTの中でもモデルイヤーでデザインが異なる純正ホイール。ガンメタリックの20インチはダイヤモンドブラックのボディと相性抜群! もちろんブレンボブレーキシステムも標準装備だ。

助手席と後部座席に計2脚のチャイルドシートを完備。サンルーフが付いていて開放的なところも愛娘2人がお気に入りのポイントだ。トランクスペースにはウーファーを設置しつつもベビーカーなどの積載に困らない広大なスペースを有しており、改めてSUVの素晴らしさを実感。

OWNER:TAICHI,RIKA,MIU,NAHO


PHOTO&TEXT:石井秋良

アメ車マガジン 2022年5月号掲載


最新記事


2024/07/26

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

クーペ

フォード

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2024/07/24

アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ

クーペ

フォード

名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。

2024/07/23

仮契約までしたけどLBスタイルに惚れて変更【ダッジチャレンジャー】

クーペ

ダッジ

過去2回、LBワークスで武装したチャレンジャーに乗ってアメマガ主催イベントamZに参加したみっちさん。軽自動車が長年の愛車だった彼女が、初めてのアメ車としてチャレンジャーを手にするストーリーとは。

ランキング


2024/07/26

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

クーペ

フォード

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger