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アメマガ2022年6月号

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2021 FORD MUSTANG SHELBY GT500

フォードで駆けろ!輝きを放つブルーオーバル


2021 FORD MUSTANG SHELBY GT500

一世一代の勝負モデルは不安をよそに速攻で買い手が決まる。

アメリカでは今、新車は上乗せされたプレミアム価格が一般的。1年以上も前から、適正価格でシェルビーGT500を探すカーボックスに、ようやく届いた車両のオファーは想定外のカーボナイズドグレーのGT500。このボディカラーは売れるのか? しかしこの機会を逃すと、GT500は当分仕入れるこは不可能。一世一代の大勝負に出たカーボックスに、朗報はまさかの展開で訪れる。

新車GT500にはノベルティグッズが付属

半導体不足の影響で、日本はもとよりアメリカでの新車製造も滞り、本国ディーラーでは売りたくてもクルマがない状況が続いている。そして、数少ない新車を求め争奪戦が始まることで、ディーラーも強気に金額を上乗せしたプレミアム価格で販売する。こうして、ただでさえ高騰しているアメ車の新車だが、さらに追い打ちを与えているのが円安だ。

 

2021年春から、シェルビーGT500の導入を模索していた広島のカーボックス。「車両さえあれば、売る自信はある。それぐらい魅力のあるクルマ」。だが、肝心の新車GT500は、前述した要因もあって価格は急騰。当初は自信のあった代表の山西さんも、この最悪ともいえる状況で仕入れることに「価格的に本当に売れるのだろうか」と、二の足を踏んでいた。そんな折、長年取引し信頼ある本国のシッパーから一本のメールが届く。「遂に見つけたぞ!プレミアだが予算内に収まるGT500を。これは間違いなく、全米で一番安い。ボディカラーはカーボナイズドグレーだ」。だが、GT500のイメージカラーといえば、レースレッドやフォードパフォーマンスブルー。

2021 FORD MUSTANG SHELBY GT500

当然、山西さんもその二色に絞っていた為、このオファーには難色を示した。しかし、メールの最後に書かれていた一文を読んで悩むことになる。「希望する装備も装着済み。しかも、GT500のノベルティグッズも揃っている」。GT500のノベルティグッズとは、新車を購入したオーナーに渡される記念品のことだが、付属されることが余り認知されていないため、ディーラーやシッパーがコッソリ拝借してしまう幻のグッズ。山西さんもグッズのことは初耳だったが、そういったグッズをしっかり用意するディーラーなら信頼できると気持ちも傾き、カリフォルニアの太陽の下で撮影されたカーボナイズドグレーのボディも「ゾクゾクするほどカッコよかった」と、仕入れを決断する。

 

1000万円を軽く超える車両を、在庫として置くことはカーボックスにとっても大きな賭け。「ネット用の写真を撮る手も震えましたよ(笑)」。グレーのボディカラーは、広島の空の下でも神々しく輝き「じっくり見てもらえればチャンスはある」と、願いを込めてネットにアップ。すると次の日、開店準備中に一本の電話が鳴る。「ネットにあるGT500はまだありますか?」。「え? 昨日の夜アップしたので、もちろんありますよ」。「良かった。じゃ、買います」。「え? いやいや、金額も金額ですから一度見てから」。「ずっとGT500のグレーを探していたんです。グッズも揃えているなんて凄いですし、雑誌でいつも取り上げられているカーボックスさんなら現車を見なくても大丈夫。だから、買わせてください」。1年以上全米中を探し仕入れで悩み、何度も深呼吸して入金のボタンを押したグレーのGT500は、こうしてあっさりと、寝て起きたら買い手が決まってしまう。

2021 FORD MUSTANG SHELBY GT500

購入した青山さんは、シェルビーGT350に乗っていた過去があり、その後欧州車に乗っていたが、アメリカンマッスルの迫力が忘れられず、新型GT500を探していたという。ボディカラーも、映画「60セカンズ」でニコラス・ケイジが乗っていたグレーのGT500に憧れてグレーだけを探していたところ、偶然カーボックスにあるのを見つけ、営業開始を待てずに速攻で電話したそうだ。

 

それぞれの話を聞くと、もしかしたら青山さんの強い思いが、カーボックスにグレーのGT500を引き寄せたのかもしれない。そんな青山さん、現車を見ることなく購入を決めた上に「ウイングの変更やサイドダクト、リアルーバーなんかも装着してください!」と依頼する豪快さ。山西さんは、「アメ車に乗る人って、良い意味で普通じゃない人が多いですね」と笑うが、そんな人が集まるのがカーボックスなのである。

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新車のGT500を購入したオーナーに必ず渡される、特別記念品。だが、ディーラーや現地業者が拝借することもあり、受け取っていないオーナーも多いとか。内容は専用工具、歴代GT500カタログなど多数。

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5.2L V8スーパーチャージャーを搭載し、公道走行認可最大スペックとなる760hpを発揮。停止状態から時速60マイル(96km/h)は、驚異の3秒半ばとなる。

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GT500にはMT仕様が設定されておらず、パドルシフト付きダイヤル型7速デュアルクラッチシステム。カーボンのインパネ、スウェードドアパネル、レカロシート、シェルビー初となる12 インチインパネクラスター、12スピーカーなど、装備もさすがのハイクオリティ。ホイールは20インチ専用フローフォーミングブラックアルミホイールで、ブレーキはブレンボとなる。


Thanks:CARBOX【カーボックス】

TEL:082-815-8448
http://www.bs-carbox.jp/
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年6月号掲載

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