後悔のない人生を送るため、ずっと憧れていたマスタングの購入を決断。
たった一度の人生、後悔なく生きる。よく聞くことのある言葉だが、一度死を覚悟し生還した人の口から聞くと、その言葉の重みは全く違う。生存確率40%という大手術を乗り越えたTAKAさんは、後悔のない人生を送るため、ずっと憧れていたマスタングの購入を決断する。
生死を分ける大病を機に好きなクルマに乗ることを決断
フォードで駆けろ!輝きを放つブルーオーバル
2006 FORD MUSTANG
生かされた人生、後悔なく楽しく生きる!
「心臓の病気で倒れて緊急手術。生存確率は40%で、もし成功しても後遺症が出るのが80%と言われたんです」。絶望の宣告を医師から告げられ、正直「死を覚悟」したと言うTAKAさん。
それまでのTAKAさんは、これといった趣味も持たず、手にあるお金は酒やギャンブルに消費するなど、欲望のまま生活を送っていた。「そのツケでしょうね。でもそんな僕だけど、ありがたいことに手術も成功して、後遺症も出ませんでした。だから、一度死んだと思って、限られた残りの人生を後悔することなく本当に楽しむことに決めたんです」。
これまで達成できていない、思い残している事は何か。そう考えたときに真っ先に思い浮かんだのが、憧れのクルマ、マスタングに乗ることだ。本当は初代が欲しかったが、偶然見かけた初代ルックデザインの06年型マスタングに出会い即決。そして、大事な愛車をしっかり面倒見てくれるショップも吟味し、たどり着いたのがガレージジョーカーだ。

その後、二度目の手術をすることになるが、「退院したら思いっきりカスタムしよう」と自分を鼓舞し、言葉通り退院後にカスタムに着手。ボディがグラマラスに見えるように純正ホワイトにオールペンし、幌も張り替え。さらにエレノアボディキットを組み込み、ホイールはロケットの18インチに変更。「以前までは、クルマなんて走ればイイと言う考えで、カスタムする金があれば酒やタバコを買うって感じでした。でも節制した生活を送っていると、お金使いませんね(笑)。浮いたお金はクルマにつぎ込んでますが、次は何しよう、次の休みは何処に行こうとか、とにかく楽しい毎日です」。
酒もタバコもほどほどに。個人的にグサリと来る言葉だが、それ以上に、一度死を覚悟したTAKAさんの、「後悔なく楽しく生きる」は、本当に考えさせられる言葉。でもまずは、禁煙することが優先かもしれない…。


よりグラマラスなボディを表現しようと、ボディはフォード純正のホワイトにオールペン。それに合わせ幌も交換し、エレノアボディキットを装着。ストライプはホワイトを強調するため、あえて取り入れなかった。
ローダウンサスを組み込み、クラシカルな雰囲気を出すためロケットの18インチホイールに変更。

憧れのマスタングを購入し、信頼して整備を任せられるショップを探して辿り着いたのがガレージジョーカーだ。整備やカスタムはもちろん、日常の出来事も相談できるとして、代表の小川氏は頼りになる存在と語るTAKAさん。

OWNER:TAKAさん
大好きなクレイジーケンバンドのCDジャケットに出ていた初代マスタングに憧れ、いつかは乗りたいと思っていたTAKAさん。生存確率40%の大手術を乗り越えたことを機に、後悔のない人生を送るため念願のマスタングを7年前に購入。
Thanks:GARAGE JOKER【ガレージジョーカー】
TEL:0479-25-7740
https://www.garage-joker.com/
PHOTO&TEXT:相馬一丈
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