二刀流の彼が愛用するトランポは、ルビコンステージから提供されたフォード・Eシリーズ!

バン

フォード

アメマガ2022年6月号

フォードで駆けろ

E150

E150XLT

ルビコンステージ

京都府

午年の彼が駆けるステージはトライアル、そしてハードエンデューロ。フラットダートはもちろん未開拓の地や過酷なコースまでを走破。まったく異なる競技をどちらも全力で挑み続ける二刀流の彼が愛用するトランポは、ルビコンステージから提供されたフォード・Eシリーズ!

世界一過酷と言われる、エルズベルグロデオに挑む!

フォードで駆けろ!輝きを放つブルーオーバル


HARD ENDURO TRIAL RIDER with FORD E-150 XLT

長距離遠征に車中泊も余裕でこなせる最高のトランポ!

フォード車と言えばマスタングにエクスプローラー、F-150に加え、最近話題のブロンコなどが挙げられる。しかしフルサイズバンに関しては、シェビーバンやラムバンのイメージが強いせいか、エコノラインやEシリーズは若干マニアックな選択肢だが、そのマニアックさがプラスに働いて個性や存在感は別格のオーラを放つ。とくにハイエースをトランポにするケースが圧倒的に多いオフロードバイク競技において、そのインパクトはかなりのものだそうで、E-150=藤原慎也のイメージはファンの間でも瞬く間に定着したそうだ。

トライアルライダーとして活動を始めた当初は7インチアップしたハイラックスのダブルキャブの荷台にバイクを乗せて各地を遠征していたが、2015年にハードエンデューロとの二刀流となったことで積載性に限界を感じてハイエースに変更。しかし以前愛用していたハイラックスに比べて個性は無くなり、誰もが当たり前にトランポとして使用するハイエースじゃやっぱり味気ないなと思っていた矢先、4輪オフロード界で活躍する京都のルビコンステージの東山氏からのサポートによって2年ほど前から愛用しているのがE-150なのだ。ちなみに東山氏との交流は、藤原さんの兄と東山氏が四駆競技を共に嗜む仲だったこともあって、藤原さんも必然的に距離感が縮まった。

 

トランポとしているE-150は2WDではあるが、リフトアップを施してトーヨー・オープンカントリーのM/Tをマウントしているため、パドックエリアまでの道中が雨でぬかるんでいたとしてもスタックすることなく安心して辿り着け、さらに横方向にワイドなフルサイズバンだけに、バイクを積んだままでもベッドスペースが確保できて遠征先での車中泊も快適だと話す。

そんな藤原さんのメイン競技は7歳から継続するトライアル競技、そして2015年からはハードエンデューロ競技にも挑戦。2014年に全日本トライアル選手権国際A級シリーズチャンピオンに輝き、翌年から日本最高峰国際A級スーパークラスライダーとして活躍しながらも、ハードエンデューロ界に挑み、2021年に開催されたG-NET全日本ハードエンデューロ選手権における特別選抜戦で優勝。どちらの競技においても日本のトップライダーとして君臨。そして2022年の6月には世界一過酷なハードエンデューロバイクイベント「レッドブル・エルズベルグロデオ」に挑戦する。かつて5名の日本人が果敢に挑むも完走したのはただ1人。日本人完走2人目を目指す。

奇しくもフォードブルーの青はボクシングでいう青コーナーの挑戦者。さらにフォードの象徴である荒野を駆け抜ける野生馬はまさにロデオ。魔よけの意味を持つ麻の葉、不二、不死、そして苗字の一部でもあり日本一の富士山にもかけた藤の花、さらには繁栄の意味をもたらす日本を代表する桜の模様を取り入れて、エルズベルグロデオ参戦のために製作された2020年モデルのGASGAS EC300と共にオーストリアへ遠征する藤原さんの完走を、アメ車マガジンとしても全力で祈願して応援したい!


FORD E-150 XLT

2002年型のE-150をベースにリフトアップを施し、265/75R16のオープンカントリーM/Tをセット。2WDらしからぬスタイリングで多少のオフロードも難なく走破。どこへ遠征に行っても辿りつける頼もしさと、広大なキャビンスペースはトランポとして抜群のパフォーマンス!

このモデルイヤーはオートクルーズが標準装備。速度を任意で設定してアクセルから足を話してステアリングを操作するだけで信号の無いハイウェイでは楽にドライブが可能。セカンドシートより後ろは広大なラゲッジスペースとなり、バイクを積み込んでも就寝スペースが余裕で確保できるところもフルサイズバンならではの魅力。


2020 GASGAS EC300

予選はハイスピードコースのフルフラットダートタイムアタックレースで、1500人の参加者から500人が決勝へ進める。一方で本線は鉄鉱山38kmを4時間で走破するコースとなり、毎年数人しか完走できない過酷を極めた難関コース。予選と本線でまったく異なるコースのため、タイヤやサスペンション、スプロケットなどを使い分けており、リンクボルトやアクスルシャフト、エンジンマウントボルトなどもスペシャルパーツを導入する。


【藤原慎也プロフィール】

1990年1月6日 兵庫県西脇市生まれ

2014年全日本トライアル選手権国際A級シリーズチャンピオン
2015年~日本最高峰国際A級スーパークラスライダーとして活躍中
2018年からトライアルバイクを多くの方に知って欲しい想いから、国際A級スーパークラスのライダーしか出場が許されない大会「City Trial Japan(シティ・トライアル・ジャパン)を毎年開催。
2015年からはハードエンデューロにも挑戦し、2021年G-NET 全日本ハードエンデューロ選手権 “特別選抜戦” という大会で見事、優勝。
2022年6月エルズベルグロデオにて日本人で2人目の完走に挑む。

メディア出演歴/
今夜くらべてみました( 日本テレビ)
笑ってコラえて!(日本テレビ)
今ちゃんの実は( 朝日放送テレビ) など。


RUBICON STAGE【ルビコンステージ】

TEL:075-748-1119
http://rubicon-stage.com/


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2022年6月号掲載


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