グリルの形状がシャープなフェイスのグランドチェロキーSRT

お子さんの誕生を機に愛車の見直しを余儀なくされるケースは多い。しかし、何もかも我慢を強いられて耐えるだけが美学ではない。むしろ家族も本人も満足できる選択肢こそ最良。その成功例を徹底リポート!
期待値を上回るパフォーマンス、モパーファミリーカーの大本命
MOPAR LOVE!!! 愛して止まないモパーの魅力
2017 Jeep Grand Cherokee SRT
2人目の誕生をキッカケに2ドアクーペライフを卒業
学生時代に乗ったシビックのタイプRを皮切りに、走りに徹したクルマを好んで乗り継いできたTAICHIさん。長女誕生の時にはアウディのS8を愛用しており、家族3人2ドアで近所の買い物や行楽地へのドライブをこなしてきた。そんな彼も2人目の誕生を控え、さすがにチャイルドシート2脚を2ドアクーペに設置して4人は厳しい…と、お気に入りだったが乗り換えを決意。
当初はラムバンやシェビーバンなどのフルサイズバンも視野に探していたが、駐車場の問題で断念。転勤族だった彼は当時住んでいた長野県では駐車場に困らなくても転勤した地で受け入れてもらえるかも大事な要素だった。その後デュランゴかグランドチェロキーにSRTグレードが存在していることを知って物件を検索。しかし物件情報サイトをいくら探してもお目当てのSRTはヒットしない。何気に地元のジープディーラーへ行けば現車が確認できるかもと立ち寄ると、ヤナセ系列で様々なブランドを扱っていたディーラーだったが3月末でジープブランドは撤退したそうで、半ば諦めかけていた矢先「SRTなら裏に一台新古車があります!」と案内されたのがこの個体だ。
グリルの形状がシャープなこの顔のSRTは、まさに彼が探し求めていた姿で「エンジンかけてみます?」と案内されて運転席に座り、その鼓動を聞いた瞬間に「コレだ!」と即決した。家族を乗せて走る時はなるべくジェントルに徹しつつも、一人で運転する時やハイウェイではSRTのハイパフォーマンスを堪能。我慢するだけのファミリーカーじゃつまらない。踏めば期待値を超えて応えてくれるSRTなら、きっと何もかもが上手くいく!
2017年型にこだわった理由がこの洗練されたフェイス。SRT専用バンパーの重厚感やデザイン性からボンネットの造型まですべてが好みだというTAICHIさん。「あえて手を加えるとしたら6.4LのV8 HEMIサウンドをより堪能できる様にマフラーを交換することくらい」と話す。子供たちが大きくなったら、ガレージ付きの邸宅に住んで、小学生の時からの憧れである67年型マスタング・クーペを所有してみたいと、よりディープなアメ車ライフを構想中だ。
グリルのサイズが小さくなり重厚感を増したバンパーデザインに一新された2017年型SRT8。6.4L V8HEMI搭載しており500hpに迫る圧巻のハイパフォーマンスは、チャレンジャーやチャージャーと同等。それでいてファミリーカーとしてもしっかり機能する点は実に優等生。
グランドチェロキーSRTの中でもモデルイヤーでデザインが異なる純正ホイール。ガンメタリックの20インチはダイヤモンドブラックのボディと相性抜群! もちろんブレンボブレーキシステムも標準装備だ。




助手席と後部座席に計2脚のチャイルドシートを完備。サンルーフが付いていて開放的なところも愛娘2人がお気に入りのポイントだ。トランクスペースにはウーファーを設置しつつもベビーカーなどの積載に困らない広大なスペースを有しており、改めてSUVの素晴らしさを実感。
OWNER:TAICHI,RIKA,MIU,NAHO
PHOTO&TEXT:石井秋良
最新記事

2023/09/29
アメ車と、仲間と戯れる、最高の空間を手に入れた夫婦
夫婦でそれぞれクルマを所有しているのは珍しいことではないけれど、それが共にアメ車となれば話は別。さらにガレージ、アメ車が10台以上止められる広い敷地、これはもうアメ車乗りの理想形が詰まっている!

2023/09/28
汚して使い倒してこそが、トラック(シルバラード)の正当な乗り方!
アメ車のことはまったく知らなくても、乗り出したことでどっぷりとハマるなんていうパターンはよくある。紹介する小野さんもそのひとりで、シルバラードに乗り出してからは充実したアメ車ライフを過ごしている。

2023/09/27
やっぱりGMが好きなので、迷わずシルバラードを選ぶ
それがいつのことか、どこだったのかまったく思い出せないが、街を走るアメ車の四駆を見て「カッコイイ!」と思った三河さん。その刷り込みが非常に強く残っていたことで、今にして思えばそれがアメ車ライフの始まりと言える。

2023/09/26
【グランドワゴニア / ラングラールビコン】392ciのV8を搭載する、正反対なキャラクター!
ここ数年、アメ車にもエンジンのダウンサイジング化の波が押し寄せている。だが、そんな時代の流れに抗うかのように登場した、ラングラールビコン392とグランドワゴニア。エンジンこそ同じだが、まったく異なる2台を紹介しよう。